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林与一

日本の俳優 (1942-) ウィキペディアから

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林 与一(はやし よいち、1942年昭和17年〉2月14日 - )は、日本俳優、元歌舞伎役者タレントである。名は旧漢字表記で林 與一。日本舞踊「林流」の宗家でもある。

概要 はやし よいち 林 与一, 本名 ...

大阪府出身。1964年東宝に入社。

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来歴

曾祖父は大阪の歌舞伎役者初代中村鴈治郎、祖父も歌舞伎役者の二代目林又一郎で、父の林敏夫(1915年 - 1945年)は、四代目坂田藤十郎中村玉緒とは従兄弟の関係にあたり一時は歌舞伎役者として活動していた。母は映画女優の北見禮子(1915年 - 2007年)、女優の樋田慶子は母方の従姉である。また戦前・戦後を通じ「稀代の二枚目俳優」として人気だった長谷川一夫(林長二郎)は義理の大叔父にあたり、一時弟子入りしていた。

1958年大阪歌舞伎座初舞台。1964年NHK大河ドラマ赤穂浪士』では、ニヒルな浪人堀田隼人を好演し、一躍スターダムにのし上がる [2]。以後、数多くの映画やテレビドラマで主役を務め、1972年のテレビ時代劇必殺仕掛人』では緒形拳とダブル主演を果たし、舞台では美空ひばりの相手役を10作品以上こなすなど時代劇スターとしてさまざまな作品で活躍。その見事な殺陣と甘いマスクを活かし、主人公を追い詰める敵役や女心をもてあそぶ色悪を演じる場合も少なくない。

1977年には、女優歌手小川知子と結婚するも後に離婚した。1988年に再婚し4子を儲けている。1994年第20回菊田一夫演劇賞受賞。2007年には、自宅のリフォームを巡るトラブルをネタにワイドショーの寵児となった。

2013年に、第22回日本映画批評家大賞ゴールデン・グローリー賞を受賞した[3]

2024年に、第45回松尾芸能賞功労賞を受賞した[4]

2025年に、第50回菊田一夫演劇賞を受賞した[5]

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人物

  • 林流は、与一の祖父・又一郎が1951年に創始した。その死後、与一が二代目家元を継ぎ、その後は花柳楽瞠の長男・林啓二が三代目を継承。与一は宗家となった。
  • 笑っていいとも!』の「身内自慢コンテスト」に推薦人として参加したことがある。しかし番組スタッフは林だと気づかずにオーディションを進めてしまったが、本番で登場した時にコーナー司会をしていた関根勤に「あれ?林与一さんですか?」と気づいてもらえた。後日『笑っていいとも!増刊号』で「林与一さん大変失礼いたしました」と謝罪しオーディションの模様が放送された。ちなみに林は同コーナーで、知り合いの松平健似のインド人を紹介した。
  • 林が潔癖症であることから、関根勤が出演していたラジオ番組『コサキンDEワァオ!』で関根やリスナーから長年の間、ネタにされていた。
  • 生まれ変わったら「女性」になりたいと発言している。家庭では家事・洗濯・アイロンがけなどを自らこなし、TVで紹介される占いは早朝、深夜でも見ている。また一人でディズニーランドへ行ったり、「ケーキが食べたいな」と思えば電車で20分かけて食べに行くほど、感覚が乙女であると自覚している。
  • Twitterも始めており、ファンと交流を深めるなど気さくなところを見せる他、牛丼カップ麺など庶民的な食事をとる様子もたびたびアップしている。
  • 昭和20年から5年間、岡山県勝田郡勝田町真壁に疎開していた。
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出演

要約
視点

映画

Thumb
映画 『鼠小僧次郎吉』 (1965年、三隅研次監督)より。右が林与一。左は姿美千子
  • 七人若衆誕生(1958年、松竹) - 信光
  • 落花剣光録(1958年、松竹) - 八弥
  • 朝やけ雲の決闘(1959年、松竹) - 小姓
  • 青葉城の鬼(1962年、大映) - 伊達綱宗
  • 怪談(1965年、東宝) - 源義経
  • 鼠小僧次郎吉(1965年、大映) - 鼠小僧
  • 新蛇姫様 お島千太郎(1965年、東映) - 千太郎
  • 小判鮫 お役者仁義(1966年、東映) - 闇太郎
  • のれん一代 女侠(1966年、東映) - 堀江伸次
  • 美空ひばり・森進一の花と涙と炎(1970年、松竹) - 高山浩
  • おいろけコミック 不思議な仲間(1970年、東宝) - 和田清助
  • 奇妙な仲間 おいろけ道中(1970年、東宝) - 加賀雄一
  • 子連れ狼 親の心子の心(1972年、東宝) - 柳生軍兵衛
  • 必殺仕掛人 梅安蟻地獄(1973年、松竹) - 小杉十五郎
  • 必殺仕掛人 春雪仕掛針(1974年、松竹) - 小杉十五郎
  • 京都、夏(2013年、SKELETON FILMS) - 中村重三
  • 京都、早春(2014年、SKELETON FILMS) - 楠田健一
  • 桜島早春(2015年、SKELETON FILMS) - 有村隆
  • モリのいる場所(2018年、日活) - 昭和天皇 役
  • 残照のかなたに(2022年) - 老作家 役
  • むじな峠(2024年、エムエフピクチャーズ) - 主演・円真[6]
  • シンペイ〜歌こそすべて(2025年、シネメディア) - 山田本家当主 役[7]

テレビドラマ

バラエティ

ほか多数

舞台

  • お吟さま(1957年5月、千日前歌舞伎座) - 長老の娘に扮する役者
  • 放浪記(1961年10月20日 - 12月8日、芸術座) - 香取恭助 役
  • 放浪記(1962年1月2日 - 15日、名鉄ホール) - 香取恭助 役
  • 放浪記(1962年2月2日 - 2月25日、梅田コマ劇場) - 香取恭助 役
  • 放浪記(1962年3月1日 - 5月27日、芸術座) - 香取恭助 役
  • 放浪記(1990年9月1日 - 12月27日、芸術座) - 香取恭助 役
  • 新生松竹新喜劇 錦秋公演(1995年11月3日 - 11月26日、中座) - 亀屋若旦那伊之助
  • 宴会泥棒〜残りの人生もあなたと〜(2004年10月29日 - 11月7日、博品館劇場) - レオニーダ・パパガットー 役
  • 花の元禄後始末ー紀伊国屋文左衛門の妻ー(2009年8月14日 - 30日、三越劇場) - 紀伊国屋文左衛門 役
  • 宴会泥棒〜残りの人生もあなたと〜(2012年10月31日 - 11月2日、亀戸・カメリアホール) - レオニーダ・パパガットー 役
  • 笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜(2014年11月6日 - 28日、博多座) - 桂春團治
  • 笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜(2014年12月3日 - 25日、新橋演舞場) - 桂春團治 役
  • おたふく物語(2016年9月1日 - 25日、明治座) - 島崎来助 役 [9]
  • おたふく物語(2016年10月5日 - 27日、博多座) - 島崎来助 役
  • 笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜(2016年11月4日 - 25日、大阪松竹座) - 桂春團治 役
  • 鬼吉喧嘩状(2017年5月3日 - 5月22日、大阪新歌舞伎座) - 清水次郎長 役
  • 芸能生活55周年記念 舟木一夫 特別公演(2017年12月2日 - 24日、新橋演舞場) - 吉良上野介
  • 御園座新劇場開場記念 舟木一夫特別公演 〜清水次郎長外伝・鬼吉喧嘩状〜 (2018年7月5日 - 24日、御園座) - 清水次郎長
  • 御園座新劇場開場記念 コロッケ特別公演 〜日本一!尾張の賑わい殿様〜 (2018年11月2日 - 24日、御園座) - 徳川吉宗
  • 笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜(2019年5月3日 - 26日、大阪松竹座) - 桂春團治 役
  • 笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜(2019年7月3日 - 27日、新橋演舞場) - 桂春團治 役
  • 喜劇 道頓堀ものがたり(2019年10月12日 - 11月5日、南座) - 尾野川延十郎 役
  • 大阪ぎらい物語(2021年3月3日 - 3月21日、博多座) - 叔父忠平 役
  • 雪間草-利休の娘お吟-(2024年11月8日 - 2025年1月12日〈予定〉、三越劇場 他) - 千利休[10]

吹き替え

レコード・CD

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脚注

外部リンク

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