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COLOR (寺岡呼人のアルバム)

寺岡呼人のアルバム (2016) ウィキペディアから

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COLOR』(カラー)は、日本シンガーソングライター寺岡呼人の12枚目のオリジナルアルバム。2016年8月3日にSPACE SHOWER MUSICより発売された[1]

概要 寺岡呼人 の スタジオ・アルバム, リリース ...
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制作・音楽性

2015年の暮れ、寺岡呼人は自身が主催する音楽イベント『Golden Circle』が翌年に20回目を迎えることから「そこに合わせてアルバムができたらいいなと思って」いたといい、非常に短い期間で本作の制作が行なわれた。寺岡はそれが「一つ自信になった」とし、次のように発言している[2]

音楽っていうのも瞬間芸術のようなところがあると思うんですよ。大喜利とかで、お題を出されて、“その心は?”みたいな。アドリブ的にポンポン作り上げていくのも音楽の一つの瞬間芸術的な部分なのかなと。もちろんジックリジックリ煮詰めて最高のものを作るというような、その両方があると思うんですけど、個人的には、すぐに出来て手応えを感じるもののほうが飽きないんです。それが今作では出来たと思うんです。年を重ねれば重ねるほど、瞬発力で作るというような部分は鈍くなっていくのかと思っていたので、自分の気持ち次第でこういう作品ができるんだと思ったら、非常に自信になりましたね

—寺岡呼人(「DI:GA ONLINE」インタビュー[2]より)

前作『Baton』および前々作『独立猿人』と異なり、本作ではほとんど寺岡単独で作詞・作曲・編曲が行なわれている。また、「蜜蜂」「檸檬」「ブランコ」ではMr.Children鈴木英哉ドラムで参加している[注 1]。1日で3曲ともレコーディングしてもらったといい、鈴木のドラムについて寺岡は「あえてこの曲をJENにやってもらうのが面白いかもという感じでお願いして。きっとスタジオミュージシャンにお願いしたらカチッとおさまるものが、JENが叩くとバンドっぽい感じになるし、人間味が出るんですね。それが曲に新しいサムシングを与えてくれるんじゃないかと。イメージ以上のものを期待してのキャスティングということがあるかもしれないですね」と振り返っている[2]

アルバムタイトルは、収録曲「COLOR」から命名。寺岡は「結局、この言葉がいろんなことを表しているなと思った」と語っている[2]

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リリース

通常盤のみの1形態で発売。前作『Baton』以来約2年ぶりとなるオリジナルアルバム

本作のアートディレクター信藤三雄が担当[3]

プロモーション

本作発売に伴い、2016年8月3日にタワーレコード難波店、8月7日にHMV & BOOKS TOKYOでインストアイベントを開催。タワーレコード難波店ではトーク&サイン会が実施されたほか、Kがゲストとして出演し、自身がレギュラーを務めるFM COCOLOの番組『CIRCLE OF MUSIC』の公開収録が行なわれた。HMV & BOOKS TOKYOではトーク&ミニライブ・サイン会が実施された[4]

また、7月29日には寺岡呼人初となるLINE LIVE「寺岡呼人ニュー・アルバム『COLOR』リリース特番」が配信された[4]

ライブ・パフォーマンス

2016年7月5日、寺岡呼人主催の音楽イベント『寺岡呼人presents Golden Circle 第20回記念スペシャル ~僕と桜井和寿のメロディー~』を日本武道館で開催。8月2日には大阪城ホールでも開催され、両日Mr.Children桜井和寿Kが出演した[5][6][7]。会場では、本作のダイジェスト(「キャッチボール」「COLOR」「もったいない」「蜜蜂」「ライフイズビューティフル」「バトン feat. 桜井和寿」各30秒前後)およびベスト・アルバムCOLOR OF LIFE』(「スーパースター」「競争はしる為にだけ生まれてきた訳じゃねぇ」「スマイル」「オリオン座」「夜曲」「潮騒」「マチルダ」「バトン」「これが僕の愉快なヒューマンライフ」「ハローグッバイ」)が収録された『SPECIAL SAMPLER CD』が配布された。

2016年10月22日から12月17日まで、14会場14公演に渡るライブツアー『寺岡呼人ソロツアー2016 "COLOR OF LIFE"』を開催[8]

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収録曲

  • 全作詞・作曲・編曲:寺岡呼人(#11除く) / プロデュース:寺岡呼人
  1. キャッチボール [4:54]
    ライブ会場限定シングル
  2. COLOR [5:02]
    本アルバムのタイトルソング。仮タイトルは「ハピネス[9]
    2016年7月5日に日本武道館で開催された音楽イベント『寺岡呼人presents Golden Circle 第20回記念スペシャル ~僕と桜井和寿のメロディー~』で初披露された[4]
    ミュージック・ビデオが制作されており、スペースシャワーネットワークの公式YouTubeチャンネルで公開されている。監督は高木聡が務めた。先述の『寺岡呼人presents Golden Circle 第20回記念スペシャル ~僕と桜井和寿のメロディー~』のライブ映像が使用されており、その理由について寺岡は「初めて聞いた人でもきっとすぐに染みていくような、何処か懐かしいような、そしてスタンダードになっていく曲だと確信していたからです」「歌詞も頭にたたき込み、僕の中でも『絶対に届くはず!』という想いで歌いました。そんな“青さ”も含めて、とても新鮮で暖かいMVが出来たと思っています」とコメントしている[4]
    ベスト・アルバム『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
  3. 秘密戦隊☆ゴジュウレンジャー [4:20]
    コーラスはなわが参加している。
    Mr.Children桜井和寿は、本楽曲を「こんなタイトルの曲で、泣けてくるとは思わなかった」と絶賛しており[4]、2018年に発売された寺岡のオリジナルアルバムLOVE=UNLIMITED』には桜井と寺岡のデュアルボーカルバージョンが収録された[10]
    ベスト・アルバム『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
  4. もったいない [4:53]
    Mr.Childrenの楽曲「あんまり覚えてないや」のアンサーソング[11]
    ベスト・アルバム『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
  5. 蜜蜂 [5:19]
    本楽曲について、寺岡は「aikoの『カブトムシ』のように、男でも昆虫や虫で曲を書けないものだろうか、とずっと考えていた(笑)。しかも、『カブトムシ』のような女の子しか書けないような世界の男版で」とコメントしている[12]
    ベスト・アルバム『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
  6. カンフーボーイ [4:52]
    寺岡がクレイジーケンバンドに影響を受け制作した楽曲[12]
  7. 最初の男 [4:20]
    タイトルは、松任谷由実の楽曲「魔法のくすり」の一節から[12]
  8. 檸檬 [5:56]
    寺岡がピンク・フロイドに影響を受け制作した楽曲[2]
  9. ブランコ [4:54]
    本作の中で最後に出来た楽曲[13]
  10. ライフイズビューティフル [5:11]
    株式会社ロマンライフ社歌[13]
  11. バトン feat. 桜井和寿 (Bonus Track) [6:04]
    • 作詞:桜井和寿・寺岡呼人 / 作曲・編曲:寺岡呼人
    2014年にリリースされたシングルのデュアルボーカルバージョン。
    桜井のボーカルの音源は、本楽曲制作時に寺岡が譜割りが分からないから歌ってほしいと頼んだ際に桜井が歌ったものが使用されている[13]
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参加ミュージシャン

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カバー

蜜蜂

脚注

参考文献

外部リンク

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