トップQs
タイムライン
チャット
視点
赤ひげ (2017年のテレビドラマ)
ウィキペディアから
Remove ads
『赤ひげ』(あかひげ)は、NHK BSプレミアムおよびNHK BS4Kの「BS時代劇」で2017年から断続的に放送されているテレビ時代劇ドラマのシリーズ。小石川養生所を舞台に医師「赤ひげ」と青年医師との関わり、市井の貧しい人々の姿を描く[1]。主演は船越英一郎[2]。
第1作『赤ひげ』が2017年11月3日から12月22日まで連続8回で[1][3]、またNHK総合の「土曜時代ドラマ」でも2018年9月1日から10月20日まで放送された[4]。続編となる『赤ひげ2』が2019年11月1日から12月20日まで連続8回で放送[5][6][7][8]、第3作となる『赤ひげ3』が2020年10月23日から12月4日まで連続7回で放送された[9]。第4作となる『赤ひげ4』が2022年11月4日から12月23日まで連続8回で放送された[10]。
Remove ads
製作
山本周五郎の没後50周年を機に[1]、黒澤明監督の名作映画『赤ひげ』の原作ともなった傑作短篇集『赤ひげ診療譚』を原作として、新たなキャストによって連続ドラマ化された[2]。第1作で『赤ひげ診療譚』収録の短編8編全てをドラマ化したことから、第2作以降は山本周五郎が遺した数々の小説を「移植」し原作としたオリジナル脚本によってシリーズ化されている[6][7][9]。
主演を務める船越英一郎は本作が時代劇初主演であり、過去に三船敏郎、小林桂樹、萬屋錦之介、藤田まことらの名優が演じてきた大役のオファーを受けて逡巡したものの、あえて「冒険」することを決意。過去の映像作品を繰り返し見て研究し、歴代の演技からエッセンスを抽出した上で、自身の新たなアプローチを加えていった[11]。「完全無欠な庶民のヒーロー」の印象が色濃い過去作品の「赤ひげ」に対し、自身の無力さを自覚し、自分への苛立ちが図らずも滲み出る、未熟な面も持ち合わせた魅力的な人物として、原作のテーマを尊重した上で新たに「赤ひげ」自身の成長譚としても仕立てられている[12]。トレードマークとなる「ひげ」にもこだわり、メーク担当らを交えた打ち合わせでは、加齢に伴い白いものも混じるだろう、薬品焼けもあるだろう、と意見を重ねて試作に2か月の月日を費やし、色を抑えた画質の作品に映える存在感ある赤みがかった「ひげ」に仕上げられた[11]。
シリーズ化にあたっては、時代劇作品が減少傾向にある中で「日本人の心の原風景」を描いた本作を続けることは自身の使命であり、ライフワークとしていきたいとしている[6][7][13]。
Remove ads
あらすじ
登場人物
要約
視点
主要人物(共通)
- 新出去定(にいで きょじょう)
- 演 - 船越英一郎
- 小石川養生所の医師で責任者。薬品の影響で赤茶色になった髭から「赤ひげ」と称される。
- 保本登(やすもと のぼる)
- 演 - 中村蒼
- 青年医師。長崎で蘭方医学を学び江戸へ戻ってきた。
- 天野まさを(後述)と夫婦となり所帯を持ったことでシーズン2からは日勤になり、シーズン3では訪問診療も担当している。また、養生所で唯一の既婚者のため、シーズン3第4話では赤ひげに「同じ夫として藤吉の本音を聞いてやってくれ」と頼まれている。
- 語り手も兼任。
- 津川玄三(つがわ げんぞう)
- 演 - 前田公輝
- 小石川養生所の医師。
- 竹造(たけぞう)
- 演 - 前原実
- 小石川養生所の使用人。
- 天野(あまの)まさを → 保本まさを
- 演 - 奈緒
- 天野源伯の次女。登の妻。
- お常(つね)
- 演 - 山野海
- 小石川養生所の使用人。
- お雪(ゆき)
- 演 - 真凛
- 小石川養生所の使用人。
- お光(こう)
- 演 - 久保田磨希
- 小石川養生所の使用人。
主要人物(シーズン1)
主要人物(シーズン2)
主要人物(シーズン3)
主要人物(シーズン4)
ゲスト
シーズン1
複数回登場の場合は括弧()内に表記。
- 第1回「新人医師来たる」
- 第2回「父娘(おやこ)の絆」
- 第3回「最期の告白」
- 第4回「兄貴と弟の轍(わだち)」
- 第5回「兄妹の行く末」
- 第6回「子殺しの罪」
- 第7回「後悔と恩返し」
- 最終回「妊婦の覚悟」
シーズン2
- 第1回「憎しみの果てに」
- おきぬ
- 演 - 松浦佐知子
- 第2回「優しさと嘘(うそ)と」
- 第3回「兄と弟の差」
- 第4回「最愛の妻」
- 第5回「幼なじみ」
- 第6回「わたくしです物語」
- 第7回「育ての親」
- 最終回「養生所の危機」
シーズン3
- 第1回「亡き友の娘」
- 第2回「女医の誕生」
- 第3回「親子の証」
- 第4回「女房の手」
- 第5回「津川の縁談」
- 第6回「刺された理由」
- 定吉(さだきち)
- 演 - 城桧吏
- 最終回「赤ひげの秘密」
シーズン4
Remove ads
スタッフ
- 原作(シーズン1) - 山本周五郎『赤ひげ診療譚』
- 原作(シーズン2、3) - 山本周五郎
- 脚本 - 尾崎将也、牟田桂子(シーズン2)、川﨑いづみ
- 制作統括 - 井上竜太(ホリプロ→ホリックス)(シーズン1、2、4)、津嶋敬介(ホリックス)(シーズン3)、内藤愼介(NHKエンタープライズ)(シーズン1)、小林大児(NHKエンタープライズ)(シーズン2、3)、土屋勝裕(NHK)(シーズン1)、吉永証(NHK)(シーズン2)、磯智明(NHK)(シーズン3)、山本敏彦(NHKエンタープライズ)(シーズン4)、落合将(NHK)(シーズン4)
- プロデューサー - 大健裕介
- 演出 - 深川栄洋(シーズン1)、猪原達三(シーズン2、3、4)、後藤孝太郎(シーズン1、2)、皆川智之
- 制作 - NHKエンタープライズ
- 制作・著作 - NHK、ホリプロ
放送日程
- 赤ひげ(シーズン1)
- 土曜時代ドラマ
- 第4回は4分遅れで放送(18:09 - 18:47)。
- 第5回は2分遅れで放送(18:07 - 18:45)。
- 赤ひげ2(シーズン2)
- 赤ひげ3(シーズン3)
- 赤ひげ4(シーズン4)
Remove ads
関連商品
- DVD
- 赤ひげ DVD-BOX(2018年2月23日、NHKエンタープライズ、22919AA)
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads