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#神奈川に住んでるエルフ
日本の漫画 ウィキペディアから
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『#神奈川に住んでるエルフ』(かながわにすんでるエルフ)は、鎧田による日本の漫画作品[注釈 1][1]。2019年にTwitterやpixivなどの作者のSNSに公開され、2020年8月よりウェブコミック誌「コミックELMO」で連載されている[3]。略称は「#かなエル」[4][5]。「横浜のエルフ」と「川崎の人間」を中心に、神奈川県内で暮らすエルフの日常から「神奈川あるある」を描く[6][7]。
2023年からは神奈川新聞日曜版に『#神奈川に住んでるエルフのおさんぽ』(略称:「#かなエルさんぽ」)が掲載されている[8][9]。
2025年9月よりテレビ神奈川(tvk)の情報番組「猫のひたいほどワイド」内で実写ドラマが、同年12月にアニメ(ライトアニメ)が放送予定[10][11]。
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概要
神奈川県を舞台に、現代日本になじんで暮らすエルフたちの日常を地域ネタとファンタジー設定を交えて描くコメディ作品[12]。県内の市町村を擬人化(擬エルフ化)し[8]、それぞれの地域に根差した「あるあるネタ」や、長命なエルフの視点から描かれる人間との時間感覚のズレをコメディとして展開する[13][14]。
横浜・川崎・横須賀・相模原・茅ヶ崎・町田(東京都)などが舞台となっており、有隣堂や崎陽軒のシウマイ弁当[15]、横浜市営地下鉄ブルーライン踊場駅の猫伝説など、県内の風土や文化が多数盛り込まれている[16]。
あらすじ
かつて住処の森を焼かれたエルフたちは神奈川県内各地に移り住み、姿を隠さず普通に住んでいる[10][3]。エルフたちは、工事が終わらない横浜駅で迷いながら本を探したり、みなとみらいで買い物をしたり、町田(東京都)のオークとケンカをしたりしている[17][15]。
登場キャラクター
- 横浜のエルフ
- 声 - 小林千晃[4]
- 自己肯定感が高く、神奈川県の盟主を気取ることが多い。
- 川崎の人間
- 声 - 林勇[4]
- 普通の青年だが、エルフたちとは血縁関係にあり、エルフたちから川崎をディスられたり命を狙われたりしている[10][14]。
- 横須賀のエルフ
- マリンルックの美少年だが中身はおじいちゃん[14][18]。黒船来航を昨日のことのように話す[14]。
- 相模原のエルフ
- 造園業に従事し、草花と会話することができる[19]。愛車はいすゞ・エルフ[20]。
- 茅ヶ崎のエルフ
- イベントとBBQ好きのパーリィエルフ[18][12]
- 町田のオーク
- 町田市(東京都)の帰属を巡って言い争う[14]。
- 平塚のエルフ
- 湘南の高校に通う元ヤンキー[18][21]
- 野毛のダークエルフ
- 賭け事と酒に興じている[13]。
- 三浦のエルフ
- 双子で兄は大根農家、弟はマグロ漁師[6]。
- 足柄上郡5町のエルフ
- 5人で地元を盛り上げるために活動し、大井町のエルフは元保険外交員、中井町のエルフは酪農家[6]。
そのほか、小田原や鎌倉、藤沢のエルフ[18][12]、伊勢佐木町のダークエルフ、みなとみらいや葉山のハイエルフなどが登場する[8][9]。
漫画
単行本
連載
2023年4月から神奈川新聞日曜版で「#神奈川に住んでるエルフのおさんぽ」(略称:#かなエルさんぽ)を月1回で連載している。川崎の人間が健康のため、横浜のエルフと神奈川県内を散歩しながら、各地の名所や名物、ご当地文化を紹介する内容となっている[25]。
メディア展開
2025年8月、実写ドラマ化とTVアニメ化が発表された。いずれも、テレビ神奈川(tvk)の情報番組『猫のひたいほどワイド』内で放送される(チバテレ、テレ玉でも放送)[7][26]。
実写ドラマ
原作の世界観を踏まえつつ、原作には登場しないラジオ番組「どきどき!エルフどき!」を舞台とするオリジナルの5分枠シチュエーション・コメディ[26][27]。パーソナリティは横浜・横須賀・茅ヶ崎・相模原の各エルフ、ディレクターは川崎の人間、ADは町田のオークで、県内各地から公開生放送に取り組む設定となっている[26]。
テレビアニメ
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作者
作者の鎧田(よろいだ)は、2019年、小田原観光後の寝言「小田原のエルフ」を夫がメモしていたことをきっかけに本作を構想した[13]。同年末にTwitterやpixivでプロトタイプを投稿して反響を呼び[13][14][12]、マイクロマガジン社編集者の目に留まり、2020年8月より「コミックELMO」で連載を開始した[3][32]。
第1話は横浜駅の有隣堂を舞台に、「横浜のエルフ」と「川崎の人間」が“迷宮”のような横浜駅で英語参考書を探して彷徨い、エキニア横浜店にたどり着くという内容で、鎧田の実体験に基づいている[8][12]。舞台に有隣堂を選んだ理由について、地元大型書店との親和性や販売促進上の効果への期待があったとし、「全国チェーンみたいな顔をしている有隣堂のパワーを借りたかった」と述べている[8]。発売当日には有隣堂横浜西口コミック王国で大きく展開され、その後は同社のYouTubeチャンネル『有隣堂しか知らない世界』に“鎧”の姿で[33][34]複数回出演している[8][35]。
アーマードバトルジムでのアルバイトをきっかけに西洋の甲冑が好きになり[33][8]、サイン会やイベントなど公の場では兜(ヘルメット)を着用して登場する[36][37]。
横浜市在住だったが[8]、2023年の本作と相模原市の公式コラボ[2]を契機に2024年に相模原市へ転居した[38]。以後、原動機付き自転車のナンバープレートイラスト制作など、相模原市の魅力向上に協力している[37][39]。
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評価・話題
神奈川の地域ネタを多く取り入れたご当地作品として注目されており[7][27]、実写化・アニメ化の発表時には神奈川県知事の黒岩祐治が激励コメントを寄せたことが報じられている[27][40][31]。
脚注
関連項目
外部リンク
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