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長篇怪獣映画ウルトラマン
1967年公開の日本映画(ウルトラシリーズ) ウィキペディアから
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『長篇怪獣映画 ウルトラマン』(ちょうへんかいじゅうえいが ウルトラマン)は、1967年7月22日に公開された日本の映画作品。ウルトラシリーズ初の映画作品である。カラー、シネマスコープ、75分。
キャッチコピーは「シュワーッ! ぼくらの味方ウルトラマン! 怪獣どもをやっつけろ!」。
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概要
特撮テレビ番組『ウルトラマン』の放送終了後に公開された劇場版[1]。権利問題の関係からか、テレビシリーズのうち、円谷一が監督を務めた第1話、第8話、第26話、第27話をオムニバス形式に再編集した作品で[2][1][3][4][5]、ナレーションの変更[注釈 1]などはあるものの新規撮影シーンはなく、オープニングタイトルもテレビ版の素材をそのまま使用している[注釈 2]。フィルムは、16ミリフィルムから35ミリフィルムへブローアップしている[1]。
第1話のウルトラマンとベムラーの戦いは大幅にカットされてその部分が予告編に使用され、劇中では科学特捜隊が倒したような演出がなされた[1][4]。その点を除けば、物語に変更はない[注釈 3]。
内容こそテレビ版の再編集版であるものの、公開当時はカラーテレビの普及率がまだ低く、『ウルトラマン』の放送を白黒テレビで見ていた多くの子供たちの間では、カラー映像でウルトラマンとウルトラ怪獣の対決シーンを見られることから人気を博した[2][1][5]。それに先駆け、予告編でも「ウルトラマンをカラーで見よう!!」と子供たちを煽っていた上、ウルトラマンのスーツアクターを古谷敏が担当していることを「ウルトラマン 古谷敏」と大きく表記していた[6][注釈 4]。
本編での新撮はないが、予告編ではフジ・アキコ隊員役の桜井浩子が私服姿で通行人たちにインタビューする模様が新撮された[5]。また、番組終了後に科学特捜隊メンバー5人のスチール特写も撮り下ろされ、ポスターなどの宣伝用に使用されている[2][1][7][4][5]。この特写では、流星バッジはネクタイピンで代用している[7]。
本作品のポスターに写っているピグモンの写真は、ガラモンの写真を使用している[8]。一方、チャンドラーはペギラの写真を加工したものを使用している。ポスターでは、俳優陣とともにウルトラマンと怪獣たちの名前も記載されている[1]。
1980年代に『ウルトラマン』がビデオ化された際には第1話のみそのカットバージョンを流用しているが、2005年にDVD化された際にはそのカット部分を継ぎ足してオリジナルが復活している。
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登場怪獣
キャスト
- ムラマツ隊長 - 小林昭二
- ハヤタ隊員 - 黒部進
- フジ・アキコ隊員 - 桜井浩子
- イデ隊員 - 二瓶正也
- アラシ隊員 - 石井伊吉
- ホシノ・イサム少年 - 津沢彰秀
- 松井所員 - 松本朝夫
- 鈴木治(怪獣殿下) - 稲吉千春
- 鈴木リエ子(治の母) - 布地由起江
- ヒロシ(治の友達) - 加藤勉
- 中谷教授 - 富田浩太郎
- ナレーター - 浦野光
スーツアクター
スタッフ
主題歌
同時上映
映像ソフト化
- 2006年9月13日にウルトラシリーズ40周年と『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の公開を記念し、DVDが発売された[10]。
- ウルトラシリーズ45周年を記念した「ウルトラシリーズ45周年記念 メモリアルムービーコレクション 1966-1984 DVD-BOX」に収録されている[11]。
脚注
参考文献
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