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青梅市
東京都の市 ウィキペディアから
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青梅市(おうめし[注釈 1])は、東京都の多摩地域北西部に位置する市。
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概要
東京都西部の西多摩地域最大の市。立川市、八王子市、町田市、多摩市と共に東京多摩地域の業務核都市の一つに指定されている[1]。1951年に市制施行。
関東山地と武蔵野台地にまたがり、中部を多摩川が東流する。中心市街地は多摩川の谷口集落で、青梅街道の宿場町(青梅宿)として発達。その後、鉄道の青梅線が通じた。古くから綿織物が盛んで、青梅縞、青梅綿として知られ、第二次世界大戦前まで夜具地を多産した。山間部では林業が盛ん。市域東部には昭和40年代に三ッ原工業団地が造成され、ハイテクノロジー関連産業の進出や市街地からの既存工場の移転が進められている。
伝統行事としてはだるま市、青梅大祭が有名。名所では金剛寺、塩船観音寺、武蔵御嶽神社、吉野梅郷があり、西部は秩父多摩甲斐国立公園に属する。1967年に始まった青梅マラソン(2月)には、海外からも含めて約1万5,000人が参加する。
地理
要約
視点
多摩川が関東山地から武蔵野台地に流れ出る扇頂部に発達した谷口集落が、青梅市街の原型である。
市域のほぼ中央を多摩川が西から東へ貫流し、北部には入間川(荒川水系)の支流である霞川と成木川が、やはり西から東へ流れている。おおむね東部の平地から西部にかけて丘陵地・山地と変化している。標高は西端の多摩川右岸にある御岳の鍋割山の1,084mが最高地点、最低地点は市域の北東に位置する成木川の両郡橋下流で103.5mである。同じく市域北東部にある加治丘陵付近には立川断層(箱根ヶ崎断層)の北端、名栗断層の南端があるとされる。この2つの断層は立川断層帯と同一に扱われることもある。
歴史的には青梅宿が青梅市のほぼ中心に位置する古くからの市街であり、現在の青梅駅周辺である。しかしながら、多摩川と永山丘陵、青梅丘陵に挟まれた青梅駅周辺はそれほど土地が広くないのに比べ、開けた扇状地にある河辺駅周辺などの青梅東部は開発が容易であり、商業地や人口の増加が進んでいる。一方、東部以外の北部、西部、南部は丘陵や山地であり、開発はあまり進んでいないが、東京都内でも有数のハイキング等の行楽地となっている。
気候
年間平均気温は約14℃。気候は太平洋岸気候と中央高地式気候が混じっており、冬は都心と比べ寒く、1月・2月の最低気温はほぼ毎日氷点下を記録する。冬場の気温は都心とは大きな開きがあり、南岸低気圧による積雪は珍しくない。2018年1月27日にはアメダス地点として観測開始された1976年12月以来の過去最低となる-9.3度を記録している。
かつて存在した市営御岳スケート場では真冬には天然の屋外スケートリンクとして知られ、氷点下20度を下回る冷え込みになることもあったという。
一方、夏は暑く、2018年7月23日には日本歴代6位、東京都内の観測地点では最も高い40.8度を記録している[2]。ただし、気象庁の統計データによると、熱帯夜の日数は少なく、2007~2017年までの10年間で熱帯夜を記録したのはわずか21日(そのうちの2009年と2016年は熱帯夜なし)で、東京都心に比べて夏の夜は過ごしやすい。
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他の自治体との関係
広域行政については後述。
隣接自治体
平成の大合併
下記の構想があったが、いずれも実現しなかった。
姉妹都市・提携都市
年月は締結時期。
国内
- 提携都市
国外
- 姉妹都市
歴史
要約
視点
年表
行政区域変遷
変遷の年表
変遷表
地名由来
諸説あるが、承平年間に平将門が市内天ヶ瀬(あまがせ)に所在する金剛寺を訪れた際、馬の鞭に使用していた梅の枝を自ら地に挿し、「我願い成就あらば栄ふべし。しからずば枯れよかし。」と願をかけたところ、見事に梅の枝は根付き結実するが、夏を過ぎても実は青いまま熟さずに、また、地に落ちることもなく枝に残ってたという将門誓いの梅の伝説によるものが広く知られている[17][18]。
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人口
人口129,996人(2025年7月1日現在。)
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青梅市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 青梅市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 青梅市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
青梅市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
昼夜間人口
2005年に夜間人口(居住者)は142,028人であるが、市外からの通勤者と通学生および居住者のうちの市内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は127,176人で、昼は夜の0.895倍の人口になる。通勤者・通学者で見ると、市内から市外へ出る通勤者33,087人、市外から市内へ入る通勤者は22,445人と通勤者では市外への通勤者が多く、また学生でも市外から市内へ入る通学生は1,799人で市内から市外に出る通学生6,009人と学生でも昼は市外へ流出する。
東京都編集『東京都の昼間人口2005』平成20年発行(148-149ページ)国勢調査では年齢不詳の者が東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳の者を含め、昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に誤差は生じる。
2040年の推計人口
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所がまとめた『地域別将来推計人口』[19]によると、青梅市は東京都、多摩地区の市部の中で最も減少率が大きく、-25.3%(増減率、2010年との比較)となった。よって2010年の人口は13.9万人だったが、2040年には10.4万人に減少すると推計している。多摩地区で最も人口が減少すると考えられているのは西多摩郡奥多摩町で、-58.6%、逆に人口が最も増えると考えられているのが稲城市で、+9.4%である。これと共に、高齢化も進むと考えられている。
高齢者の増加
2013年(平成25年)4月1日の高齢者人口は33,267人で、高齢化率は24%となっている。これは2012年(平成24年)4月1日と比較し、高齢者人口は1,696人、高齢化率は1.4%の増となる。
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地域
要約
視点
町名
青梅市では現在、全ての地域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されていない(一部地域では町界町名地番整理が実施されている)[20]。青梅市に編入された旧町村は、従来の大字を廃して町が設定され、字区域が廃止されている。その一方で、かつての字名が駅やバス停・公園などの名前になったり、1998年10月に大字青梅の字名として使われていた住江町などの地名が町名になるなどした。
青梅市役所管内
住宅団地
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行政
市役所
本庁舎は東青梅1丁目に所在[49]。市職員数は1,473人(2008年4月1日時点)。
市長
現任は大勢待利明(おおせまち としあき、2023年11月30日就任・1期目 任期満了日は2027年11月29日)。
- 歴代市長
広域行政
西多摩地域広域行政圏協議会
西多摩地域広域行政圏協議会を8市町村で構成している(他は福生市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、檜原村、奥多摩町)[50]。
公営競技
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議会
青梅市議会
→詳細は「青梅市議会」を参照
東京都議会
- 2025年東京都議会議員選挙
- 選挙区:青梅市選挙区
- 定数:1人
- 任期:2025年7月23日 - 2029年7月22日
- 投票日:2025年6月22日
- 当日有権者数:109,470人
- 投票率:40.95%
- 2021年東京都議会議員選挙
- 選挙区:青梅市選挙区
- 定数:1人
- 投票日:2021年7月4日
- 当日有権者数:112,223人
- 投票率:38.98%
- 2017年東京都議会議員選挙
- 選挙区:青梅市選挙区
- 定数:1人
- 投票日:2017年7月2日
- 当日有権者数:114,103人
- 投票率:50.82%
衆議院
- 選挙区:東京25区(青梅市、昭島市、福生市、あきる野市、羽村市、西多摩郡)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 投票日:2021年10月31日
- 当日有権者数:413,266人
- 投票率:54.90%
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公共機関
要約
視点
警察
消防
- 東京消防庁青梅消防署
- 日向和田出張所
- 長淵出張所
郵便
- 青梅郵便局
- 青梅河辺郵便局
- 青梅若草郵便局
- 御岳郵便局
- 青梅霞台郵便局
- 青梅住江町郵便局
- 青梅勝沼郵便局
- 小曽木郵便局
- 青梅上町郵便局
- 青梅新町郵便局
- 成木郵便局
- 沢井駅前郵便局
- 青梅長淵郵便局
- 青梅藤橋郵便局
- 吉野郵便局
- 青梅末広郵便局
- 二俣尾郵便局
市民センター
- 青梅市民センター(青梅市仲町→2019年4月に青梅市上町の青梅市文化交流センター内に併設)
- 長渕市民センター
- 大門市民センター
- 梅郷市民センター
- 沢井市民センター
- 小曾木市民センター
- 成木市民センター
- 東青梅市民センター
- 新町市民センター
- 河辺市民センター
- 今井市民センター
公園
出典[52]。運動グラウンドや小規模の児童遊園、私有地内の公園・緑地を除く。
※都市公園
- 永山公園(本町) - 運動場などの施設があり、花火大会や青梅産業観光まつりの会場にもなっている。
- 六万公園(東青梅)
- 早道公園(〃)
- 大塚前公園(〃)
- 中原公園(〃)
- 大塚山公園(〃)
- 城前公園(〃)
- 畑中公園(畑中)
- 畑中戸山田公園(〃)
- 末広公園(末広町)
- 大柳公園(大柳町)
- 七兵衛公園(裏宿町):健脚伝説を残すトップ今昔歴史探訪裏宿七兵衛を祀った地蔵尊があり、青梅マラソンの完走祈願に訪れるランナーも少なくない 。
- わかぐさ公園(河辺町)
- 下久保公園(〃)
- 速川公園(〃)
- 梨の木公園(〃)
- 白はけ公園(〃)
- 南白はけ公園(〃)
- 中先戸公園(〃)
- 株樹公園(師岡町)
- 道間公園(〃)
- 筑間公園(〃)
- 鳥井戸公園(野上町)
- 古井戸公園(〃)
- 城の腰公園(今井)
- 城の腰西公園(〃)
- 水窪公園(〃)
- 七日市場公園(〃)
- 原今井公園(〃)
- 塚の上公園(大門)
- 大門中原公園(〃)
- 塚の上南公園(〃)
- 霞下公園(〃)
- 大門西公園(〃)
- 霞下南公園(〃)
- 上開戸公園(〃)
- 東原公園(今寺)
- 今寺中原公園(〃)
- 二本木公園(〃)
- 神明原公園(〃)
- 東原緑地(〃)
- 西浦公園(〃)
- 常盤樹平公園(〃)
- 神明原西公園(〃)
- 常盤樹平東公園(〃)
- 細道公園(藤橋)
- 城ヶ崎公園(〃)
- 城ヶ崎東公園(〃)
- 矢端公園(〃)
- 藤橋二本木公園(〃)
- 谷津公園(根ヶ布)
- 後沢公園(〃)
- 下和田公園(和田町)
- 東平公園(千ヶ瀬町)
- 田端公園(〃)
- 平林公園(〃)
- 南平緑地(〃)
- 釜の淵公園(大柳町・駒木町):多摩川を挟んだ両岸にある公園。婦人青少年研修センターやプール(平成23年以降休場)、青梅市郷土博物館や重要文化財の旧宮崎家住宅があり、河原に降りることもできる。5月には新緑祭が催される。
- 駒木町山根公園(駒木町)
- 鳶巣川公園(長淵)
- 小山公園(〃)
- 下長淵公園(〃)
- 湯本緑地(〃)
- 若御子緑地(〃)
- 須高公園(〃)
- 下長淵緑地(〃)
- 若御子第2緑地(〃)
- 品竹公園(〃)
- 寺改戸公園(〃)
- 品竹西公園(〃)
- 新町中原公園(新町)
- 鈴法寺公園(〃)

- 大山公園(〃)
- 西間原公園(〃)
- 大井戸公園(〃)
- 富士塚公園(〃)
- 平松緑地(〃)
- 新町南公園(〃)
- 桜株公園(〃)
- 南植木外公園(〃)
- 植木内公園(〃)
- 蔵屋敷公園(〃)(かつて恐竜遊具があったが、火災で消失)
- 新田山公園(〃)
- 伝馬街道緑地(〃)
- 新町中原緑地(〃)
- 桜株広場(〃)
- 新町中原南公園(〃)
- 金丘公園(友田町)
- 浜矢場公園(日向和田)
- 宮ノ平駅前広場(〃)
- 天ヶ瀬公園(天ヶ瀬町)
- 神宮前公園(勝沼)
- 吹上しょうぶ公園(吹上)
- 小ヶ谷戸公園(〃)
- 柚木木下公園(柚木町)
- 沢井駅前広場(沢井)
- 石神前駅前広場(二俣尾)
- 杉平公園(梅郷)
- 的場公園(〃)
- 下目ノ内公園(〃)
- 下前公園(塩船)
※都市公園以外の公園

電話・通信
固定電話の市外局番は0428。
成木地区など山間部の一部では携帯電話の通話ができない。
放送
多摩ケーブルネットワーク(TCN)が営業しており、TCN内で、テレビはむら(羽村市の地域放送)も視聴できる[53]。
一部地域では中継局を経由するか、ケーブルテレビ(共聴)に加入しなければ、テレビ放送が受信できない地域もある。夏は非常に落雷が多く、停電も頻繁で、共聴テレビ放送が急に中断されることも多い。
上水道
- 日向和田浄水所
- 千ヶ瀬第二浄水所
下水道
- 下水道中継ポンプ場(日向和田、今井など)[54]
ゴミ処理
健康・福祉など
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国・都の機関
都の機関
- 東京都青梅都税支所
- 東京都西多摩保健所(平成31年に移転改築[56])
- 東京都森林事務所
- 東京都畜産試験場(東京都農林総合研究センター青梅庁舎)
- 東京都水道局水源管理事務所
- 東京都交通局早稲田自動車営業所青梅支所(都営バス)
- 東京都西多摩建設事務所
- 東京都多摩建築指導事務所建築指導第三課
- 東京都立誠明学園(児童自立支援施設)
- 東京都立青梅看護専門学校
国の機関
主な医療機関
経済
金融機関(預貯金取扱金融機関)
産業
1966年に日本住宅公団によって、羽村市にまたがる西東京工業団地が造成された。
- 製造業
- 日立製作所(マイクロデバイス事業部)
- 日立ライティング(青梅事業所)
- 小澤酒造(日本酒「澤乃井」蔵元)
- ケミコン精機(2004年7月まで本社が当市にあった日本ケミコンの子会社)
- セーラー万年筆
- カシオ計算機(青梅事業所)
- 青梅エレクトロニクス(旧カシオマイクロニクス→テラミクロス→テラプローブ青梅事業所)
- ホットマン
- 精興社
- カネク (わさび製品の製造・販売で有名)
- エネルギー関連
建設業
学校教育
認定こども園
幼稚園・幼児園
→「東京都幼稚園一覧」を参照
- 私立
- 青梅幼稚園
- 福島学園幼稚園
- 聖母幼稚園
- 第二あけぼの幼稚園
- もみの木幼児園
保育園
- 私立
- あゆみ保育園
- 今井保育園[59]
- 今寺保育園
- 青梅保育園
- 青梅梨の木保育園
- 青梅みどり第一保育園
- 青梅みどり第二保育園
- 青梅ゆりかご保育園(2023年4月、青梅ゆりかご保育園と青梅ゆりかご第二保育園を統合)
- おそき保育園(2014年4月、小曾木第一保育園と小曾木第二保育園を統合[60])
- かすみ保育園
- かすみ台第一保育園
- かすみ台第二保育園
- かすみ台第三保育園
- 河辺保育園
- 上長渕保育園
- 駒木野保育園
- 新町保育園
- 新町西保育園
- 新町東保育園
- 鈴の音保育園
- ちがせ保育園(2016年4月1日、千ヶ瀬第1保育園と千ヶ瀬第2保育園を統合)[61]。
- 友田保育園
- 長淵保育園
- 成木保育園
- 畑中保育園
- 日向和田保育園
- 二俣尾保育園
- 三田保育園
- よしの保育園
小学校
- 市立
中学校
- 市立
高等学校
特別支援学校
専修学校
- 東京都立青梅看護専門学校
- 多摩リハビリテーション学院専門学校
大学
学童保育施設
社会教育
文化施設
- 青梅市民会館:東京都青梅市上町374。1966年(昭和41年)に開館。映画や演劇など市内の文化活動の拠点となっている。建物の老朽化により2017年3月31日をもって閉館した後に建て替えられ、2019年4月に青梅市文化交流センター(愛称:ネッツたまぐーセンター)がオープンした。
- 霞共益会館
- 釜の淵市民館(2019年3月閉館)[62]。
- 御岳山ふれあいセンター
- 青梅市御岳交流センター
- 上成木ふれあいセンター(旧・青梅市立第九小学校。2013年3月31日をもって閉鎖)
- 北小曾木ふれあいセンター(旧・青梅市立第十小学校。2016年3月31日をもって閉鎖)
- 永山ふれあいセンター(旧・青梅青年の家)
- 成木の家 - 成木地区の材木を使用した憩いのための施設。
図書館
- 市立図書館(中央図書館・青梅市民センター以外は各市民センター内に併設)
- 中央図書館
- 青梅図書館(以前は中央図書館の名称だったが、河辺駅前の中央図書館に移行したため改称)
- 長淵図書館
- 成木図書館
- 大門図書館
- 東青梅図書館
- 梅郷図書館
- 新町図書館
- 沢井図書館
- 河辺図書館
- 小曾木図書館
- 今井図書館
博物館
- 青梅鉄道公園記念館
- 青梅市郷土博物館
- 青梅市吉川英治記念館
- 青梅きもの博物館
- 昭和レトロ商品博物館
- 昭和幻燈館
美術館
運動施設
交通
要約
視点
鉄道
多摩地域の他市町や東京都区部と結ぶ主たる公共交通機関はJR東日本青梅線である。『JTB時刻表』に中心駅として記載されているのは青梅駅であるが、市役所最寄りは東青梅駅、乗車人員が市内最多なのは河辺駅である。
バス
一般路線バス
市内に都営バス青梅支所と西東京バス青梅支所が設置されているほか、以下が管轄する路線バスが乗り入れている。
- 西東京バス氷川支所(所在地は奥多摩町)
- 西武バス飯能営業所(所在地は埼玉県飯能市)
- 国際興業バス飯能営業所(同上)
青梅市内の路線バスは収支状況が厳しく、毎年1億5000万円の公的支出を行っている。この支出は多摩地域において最大の支出となっている[64]。
国際興業バスのバス路線はイベント時のみ運行。
コミュニティバス
埼玉県入間市のコミュニティバスが今井地区に乗り入れている。豊岡丸大タクシー有限会社に委託。ワンボックスカーでの運行。
- 入間市内循環バス「てぃーわごん」
埼玉県飯能市のコミュニティバスが成木地区に乗り入れている。西武ハイヤー飯能営業所と国際興業バス飯能営業所に委託。ワンボックスカーでの運行。
- 飯能市乗合ワゴン「おでかけむーま号」
深夜急行バス
→「西東京バス § 深夜急行路線」を参照
道路
- C4首都圏中央連絡自動車道(圏央道)青梅IC
- 多摩新宿線 構想がある高規格道路。青梅IC付近にジャンクション計画がある。
- 東京都道5号新宿青梅線(青梅街道・千ヶ瀬バイパス)
- 東京都道・埼玉県道28号青梅飯能線(旧青梅街道、小曽木街道、成木街道)
- 東京都道29号立川青梅線(奥多摩街道、新奥多摩街道)
- 東京都道31号青梅あきる野線(秋川街道)
- 東京都道44号瑞穂富岡線(岩蔵街道)
- 東京都道45号奥多摩青梅線(吉野街道)
- 東京都道・埼玉県道53号青梅秩父線(小曽木街道、成木街道)
- 東京都道・埼玉県道63号青梅入間線(豊岡街道)
- 一般都道
市道
- 物見塚通り
- 河辺北大通り
- 若草通り
- 山根通り
- 日影林通り
主要都市とのアクセス性
環境
市域の約63%が森林であり、公園などを含めると市全体の70%以上が緑地である[65]。
梅林へのウメ輪紋ウイルス感染問題
2009年4月に日本国内で初のウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス)の感染が吉野梅郷で確認された。青梅市とその周辺地域での被害が大きく、梅などのバラ科サクラ属の樹木・苗木の移動が禁止されている。東京都以外にも愛知県・大阪府・兵庫県の一部にも被害が広がっている[66]。
路上喫煙などへの規制
2010年1月1日から、市内全域で歩行中・自転車運転中・公園・他人の管理する土地での歩行喫煙、ポイ捨て、飼い犬の糞の不始末が条例で明確に禁止された。立ち止まっての場合、携帯灰皿の使用と周囲に迷惑をかけないことの努力義務となった。違反を行った場合、2012年までに市長の中止勧告が出され、それでも従わない場合、中止命令が出されるようになる。また2010年7月1日からは、青梅駅・東青梅駅・河辺駅周辺は路上禁煙地域に指定され、静止しての喫煙は喫煙所以外禁止となった。この区域内では2012年までに、前述の禁止命令に従わない場合、過料2000円の対象となることも、青梅市ポイ捨ておよび飼い犬のふんの放置の防止ならびに路上喫煙の制限に関する条例で定められた。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所

史跡・旧跡
詳細は「青梅市の文化財」を参照。
国指定
- 旧宮崎家住宅(重要文化財)
東京都指定
青梅市指定
※特記なきは史跡
その他
観光スポット
温泉
青梅駅周辺の「昭和レトロ」と「猫の街」
青梅駅南側の市街地には、串間努の収集品などを展示する昭和レトロ商品博物館と別館の昭和幻燈館、隣接する青梅赤塚不二夫会館がある[67]。周辺商店街も1994年以降、往年の名作映画の看板を掲げ、昭和のムードを演出していた。しかし、2018年2月に看板絵師が死去して新作が制作できなくなったほか、老朽化による事故が懸念されたため、同年秋に撤去(青梅駅構内にある映画看板は2019年5月時点も展示されている)。猫を生かした町おこしに転じている[68]。
祭・イベント
市内の月間イベントの詳細はこちら [リンク切れ]。
- だるま市(1月)
- 青梅マラソン大会(2月)
- 吉野梅郷梅まつり(2月〜3月)
- 観梅市民まつり(3月中旬)
- 塩船観音つつじまつり(4月〜5月)
- 調布大祭(4月)
- 武蔵御嶽神社奉納剣道大会(4月)
- 青梅大祭(5月)
- 武蔵御嶽神社日の出祭(5月)
- 釜の淵新緑祭(5月)
- 吹上花しょうぶまつり(6月)
- 青梅市納涼花火大会(8月)
- レンゲショウマまつり(8月)
- 青梅ふれあいまつり(青梅線河辺駅周辺~青梅総合体育館など)(8月。2008-2015年にかけて開催された[69])
- OME OKTOBERFEST ~青梅オクトーバーフェスト ~ (10月。平成28年6月にドイツのホストタウンとして登録されたのをきっかけに、食などの文化を紹介するイベント[70])
- 青梅産業観光まつり(11月)
- 青梅宿アートフェスティバル(11月)
- 奥多摩渓谷駅伝競走大会(12月)
社寺
市内の社寺の詳細は外部リンク 青梅市の寺社(東京都寺社案内HP)を参照。
神社
仏教寺院
- 曹洞宗 梅華林高峯山天寧寺:七堂伽藍を有する禅宗寺院で、東京都史跡に指定。銅鐘は国の重要美術品。
- 真言宗 安楽寺:東京都史跡に指定。
- 真言宗豊山派 青梅山無量寿院 金剛寺:青梅という地名の由来とされる平将門の伝説「将門誓いの梅」で知られる寺院。青梅市史跡に指定。
将門誓いの梅 - 時宗当麻派 乗願寺:青梅市史跡に指定。
- 臨済宗建長寺派 金剛山玉泉寺:青梅市史跡に指定。
- 真言宗醍醐派塩船観音寺:ツツジの名所。青梅市史跡に指定。
- 天台宗東京教区 藤橋山正覚院 報恩寺:青梅市史跡に指定。
- 真言宗豊山派 薬王寺:青梅市史跡に指定。
- 真言宗豊山派 愛宕山即清寺:青梅市史跡に指定。
- 曹洞宗 瑞龍山海禅寺:青梅市史跡に指定。
- 時宗当麻派 正福寺:今井氏の墓は青梅市史跡に指定。
- 臨済宗建長寺派 仙桃山宗建寺:根岸典則墓は東京都旧跡に指定。
- 臨済宗建長寺派 常保寺:中原章墓は青梅市史跡に指定。猫地蔵もある。
舞台となった作品
映画・テレビドラマ・特撮
青梅市、青梅市観光協会はテレビ、映画のロケーション撮影誘致に力を入れている。
アニメ・漫画・小説
作中に登場する準バハムート級の航空都市艦群「武蔵」を構成する左舷三番艦として登場。品川(品川区)、武蔵野(武蔵野市)などと共に描かれている。
第3話で御嶽駅と忍者返しの岩が登場。
第6話で青梅駅付近を散歩するシーンがある。
単行本21巻で本作舞台の隣接する埼玉県飯能市のライバル市として登場。市域南部の長渕丘陵が作品に登場する。
ご当地キャラクター
※出典は 東京都 青梅市の『ゆるキャラ図鑑』一覧 を参照。
特産品
など。
スポーツ
- 青梅FC:サッカー東京都1部リーグ。かつてはサッカー関東社会人リーグで2位になり全国地域リーグ決勝大会出場あり。明星大学青梅キャンパスのグランドで公式戦を行い、市内・東原公園球技場で練習を行っている。
- 東芝青梅ラグビー部:かつてトップイーストリーグに所属したラグビーチーム。2012年に休部した。
- 若草FC:東京都ジュニアサッカー大会ハトマークフェアプレーカップ、全日本サッカー大会に出場。
上記のスポーツチームが活動しているほか、新型コロナ禍で2021年に延期して開催された東京オリンピックではドイツのホストタウンとなった(カヌー選手団の事前キャンプは中止)[74]。
著名な出身者
政治・経済
文化
芸能
スポーツ
- 荒木友輔 - 日本サッカー協会プロフェッショナルレフェリー
- 上田康太 - プロサッカー選手(ファジアーノ岡山FC所属。北京オリンピックサッカー日本代表予備登録メンバー)
- 岡田征陽 - 競輪選手
- 川島利治 - 保健体育教諭かつスポーツ指導者
- 柴田慎吾 - 元プロサッカー選手
- ストロング小林 - プロレスラー (ストロング金剛 - タレント)
- 関浩二 - 元プロサッカー選手(コンサドーレ札幌ユースU-15コーチ)
- 竹下百合子 - カヌー選手
- 田中秀人 - プロサッカー選手(鹿児島ユナイテッドFC所属)
- 千明聖典 - プロサッカー選手(SC相模原所属)
- 長谷見昌弘 - レーシングドライバー、元F1ドライバー。
- 原菜摘子 - 女子サッカー選手(日テレ・ベレーザ所属)
- HARASHIMA - プロレスラー(DDTプロレスリング)
- 南要輔 - 元プロ野球選手 (東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 若杉遥 - ゴールボール選手、2012年ロンドンパラリンピック金メダル
- 澤柳亮太郎 - プロ野球選手(福岡ソフトバンクホークス)
- 千代青梅 - 相撲力士(九重部屋所属)
マスコミ
ゆかりのある人物
出身ではないが、太平洋戦争中に吉川英治や川合玉堂、朝倉文夫らが疎開している。吉川英治と川合玉堂は終戦後も長期間滞在し、後に青梅市の名誉市民になっている。
ナンバープレート
八王子ナンバー(東京運輸支局)を割り当てられている。他に該当するのは八王子市、あきる野市、日野市、福生市、羽村市、西多摩郡[75]。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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