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鴨乃橋ロンの禁断推理
日本の漫画作品 ウィキペディアから
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『鴨乃橋ロンの禁断推理』(かものはしロンのきんだんすいり)は、天野明による日本の漫画作品。『少年ジャンプ+』(集英社)にて、2020年10月11日より2025年7月6日まで連載[2][3]。天野が週刊連載を行うのは約8年ぶりで、『家庭教師ヒットマンREBORN!』以来となる[2]。
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あらすじ
探偵養成学校BLUEで将来を有望視されながら、自覚なしで犯人を自殺に追い込むという、探偵として致命的な欠陥を抱え、探偵行為を禁止されていた鴨乃橋ロン。しかし、捜査一課の刑事・一色都々丸と知り合ったロンは、彼とコンビを組んで再び推理を再開する。
登場人物
声の項はテレビアニメ版の声優。
- 鴨乃橋 ロン(かものはし ロン)
- 声 - 阿座上洋平[6]
- 本作の主人公[7]。探偵養成学校BLUE出開校以来の天才と呼ばれていたが[1]、推理後、記憶・自覚なしに犯人を自殺に追い込むことがわかり、BLUEから探偵の資格を剥奪される[8]。
- 一色 都々丸(いっしき ととまる) / トト[8]
- 声 - 榎木淳弥[6]
- 警視庁捜査一課の刑事[8]。純粋で熱い心を持っているが抜けている[9]。
- 声優の村瀬歩は好きな登場人物に一色都々丸を挙げている[10]。村瀬によると、「情けなくて頼りないが一生懸命成長していく都々丸の姿」より「天野明イズム」を感じられるキャラクターである[10]。
- 雨宮(あまみや)
- 声 - 日笠陽子[11]
- トトの上司[12]。性格はやや荒め[11]。
- 声優のニーコは好きな登場人物に雨宮を挙げている[10]。ニーコによると、「クールなビジュアルながら、ロンの前では乙女のようになるギャップ」が魅力のキャラクターである[10]。
- シュピッツ・ファイア
- 声 - 八代拓[11]
- 探偵養成学校・BLUEの追跡学の教官[11]。
- 当初は、探偵資格を失ったはずのロンが探偵まがいのことをしているのを知り、その現場を突き止めBLUEに報告しようと考えていた。しかし本当の目的は行方不明になった家族を探すため、その謎を解いてもらおうとロンに接触を計る。根は素直だが、当初の理由でロンからの信用がなく断られそうになる。ただその間に入ったトトの一声もあり、依頼を受けてもらえることになった。[要出典]以降、ロンやトトの協力者となる[12]。
- 翡翠 臣疾(かわせみ おみと)
- 声 - 福山潤[13]
- 敏腕刑事[13]。殺人事件の検挙数が全国でトップとなるほどの実力の持ち主[13]。雨宮とはライバルのような間柄[14]。当初はロンやトトを馬鹿にしていたが、ある事件を機に彼らをライバルとして認める。[要出典]
- 卯咲 もふ(うさき もふ)
- 声 - 東山奈央[13]
- 脳神経外科医[13]。腕前は天才的だが[13]、不器用で身体中のあちこちに包帯を巻いている[14]。
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作風
単行本第4巻に推薦コメントを寄せた作家の有栖川有栖によると、本作は「面白い本格ミステリ」[15]。単行本第4巻の時点で「ユニークな名探偵が活躍するサスペンスもの」と思わせる内容だが、「あの手この手の仕掛けで楽しませてくれるガチの本格ミステリ漫画」である[15]。
ミステリー作家の相沢沙呼は、本作は「テンポよく次々と事件が発生し、外連味溢れるトリックと、犯人特定のためのロジックは切れ味抜群」の「新時代の本格ミステリ漫画」だという[1]。話については「軽妙に織り込まれるコミカルなシーンの狭間にも数多くの手がかりが隠されていて、まったく油断ならない」展開と話している[1]。
反響・評価
単行本の累計発行部数は2022年11月時点で50万部を突破している[集 1]。2021年には「次にくるマンガ大賞 2021」Webマンガ部門にて14位を獲得した[16]。
連載が開始されると、インターネット上では盛り上がりを見せた[17]。読者からは「面白い」という意見や天野の細かく描き込まれた作画が好評であった[17]。ライターのふくだりょうこによると、第2巻まで発売された時点で「謎解きとしては、いまはサクッと終わっている事件が多い印象」だが、「ポップでテンポの良い物語」となっている[18]。
書誌情報
- 天野明『鴨乃橋ロンの禁断推理』集英社〈ジャンプ コミックス〉、既刊17巻(2025年6月4日現在)
- 2021年2月4日発売[9][集 2]、ISBN 978-4-08-882564-9
- 2021年4月30日発売[集 3]、ISBN 978-4-08-882650-9
- 2021年8月4日発売[集 4]、ISBN 978-4-08-882738-4
- 2021年11月4日発売[集 5]、ISBN 978-4-08-882840-4
- 2022年2月4日発売[集 6]、ISBN 978-4-08-883021-6
- 2022年5月2日発売[集 7]、ISBN 978-4-08-883108-4
- 2022年8月4日発売[1][集 8]、ISBN 978-4-08-883207-4
- 2022年11月4日発売[集 1]、ISBN 978-4-08-883298-2
- 2023年1月4日発売[集 9]、ISBN 978-4-08-883351-4
- 2023年4月4日発売[集 10]、ISBN 978-4-08-883473-3
- 2023年7月4日発売[集 11]、ISBN 978-4-08-883615-7
- 2023年10月4日発売[集 12]、ISBN 978-4-08-883732-1
- 2024年3月4日発売[集 13]、ISBN 978-4-08-883861-8
- 2024年6月4日発売[集 14]、ISBN 978-4-08-884120-5
- 2024年10月4日発売[集 15]、ISBN 978-4-08-884231-8
- 2025年2月4日発売[集 16]、ISBN 978-4-08-884440-4
- 2025年6月4日発売[集 17]、ISBN 978-4-08-884553-1
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テレビアニメ
要約
視点
2022年12月18日、「ジャンプフェスタ2023」にてアニメ化が発表された[7][10]。1st Seasonは2023年10月から12月までTOKYO MXほかにて放送された[4]。
2nd Seasonは2024年10月から12月まで放送された[19]。
キャスティング
主人公・鴨乃橋ロン役には阿座上洋平が起用された[20]。もともと阿座上は幼少期から「週刊少年ジャンプ」の愛読者であることに加え、学生時代に、天野の別作品『家庭教師ヒットマンREBORN!』のアニメ版が放送されていた[20]。阿座上はジャンプ作品に出ることを夢見ていたものの、収録に際してはプロとして楽しもうという気持ちが強かったとアニメイトタイムズとのインタビューの中で振り返っている[20]。また、一色 都々丸役に親交のあった榎木淳弥が起用されたこともそういう気持ちが強まった理由の一つとして挙げている[20]。
スタッフ
主題歌
- 「いけないfool logic」[23]
- UNISON SQUARE GARDENによる1st Seasonオープニングテーマ。作詞・作曲は田淵智也、編曲はUNISON SQUARE GARDENと伊藤翼[24]。
- 「リップシンク」[21]
- 黒子首による1st Seasonエンディングテーマ。作詞・作曲は堀胃あげは、編曲は黒子首。
- 「フィードバックを鳴らして」[25]
- ハンブレッダーズによる2nd Seasonオープニングテーマ。作詞はムツムロアキラ、作曲・編曲はハンブレッダーズ。
- 「ラビリンス」[25]
- hockrockbによる2nd Seasonエンディングテーマ。作詞・作曲は堀胃あげは、編曲はhockrockbと江渡大悟と佐藤鯨。
各話リスト
放送局
BD / DVD
Webラジオ
「『鴨乃橋ロンの禁断推理』ロンとトトの凸凹ラジオ」が2023年11月10日からYouTubeのKADOKAWA anime Channelにて阿座上洋平と榎木淳弥のパーソナリティにより配信されている[30]。
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イベント
2023年9月25日から同年10月1日まで、東京都の東急田園都市線渋谷駅にて、漫画とアニメの謎解きポスターが展開される[13]。
舞台
舞台『鴨乃橋ロンの禁断推理』が 2024年11月1日から4日まで日本青年館ホール、11月9日・10日にサンケイホールブリーゼで上演[5]。 岸本勇太と野嵜豊の二人が主演を務める[5]。 脚本・演出は川尻恵太、音楽はあらいふとしが担当[5]。略称は「鴨ステ」[31]。
キャスト
スタッフ(舞台)
脚注
外部リンク
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