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2025年東京都議会議員選挙
2025年の東京都議会議員選挙 ウィキペディアから
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2025年東京都議会議員選挙(2025ねんとうきょうとぎかいぎいんせんきょ)は、2025年(令和7年)6月22日に執行された東京都議会の議員を選出する一般選挙である[1]。
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概要





東京都議会では、1965年に自主解散による選挙が行われた。このため、東日本大震災の被災地を除けば、統一地方選挙にて実施されない3つの都県議会の1つとなっている(他の2つは茨城県と沖縄県)。
各党は、この選挙を第27回参議院議員通常選挙の前哨戦と位置づけて臨んだ[2]。
選挙データ
- 選挙事由
- 任期満了
- 告示日
- 2025年(令和7年)6月13日
- 投票日
- 2025年(令和7年)6月22日
- キャッチコピー
- 「一票一票、東京はすすむ。」
- イメージキャラクター
- 議員定数
- 同日選挙
選挙前の動き
各党派の動き
- 自由民主党・公明党
- 自由民主党は前回2021年の都議選で比較第一党となったが、選挙前年の2024年末に会派が開催した政治資金パーティーの収入を一部の都議が「中抜き」していた疑惑が発覚。調査の結果、政治資金収支報告書に記載されていない収入額が過去5年間で3千万円前後に上ることが判明[4]。これを受け、2025年1月17日に都議会自民党は政治団体を解散する方針を表明。会派は存続[5]。
- 公明党東京都本部は2025年2月14日、自民党会派による政治資金パーティー収入の不記載問題を受け、不記載への関与の有無にかかわらず、都議選で自民候補への推薦を見送る方針を固めたと判明[6]。
- 都民ファーストの会
- 東京都知事の小池百合子が最高顧問を務める地域政党・都民ファーストの会は前回、自民党に第一党の座を明け渡す結果に終わった。今回の都議選に向けて、2024年の11月から国民民主党との選挙区調整など選挙協力について協議[7]。
- 野党
- 都議会で野党第一党の日本共産党と野党第二党の立憲民主党は、2024年東京都知事選挙で前参院議員の蓮舫を応援した勢力の再結集を図り、定数1~3の選挙区で候補者調整を実現した。都議会与党の過半数割れを狙う[8]。
- 日本共産党は現有19議席の絶対確保、議席増を目標に掲げた[9]。
- 参政党は1議席の絶対確保と2議席以上の獲得を目指した。
- その他
選挙前勢力
各会派等の構成(令和7年5月16日現在)[11]
立候補者
6月13日に告示され、42選挙区・定数127に対し1997年以降最多の295人が立候補[12]。前回から24人増。女性は前回の74人を上回る99人で過去最多を更新した。立候補者数が最も多い選挙区は世田谷区で18人。
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各政党の役員
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情勢調査
要約
視点
一貫して自民党が首位に立っているものの、前回選挙と比較して首位と次点の差が小さい傾向にある。また選挙の後半になるにつれ、国民民主党が失速し、都民ファーストの会が勢いを強めているとされた。
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選挙結果
要約
視点
都民ファーストの会は31人(推薦無所属1人を合わせると32人)が当選し、2017年以来の都議会第一党に返り咲いた。前回第一党を確保した自由民主党は「裏金問題」に加え、物価高や少子高齢化など山積する課題への政府与党の対応への不満が逆風となって直撃し、18人の当選に留まった。「裏金問題」で非公認となりながらも当選した宇田川聡史、三宅正彦と無所属で当選した青木英太の3人を選挙後に追加公認したが21議席で、2017年の23を下回る過去最低議席で大敗を喫した。「裏金問題」で非公認となった自民党系無所属候補は前述の宇田川、三宅以外に山﨑一輝が当選したが、他の3人は落選している[30]。
公明党も支持母体・創価学会本部のある新宿区で敗北したり、大田区で2人が共倒れで落選するなど19議席に留まり、1989年東京都議会議員選挙以来36年ぶりに公認候補全員当選が途切れるなど苦戦した[31][32]。国民民主党は全敗に終わった前回の選挙から一転して9人が当選し、選挙直前の不祥事やトラブルの影響を抑え都議会で初めて議席を獲得。小池都政を支える都民ファースト・自民・公明・国民民主の「都政与党」は過半数を確保した[33][34][35]。
「都政野党」では、立憲民主党が公示前勢力から5議席上積みし17議席を獲得[36]。一方で立憲と選挙協力した日本共産党は14議席と議席を減らし、都政野党第一党から陥落した[37]。立憲や社会民主党などと選挙協力した東京・生活者ネットワークは1議席を死守した。
保守系政党では、都議選初参戦となった参政党が既存政党への不信感から保守層の新たな受け皿となり3議席を獲得した[38]。日本維新の会は議席を獲得できず、1議席を保持していた都議会での勢力を失った[39]。
元広島県安芸高田市長の石丸伸二が代表を務める地域政党・再生の道は、同一選挙区に複数人を立てるなど42人と大量に候補者を擁立したが、全敗に終わる[40][41]。れいわ新選組、日本保守党、社会民主党、その他の政治団体も議席を獲得できなかった。
自民・都民ファースト系以外の無所属候補は10人が当選。自由を守る会が2人、立憲民主党など都政野党側の推薦を受けた5人、その他諸派系が3人。1人区の千代田区で、2月の区長選挙で2位と善戦した佐藤沙織里が都民ファースト現職・自民新人など6人を退けて当選したことが特筆される[42]。
党派別
地区別
当選した議員
都民ファーストの会 自由民主党 公明党 立憲民主党 日本共産党 国民民主党 参政党 東京・生活者ネットワーク 無所属
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議員動静
- 都民ファーストの会関連
- 都民ファーストの会所属だが、党公認を得ず無所属で立候補。
- 自民党関連
- 無所属で立候補。当選後に自民党が追加公認。
- 無所属関連
脚注
外部リンク
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