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Mr.Children

日本のロックバンド (1989 - ) ウィキペディアから

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Mr.Children(ミスター・チルドレン)は、日本の4人組ロックバンドである[5][6][注釈 1]。所属事務所はエンジン烏龍舎傘下)[8]レコード会社トイズファクトリー1989年に結成[9]1992年にメジャーデビュー。略称および愛称は「ミスチル」。公式ファンクラブは「FATHER & MOTHER」。

概要 出身地, ジャンル ...
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概要

要約
視点

1992年5月10日、ミニ・アルバムEVERYTHING』でメジャー・デビュー[10]

シングルでは1993年発売の4thシングル『CROSS ROAD』がロングヒット、ミリオンセラーとなりブレイクを果たすと[11]、1994年発売の5thシングル『innocent world』で初のオリコンチャート1位を獲得し瞬く間に人気となる[12]。同年発売の6thシングル『Tomorrow never knows』と1996年発売の10thシングル『名もなき詩』はダブルミリオンとなるなど[13]、これまでにシングル10作品でミリオンセラーを達成している[14]

アルバムでは1994年発売の4thアルバム『Atomic Heart』と1997年発売の6thアルバム『BOLERO』がトリプルミリオン[13]、1996年発売の5thアルバム『深海』と2001年発売のベスト・アルバムMr.Children 1992-1995』 がダブルミリオンとなるなど、アルバム14作品でミリオンセラーを達成している[15]

さらにシングルでは『innocent world』と『名もなき詩』が、アルバムでは2007年発売の13thアルバム『HOME』と2012年発売のベスト・アルバム『Mr.Children 2005-2010 <macro>』、2017年発売の期間限定配信ベスト・アルバム『Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving 25』がオリコン年間チャート1位を獲得している[注釈 2]

2020年発売の20thアルバム『SOUNDTRACKS』がオリコン週間チャートにて1位を獲得。1990年代、2000年代、2010年代に続いて、2020年代でも1位を獲得し、根強い人気を証明することとなった。

また、10年以上の期間を空けての『日本レコード大賞』受賞は、バンドとしては初となる快挙(1994年の「innocent world」と2004年の「Sign」)となった[16]

バンド名の由来

デビュー前、THE WALLSという名で活動していたが[17]、1988年12月、渋谷ロイヤルホストにてMr.Childrenに改名[17]

バンド名の「Children」は、当時彼らが好んでいたイギリスのバンド・THE MISSION英語版が1988年に発売したアルバム『CHILDREN英語版』や、同じくイギリスのバンド・The Railway Children、世界中の飢えや貧困に苦しむ子供を写したロバート・キャパの写真集『戦争・平和・子どもたち』(原題は『The Family of Children』)、彼らの音楽性に最も影響を与えたU2のアルバムジャケットなどに由来する[18]

改名当初は響きを重視していたためバンド名に深い意味合いを持たせていなかったが、メジャー・デビュー後に所属事務所から「もっとプレゼンが上手くならないといけない」と求められる[19]

そこに「Mr.」を付けた意図について桜井は「“ミスター”と“チルドレン”は正反対に思えるが、“形にこだわらない”“カテゴライズされない”という意味で、自分たちの音楽が大人から子供まで幅広い人たちの心に残るものになって欲しくて、この言葉を組み合わせた」と語っている[18]。一方で消去法的に編み出された一面もあり、中川は「当時のバンド名には“ザ”から始まるものがやたら多くて、だったら次は“ザ”が付かないものが良いよね、とは話した」と話している[20]

バンド名の表記

本来「Mr.」の後には空白文字を入れるが、「Mr.Children」は空白文字を挿入しない(デビュー当初の一部表記には空白が見られた)。表記については「Mr.Children」が最も多用されているが、「MR.CHILDREN」[注釈 3]、「mr.children」[注釈 4]という表記もある。

アマチュア時代はカセットテープ、参加したオムニバス・アルバム、ライブ告知用のフライヤー、掲載雑誌、所属事務所発行の「御苑プレス」、直筆メッセージなどはすべて「MR.CHILDREN」を使用していた。

1stアルバム『EVERYTHING』では「Mr.Children」、「MR.CHILDREN」(表ジャケットと中ジャケット)、「MR. CHILDREN」(スペース有り)、「Mr.CHILDREN」の表記が混在しており、以降の作品や雑誌などでも箇所によって表記が異なるものが存在している。

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メンバー

影響

邦楽では浜田省吾甲斐バンド井上陽水YMOECHOES佐野元春尾崎豊など[22]

洋楽ではブルース・スプリングスティーンシンディー・ローパーリサ・ローブレディオヘッドなどの影響を受ける[22]。デビュー当時から大きく影響を受けたバンドの1つにはU2があり、桜井は「変化することでより多くのものを巻き込んでいく姿勢」など精神的な面でも影響を受けたと語っている[12]

経歴

要約
視点

バンド結成からメジャー・デビューまで

1985年(昭和60年)、関東高等学校(現・聖徳学園高等学校)の軽音楽部に所属していた桜井和寿中川敬輔、桜井が野球部から軽音楽部に誘った田原健一、ドラマーと女性キーボードによる5人組バンド・Beatnikを結成[23]

1987年(昭和62年)、バンド名をTHE WALLSへ改名。

1988年(昭和63年)、ソニーのコンクールのテープ審査を通過したが最終選考前にドラマーが脱退[24]。次のドラマーを探す中で吉祥寺のライブハウスへ出演した際、田原・中川とは中学時代の同級生で当時は他のバンドにて活動していた鈴木英哉が目に留まり、バンドに誘う[24]。桜井は当時について「とにかく決勝が迫っていたので誰でも良かった」、鈴木は「土下座して頼まれたので、仕方なく受けた」と話している[24]。ソニーのオーディションには落選したものの後日正式に加入、現在のメンバーとなる[17]

1989年(昭和64年)にバンド名をMr.Childrenへと改名後、ライブハウス「渋谷La.mama」を中心にライブ活動を行っていた。同年8月には初の自主制作テープ「Hello, I Love You」を制作。

1990年に入り、プロデビューの話も舞い込むようになる[25]。その後、トイズファクトリーと契約を交わしプロデューサーとして小林武史を迎え入れ、メジャーデビューに向けてレコーディングが始まる[26]

1992年 - 2001年

※オフィシャル・ウェブサイト「Biography」参照[27]

2002年 - 2011年

  • 2002年(平成14年)
    • 1月1日:22ndシングル『君が好き』、ライブ・ビデオ/DVD『MR.CHILDREN CONCERT TOUR POPSAURUS 2001』同時発売。
    • 5月10日:デビュー10周年記念日に10thアルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』発売。
    • 7月10日:23rdシングル『Any』発売。
    • 7月22日:桜井に小脳梗塞の疑いが生じ、更なる検査と充分な静養が必要であると診断されたため予定していたホール・アリーナツアーの開催中止、年内の活動休止を発表[30]
    • 12月11日:24thシングル『HERO』発売。
    • 12月21日:横浜アリーナにて一夜限りのライブ『MR.CHILDREN DEAR WONDERFUL WORLD IT'S A WONDERFUL WORLD ON DEC 21』開催。
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)
    • 6月29日:27thシングル『四次元 Four Dimensions』発売。
    • 7月16日 - 18日:野外音楽フェスティバル『ap bank fes '05』出演。
    • 9月21日:12thアルバム『I ♥ U』発売。
    • 11月12日:『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U"』スタート。
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)
    • 1月24日:30thシングル『フェイク』を40万枚限定生産で発売。
    • 3月14日:13thアルバム『HOME』発売。120万枚を売り上げ、同年の年間アルバム売上1位を記録した。
    • 5月4日:『Mr.Children HOME TOUR 2007』スタート。
    • 5月10日:14thアルバム『B-SIDE』(カップリング集)発売。
    • 7月16日:野外音楽フェスティバル『ap bank fes '07』に出演[注釈 12]
    • 8月4日:『Mr.Children HOME TOUR 2007 -in the field-』スタート。
    • 10月31日:31stシングル『旅立ちの唄』発売。
    • 11月14日:ライブDVD『Mr.Children HOME TOUR 2007』発売。
  • 2008年(平成20年)
  • 2009年(平成21年)
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
    • 2月19日:『Mr.Children Tour 2011 SENSE』スタート。
    • 3月12日 - 13日:東日本大震災の影響により、当日行われる予定だった大阪公演を延期。また、和歌山公演(3月20日 - 21日)、仙台公演(3月26日 - 27日)、盛岡公演(4月23日 - 24日)は開催中止となり、大阪と和歌山の振替公演を5月14日 - 15日に京セラドーム大阪で開催。
    • 4月4日:3rd配信限定シングル『かぞえうた』発売。収益金はすべて災害復興支援プロジェクト「ap bank Fund for Japan」へ寄付し、東日本大震災の義援金や復興支援活動に充てた[34]
    • 7月16日 - 18日:野外音楽フェスティバル『ap bank fes '11 Fund for Japan』出演。
    • 8月20日:『Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-』スタート。
    • 11月23日:ライブDVD/Blu-rayMr.Children Tour 2011 SENSE』発売。

2012年 - 2021年

2022年 -

  • 2022年(令和4年)
    • 3月10日:公式TwitterおよびInstagramスタート。同日、書籍『歌々の棲家 named Mr.Children』発売。
    • 3月24日:9th配信限定シングル『永遠』発売。同日、TikTokにて全楽曲が解禁。
    • 4月23日:約3年ぶりとなるツアー『Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス』スタート。
    • 5月10日 - 6月26日、7月2日 - 18日:アトリエ&ショップ「goen°」にて、森本千絵によるアートワーク展『Dear Mr.Children展』開催[45][46]
    • 5月11日:ベスト・アルバム『Mr.Children 2011-2015』『Mr.Children 2015-2021 & NOW』同時発売。
    • 12月30日:東宝配給映画『Mr.Children「GIFT for you」』公開。
  • 2023年(令和5年)
  • 2024年(令和6年)
    • 5月3日:10th配信限定シングル『記憶の旅人』発売。
    • 7月6日:アリーナツアー『Mr.Children tour 2024 miss you arena tour』スタート。
    • 8月30日:11th配信限定シングル『in the pocket』発売。
  • 2025年(令和7年)
    • 2月15日 - 16日:音楽フェスティバル『ap bank fes '25 at TOKYO DOME 〜社会と暮らしと音楽と〜』出演。
    • 6月25日:ライブDVD/Blu-ray『miss you LIVE』発売。
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賞・記録

要約
視点

受賞歴

オリコン記録

  • CD総売上枚数:6001.0万枚(2019年3月時点・歴代3位)[81]
  • ミリオンセラー獲得数:シングル10作(歴代3位)・アルバム14作(歴代2位タイ)[15]

シングル

  • CDシングル総売上:約2895.7万枚(2019年3月時点、歴代3位)[81]
  • シングルダブルミリオンセラー獲得数:2作(歴代1位タイ)
  • シングル歴代売上ランキング
    • 8位『Tomorrow never knows』[82]
    • 12位『名もなき詩』
  • ノンタイアップシングル売上枚数:約181.2万枚(『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』、歴代1位)
  • シングル首位獲得数:32作(歴代8位)
  • シングル連続首位獲得数・同連続初登場首位獲得数:30作(歴代6位)[83]
    • シングル連続首位獲得年数:15年(歴代5位タイ)[84]
  • シングル返り咲き首位獲得数:3作(『innocent world』『Tomorrow never knows』『しるし』、歴代1位タイ)[85]
  • 年間シングルチャート首位獲得数:2作(『innocent world』『名もなき詩』、歴代2位タイ)
  • 年間シングルチャートトップ10獲得作品数:14作(『奇跡の地球ほし』含む、歴代2位)
  • 年間シングルチャートトップ10連続獲得年数:6年(歴代1位)

アルバム

  • CDアルバム総売上:約3105.3万枚(2019年3月時点、3000万枚突破アーティストとしてはB'z松任谷由実に続く3組目で歴代3位)[81]
  • 男性アーティスト・上半期アルバムチャート首位獲得数:4作(史上初)[86]
  • 男性アーティスト・アルバム通算1位獲得作品数:19作(歴代3位)[87]
  • 同一アーティストによる週間アルバムチャート1位・2位独占回数:3回(史上初)[87]
  • 同一アーティストによる週間アルバムチャート複数週1位・2位独占回数:2回(史上初)[88]
  • デジタルアルバム通算1位獲得週数:9週(歴代2位)[89][90]

映像作品 (DVDBlu-ray)

  • DVD総合ランキング通算首位獲得作品数:14作
  • BD総合ランキング通算首位獲得作品数:9作
  • DVD・Blu-ray同時総合首位獲得数・男性アーティスト部門:9作
  • オリコン週間総合ミュージック映像ランキング通算首位獲得作品数:5作
  • DVD・BD・ミュージック映像同日・同週首位獲得作品数:3作[91]

その他

  • シングル・DVD・BD同日・同週首位獲得作品数:1作(史上初)[92]
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ディスコグラフィ

概要 リリースリスト, ↙スタジオ・アルバム ...

シングル

CDシングル

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配信限定シングル

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アルバム

オリジナル・アルバム

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ベスト・アルバム

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映像作品

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映画

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書籍

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参加作品

シングル

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アルバム

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映像作品

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アマチュア時代

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未発表曲

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ミュージック・ビデオ

要約
視点

Mr.Childrenの公式YouTubeチャンネルにおいて、バンドの全ミュージック・ビデオが公開されている。

このうち、2018年に発売されたライブ・ビデオ『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』の特典である「Mr.Children MUSIC CLIPS 1992-2017 Thanksgiving 25」において、計38曲がソフト化されている。

上記特典に収録されている作品以外でソフト化している楽曲としては、『music clips ALIVE』に収録の「タイムマシーンに乗って」「Brandnew my lover」「ALIVE」「ボレロ」、『Mr.Children 2005-2010 <macro>』初回限定盤付属DVDに収録の「Worlds end」「彩り」、『[(an imitation) blood orange]』初回限定盤付属DVDに収録の「hypnosis」「Marshmallow day」「常套句」、『SOUNDTRACKS』初回限定盤付属Blu-ray / DVDに収録の「Documentary film」がある。

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ストリーミング認定

2018年5月10日、各配信サイトにてこれまでの全シングル・アルバムのサブスクリプション配信が開始した。日本レコード協会ストリーミング認定された楽曲は下記の通り[93]

さらに見る 曲名, 認定 ...
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タイアップ

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ライブ・イベント

要約
視点

※公式サイト「Live」[94]「Biography」[95]参照。

ライブ

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出演イベント

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サポートミュージシャン

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脚注

参考文献

外部リンク

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