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青春の光と影
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「青春の光と影」(原題: Both Sides, Now)は、ジョニ・ミッチェルが作詞作曲した楽曲。ジュディ・コリンズによって最初にレコーディングされ、以後多くのミュージシャンにカバーされた。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)では171位にランクされている[3]。
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概要
1967年3月、ミッチェルは飛行機の中で「青春の光と影」を書き上げた。「I've looked at clouds from both sides now」という歌詞はソール・ベローの小説『雨の王ヘンダソン(Henderson the Rain King)』から来ている。彼女は次のように述べている[4][5]。
私は飛行機でソール・ベローの『雨の王ヘンダソン』を読んでいた。本の初めで雨の王ヘンダソンもちょうど飛行機に乗っていた。彼はアフリカに向かう途中で、下に広がる雲を眺めていた。私は本を置き、同じように窓の外の雲を見た。それからすぐさま曲を書き始めたの。その時にはこの曲が有名になるなんて全く分からなかった。
1967年10月発売のジュディ・コリンズのアルバム『Wildflowers』に初めて収録された。その1年後の1968年10月にシングルカットされ、コリンズのバージョンは12月21日付のビルボード・Hot 100で8位を記録した[6]。ビルボードのイージーリスニング・チャートで3位、カナダRPMチャートで6位、イギリスで14位を記録した。B面はサンディ・デニーが書いた「時の流れを誰が知る」。
文化放送『ユア・ヒット・パレード』では1969年度の年間1位[7]を記録。
彼女のバージョンは1969年2月公開のアメリカ映画『Changes』(邦題:青春の光と影)に使用された[8]。
ミッチェル本人が歌ったものは1969年5月1日発売のアルバム『青春の光と影( Clouds )』に収められている[9]。1974年発売のライブ・アルバム『マイルズ・オブ・アイルズ』にライブ・バージョンが、2000年発売のアルバム『ある愛の考察~青春の光と影(Both Sides Now)』に再録音バージョンが収録されている。また、1974年4月22日にロンドンのニュー・ヴィクトリア・シアターで演奏したときの映像がBBCの番組『The Old Grey Whistle Test』で放映された[10]。
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その他のカバー・バージョン
- 1968年
- ハーパース・ビザール - シングル。
- アン・マレー - 『What About Me』に収録。
- クロディーヌ・ロンジェ - 『Colours』に収録[11]。
- フランク・シナトラ - 『Cycles』に収録。
- ディオン - 『Dion』に収録。
- オズモンド・ブラザーズ - 『The Wonderful World of The Osmond Brothers』に収録。
- レナード・ニモイ - 『The Way I Feel』に収録。
- ロバート・グーレ - 『Both Sides Now』に収録。
- デイヴィ・グレアム - 『Large as Life and Twice as Natural』に収録。
- 1969年
- ナナ・ムスクーリ - 『Dans Le Soleil Et Dans Le Vent』にフランス語バージョン「Je N'ai Rien Appris」を収録[12]。
- ビング・クロスビー - 『Hey Jude/Hey Bing!』に収録。
- ジミー・ロジャース - 『The Windmills of Your Mind』に収録。
- ニール・ダイアモンド - 『Touching You, Touching Me』に収録。
- オリヴァー - 『Good Morning Starshine』に収録。
- スキータ・デイヴィス - 『"maryfrances"』に収録[13]。
- ガボール・ザボ - 『1969』に収録。
- 1970年
- シラ・ブラック - 『Sweet Inspiration』に収録。
- マリー・ラフォレ - 『Marie Laforêt Vol. VII』にフランス語バージョン「Je N'ai Rien Appris」を収録[14]。
- グレン・キャンベル - 『Try a Little Kindness』に収録。
- ウィリー・ネルソン - 『Both Sides Now』に収録。
- ヒュー・マセケラ - 『Reconstruction』に収録。
- スタン・ゲッツ - 『Marrakesh Express』に収録。
- ディジー・ガレスピー - 『Cornucopia』に収録。
- 1971年以降
- ザ・タイガース-『フィナーレ』(1971年)に収録。
- トム・クレイ - 『What the World Needs Now Is Love』(1971年)に収録[15]。
- クレオ・レーン - 『Feel the Warm』(1972年)に収録。
- 井口典子&ヤング101 - 『ステージ101/赤い屋根の家』(1972年)に収録。
- カーチャ・エプシュタイン - 『Katja』(1973年)にドイツ語バージョン「Beide Seiten」を収録[16]。
- ジム・ネイバース - 『The Twelfth of Never』(1973年)に収録。
- パット・マルティーノ - 『Consciousness』(1974年)に収録。
- フェアポート・コンヴェンション - 『Moat on the Ledge: Live at Broughton Castle, August '81』(1982年)に収録。
- ホール - 『Pretty on the Inside』(1991年)に収録。
- 原田知世 - 『カコ』(1994年)に収録。
- b-flower - 『Clover Chronicles I』(1994年)に収録。
- パット・マルティーノ - 『光と影のギタリズム!』(1997年)に、カサンドラ・ウィルソンのボーカルをフィーチャーした録音を収録[17]。
- ダイアン・リーヴス - 『Quiet After the Storm』(1994年)に収録。
- アン・サリー - 『Voyage』(2001年)に収録。
- 村上ゆき - 『Both sides, now〜青春の光と影』(2004年)に収録[18]。
- メリー・ホプキン - 『Live at Royal Festival Hall 1972』(2005年)に収録。録音は1972年[19]。
- ドリー・パートン - 『Those Were the Days』(2005年)に収録。ロンダ・ヴィンセント、ジュディ・コリンズと共に歌っている。
- ヘイリー・ウェステンラ - 『Odyssey』(2005年)に収録。
- ハービー・ハンコック - 『リヴァー〜ジョニ・ミッチェルへのオマージュ』(2007年)に収録。
- ポール・アンカ - 『Classic Songs, My Way』(2007年)に収録。
- ジョン・バロウマン - 『Music Music Music』(2008年)に収録。
- ティナ・アリーナ - 『Songs of Love & Loss 2』(2008年)に収録。
- レイチェル・ヤマガタ - コンピレーション・アルバム『The Village: A Celebration of the Music of Greenwich Village』(2009年)に収録。
- 早川えみ - 『Twilight in Jazz』(2009年)に収録。
- やもり - 『あなたと歌おう』(2010年)に収録。
- カーリー・レイ・ジェプセン - 「コール・ミー・メイビー」(2011年)に収録。
- スーザン・ボイル - 『誰かが私を見つめている』(2011年)に収録。
- メラニー・チズム - 『Stages』(2012年)に収録。
- 羊毛とおはな - 『LIVE IN LIVING '13』(2013年)に収録。
- エミリア・ジョーンズ -『コーダ あいのうた』オリジナル・サウンドトラック(2021年)に収録。
- 原田知世 - 『恋愛小説4 〜音楽飛行』(2023年)に収録。
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脚注
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