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BASEGATE横浜関内

旧横浜市庁舎跡地の再開発街区 ウィキペディアから

BASEGATE横浜関内map
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BASEGATE横浜関内(ベースゲートよこはまかんない)は、神奈川県横浜市中区にある再開発エリア(街区)の名称。三井不動産を代表企業とし、鹿島建設京浜急行電鉄第一生命保険竹中工務店DeNA東急星野リゾートの計8社[注 1]が再開発を主導している[5]

概要 BASEGATE横浜関内 (ベースゲート横浜関内), 情報 ...

2024年11月13日、街区名称を「BASEGATE横浜関内」に決定したと発表[4][12]2025年12月26日に竣工し[5]2026年3月19日に開業予定である[5][13][注 3]

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概要

村野藤吾の設計による7代目の旧横浜市役所庁舎跡地(旧市庁舎街区)を中心とした再開発計画であり、JR関内駅南口付近北側の横浜スタジアム隣接地に位置する。開発コンセプトは「MINATO-MACHI LIVE(みなとまち ライブ)」で、旧市庁舎行政棟を保存・活用するなど新旧融合を図り、エンターテインメントイノベーション拠点となる新たな街を創造することを目指している[14][15]2022年7月に新築工事が着工し[15]、2025年12月26日の竣工(竣工式予定)および2026年3月19日の開業(グランドオープン)を予定している[5][13]

地上33階建て、高さ約170 mのタワー棟(オフィス大学、新産業創造拠点、商業店舗、エデュテインメント施設「ワンダリア横浜 (Wonderia)」などが入居予定)や低層棟のライブビューイングアリーナTHE LIVE (ザ ライブ)」などを建設するほか、旧市庁舎行政棟は保存され、星野リゾートのホテルOMO7横浜」や商業施設が入る「ザ レガシー」として活用予定である[4]。さらに、「ザ レガシー」の商業エリア1階[16]と横浜スタジアム寄りにある「スタジアムサイドテラス[注 4]の1・2階[16]には、小規模飲食店(34店舗)が入居する「スタジアム横バル街[注 5]を開設予定である[4][5]

着工直後の2022年7月29日には「(仮称)横浜市旧市庁舎街区活用事業」として、国土交通大臣民間都市再生事業計画に認定されている[1]。また、前述の行政棟は2025年8月5日戦後の建築物としては初めての横浜市認定歴史的建造物に認定されている[18]

オフィスエリアは、環境認証の「CASBEE ウェルネスオフィスSランク」「ZEB Oriented」を取得、タワー棟全体では「DBJ Green Building認証」の取得を予定している[4]

敷地内の交通結節拠点からは京急・東急・WILLER EXPRESSにより羽田空港鎌倉箱根への高速バスが運行されるほか、既存のオープントップバスの乗り入れや低速度の電動乗合自動車であるグリーンスローモビリティ「関内キャタピ(仮称)」による関内みなとみらい地区の周遊ツアー[5][19]なども計画されている[11][14]

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タワー棟

33階建てタワー棟の高層階(11階以上)にはオフィス・大学関連のテナントが入り、8階より下の低層階にはウェルネスセンター、新産業創造拠点、エデュテインメント施設「ワンダリア横浜」、商業店舗(後節参照)などが入る予定である[4]

オフィス・大学

オフィスエリアは高層階の12〜33階にあたる。エントランス(玄関口)は11階スカイロビーに設けられており、ラウンジやカフェキャラバンコーヒー)、コンビニなども設置予定[4][5]

オフィス
大学関連

ウェルネスセンター

7・8階にはクリニックジムなどが入る「ウェルネスセンター」を設置予定[21]

新産業創造拠点

6階にはライフサイエンス領域での革新的な発明イノベーションの創出を目指す「新産業創造拠点」を設置し、ウェットラボや交流ラウンジ、イベントスペースなども完備する賃貸ラボ・オフィス「三井リンクラボ横浜関内(仮称)」を開設予定[4][5][21][22]

ワンダリア横浜

3・4階に「ワンダリア横浜」(Wonderia) を開設予定[23]DeNAが手掛けるエデュテインメント・没入型体験施設で、2026年春の開業を予定している。メインとなる4階の体験施設は森林深海など6つのゾーンで構成され、探索しながらアプリで生き物の情報を取得したり、生き物を探すミッションに挑戦することも可能である[5][23][24]。また、3階にはワンダリアカフェ・ショップも併設される[23]

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ザ ライブ

正式名称は「THE LIVE supported by 大和地所」。横浜DeNAベイスターズが手掛ける3階建ての常設型ライブビューイングアリーナで、2026年3月19日に開業予定。中心に大型LEDビジョン(高さ約8 m×幅約18 m)を設置し、野球をはじめスポーツの試合や音楽ライブなど“ライブエンターテイメント”を楽しめる[5][25]。また、1階「LIVE FOOD HALL」ではこのライブ空間の周囲に複数の飲食店を配置するほか、2階には横浜で活躍するプロスポーツチームのグッズショップ「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA」、3階にはテラスを設けたレストランも開設予定である[5][26]

ザ レガシー

8階建ての旧横浜市庁舎行政棟横浜市認定歴史的建造物)を保存活用した施設である。下記ホテルのほか、低層部(1・2階[14])に商業店舗(後節参照)も入る予定である。

OMO7横浜

概要 OMO7横浜 OMO7 Yokohama, ホテル概要 ...

正式名称は「OMO7横浜 by 星野リゾート[注 6]。1階にロビーを構え、3〜8階[14]に276室の客室を設ける[27]。前述の行政棟を活用した「レガシーホテル」で、旧市庁舎内の泰山タイルアートをカフェの壁面に活用するほか、旧議会棟議場の円形照明の要素をロビーの照明デザインに継承、市民広間の大階段を木製手すりなど一部活用した上でロビーの吹き抜け階段として再現するなどしている[27][29]

2025年10月22日に宿泊予約受付を開始し、ホテルの詳細情報も発表予定である[5]

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商業エリア

タワー棟低層部(1〜5階)[注 7]やザ レガシー低層部(1・2階[14])、横浜スタジアム側(東端)のスタジアムサイドテラス、関内駅前港町地区側(西端)のグリーンウォークテラスに商業店舗が設けられる(いずれも後節のデッキ沿いに設置)[4]

飲食店を中心とした55店舗が出店予定で、このうち34店舗はザ レガシーの1階やスタジアムサイドテラスの1・2階[16]に開設される小割飲食ゾーン「スタジアム横バル街」に出店予定である[5][30]。このゾーンは横浜発祥や神奈川県産、さらに国内外の食文化を体感できる店舗が出店しており、全店が協力して一体感のある企画・運営を行ない、イベントの開催なども予定している[5]

また、ザ レガシーにはコワーキングスペースやアートギャラリー・ショップ、洋食ダイニングなどを併設する有隣堂の新業態店舗(文化発信拠点)、スタジアムサイドテラスにはサルヴァトーレ・クオモ監修のイタリアン・ダイニング「The TRATTORIA SALVATORE & CAFÉ」の出店も予定されている[5][30]

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ギャラリー

周辺の開発とデッキ接続

関内駅北側の再開発エリア「関内駅前地区」において当街区はA地区に該当しており、周辺でも再開発が計画されている[31]。隣接地の関内駅前港町地区および北口地区(共に関内駅前地区のB地区の一部に該当[31])においても超高層ビル2棟の建設(いずれも2029年度竣工予定)が計画されており[32]2024年5月24日に「関内駅前地区第一種市街地再開発事業」として都市計画が決定された[33][34]

当街区から横浜スタジアム・横浜公園方面へ「みなと大通りデッキ」で接続するほか、港町・北口地区方面にもスムーズに移動できる接続デッキの整備が計画されている(いずれも当街区内に整備されるデッキと接続)[4][32]

脚注

関連項目

外部リンク

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