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CONTROL〜犯罪心理捜査〜
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『CONTROL〜犯罪心理捜査〜』(コントロール はんざいしんりそうさ)は、2011年1月11日から3月22日まで毎週火曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「火曜21時」枠で放送された日本の刑事ドラマ。主演は松下奈緒[1]。
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概要
熱血過ぎて周囲に煙たがれる大井町署の女刑事・瀬川里央と理論的で偏屈過ぎる心理学教授・南雲準が警視庁に設置された「凶行犯捜査課分室」のメンバーとしてコンビを組み、「人間心理」と「行動分析」によって様々な凶悪事件を解決していく刑事ドラマ。
松下奈緒は本作が民放の連続ドラマ初主演作品であり、初めて刑事の役を演じた。フジテレビの連続ドラマ出演は『トップキャスター』(2006年)以来4年半ぶり。
キャッチコピーは「心が解ければ、事件が解ける。」。
登場人物
警視庁刑事部凶行犯捜査課分室
- 瀬川 里央〈26〉
- 演 - 松下奈緒
- 本作の主人公。大井町警察署→警視庁刑事部凶行犯捜査課分室・室長、警部補(セミキャリア)。長身の美女で刑事としても有能だが、周囲から煙たがられる程の熱い性格。吾妻には繊細な内面を「強い女」のペルソナでカバーしていると、喝破されている。小さい頃、父・省吾(土屋伊)が引ったくりの現場に遭遇し、犯人を追いかけて刺殺された過去がある。酒好きで甘い物は嫌い。警視庁に異動されるが、実は南雲のお守りである事を知らされて、唖然呆然となるが、彼の能力を知って次第に信頼が生まれる。小板橋課長の分離統治政策の煽りで、捜査会議から外されるなどの待遇を受けているが、強引に捜査に参加している。拳銃を持った逃走犯に撃たれたり、逃走した被疑者を取り押さえる際に被疑者と同僚に顔面を殴打されたりと生傷が絶えないが、平均的な体格をした男性の容疑者とゲンコツで対等に殴り合うなど身体能力は高い模様。
- 南雲 準〈39〉
- 演 - 藤木直人
- 心理学教授。犯罪心理学を専攻とする。優秀な観察眼と頭脳を持ち、相手の心理を見抜くが、相手のプライベートな部分も言い当ててしまう為に嫌がられてしまうものの、本人は全く気にしていない。マイペースで自己中心的な上に斜に構えており、よく他者を皮肉る為周囲から疎まれがち。反面、恋愛には疎く、離婚歴が2回ある。非公開の捜査資料を自由に見ても良いという条件で、心理学スキルを犯罪捜査に提供する。表に出さずとも、里央の才能と本質をいち早く見抜き評価している。甘党で、好物はジャムパン。教え子の安斉千尋を苦手にしており、専ら避けていたが、それが原因で彼女の誘拐事件に巻き込まれてしまう。『南雲準のよ〜く学べる犯罪心理学』などの著書もあるが、売上が伸びず、絶版となっている。
警視庁刑事部凶行犯捜査課の刑事達
- 寺西 景〈26〉
- 演 - 横山裕[注釈 1]
- 警部補(セミキャリア)。里央の警察学校時代の同級生。その頃から里央に片想いをしているが、告白をしたことはない。爽やかな好青年。里央の理解者。捜査官のパイプ役を担う。恋愛には奥手だが、刑事としての情熱とプライドは高い。オタク程ではないが、サブカルチャーに詳しい。
- 江藤 真人〈33〉
- 演 - 与座嘉秋
- 警部補。体育会系で男尊女卑の考えを持ち、里央を快く思っていない。捜査課の中で最もストレートな考えを持つ為に南雲にからかわれ、その度に激怒している。「単純過ぎて一周回って面白い男」と南雲に評された。元ラグビー選手で、強面な風貌から警視庁組織犯罪対策部にいた為に、ヤクザ関係とのコネがある。机には、女の写真や私物がある。小板橋課長からは「エドちゃん」と呼ばれている。
- 杉浦 幸造〈59〉
- 演 - 泉谷しげる
- 警部補。通称:杉さん。定年間近のベテラン。豊富な経験で培った勘と落としのテクニック、高い行動力を持ち、南雲からも一目置かれている。捜査に行き詰った時には、的確な助言を与える。
- 岩崎 幹也〈38〉
- 演 - 北村有起哉
- 警部。冷淡で皮肉屋。里央を鬱陶しがっている。実は恐妻家。几帳面かつ神経質で、常に身嗜みは疎かにしない。
- 小板橋 正次〈47〉
- 演 - 勝村政信
- 課長。警視。里央達の上司。杉浦からは「こいちゃん」と呼ばれることもある。人当たりは良いが、実は目立ちたがり屋であり、部下の手柄も自分の物にしてしまっているものの、不思議と憎まれない。分室を「仮想敵」に仕立て課員の団結を図る一方でおいしいジャムパンを南雲に差し入れ相談をもちかけて懐柔しようとしたり、絶版になった南雲の著書を古書店で買い集めて容疑者の取調べに応用しようとするなど、柔軟かつしたたかである。柔和な顔立ちのため、部下に舐められないよう、人心掌握には苦心しているとは本人の弁。
稜南大学文学部心理学科
- 安斉 千尋〈21〉
- 演 - 奥村佳恵
- 文学部心理学科3年。心理学オタク。南雲の授業を常に最前列の席で受けたり、頻繁に質問しに行ったりと、彼を心底崇拝している。安斉昭典の一人娘で、母親の死後、仕事で会話のなくなった父親とどうすれば以前のように話せるようになれるかを知りたいと思ったことがキッカケで、心理学の勉強を始めた。父親と、自分を避けていた南雲を困らせるために、黒岩から持ちかけられた狂言誘拐を一緒に企てる。しかし真犯人に乗っ取られて本物の誘拐事件にされ、廃工場に監禁されたが、保護された。
警視庁鑑識課
ゲスト
第1話
- 楠田 公男
- 演 - 橋爪淳
- 殺された3人目の被害者・楠田芳樹(篠田光亮)の父親。八十島銀行副頭取。
- 楠田 美佐子
- 演 - 床嶋佳子
- 公男の妻。普段より公男に支配されている状態にある。
- 楠田 芳樹〈25〉
- 演 - 篠田光亮
- 公男と美佐子の息子。振り込め詐欺グループの一員。
- 吉岡 健一〈32〉
- 演 - 内ヶ崎ツトム
- 振り込め詐欺グループのリーダー。
- 藤本 俊昭
- 演 - 半海一晃
- 大井町警察署・主任。里央の熱血ぶりを鬱陶しく思っている。
- 島田
- 演 - 岡田義徳
- 大井町警察署・刑事。藤本と同様里央の熱さを鬱陶しく思う。
- 坂井 みゆき
- 演 - 江口のりこ
- 私立高校の古典教師。互いに素性を隠して芳樹と交際していた。
第2話
- 平山 美鈴〈32〉
- 演 - 田畑智子
- 稜南大学梶間研究室の博士研究員。梶間のゼミの学生だった時に梶間に研究室に入ることになってから10年間梶間の補佐をしてきた。梶間の意向で助教に就けなかった。理学部准教授の安部(塚原大助)と婚約していたが、両者の間にある余所余所しさを南雲に指摘される。
- 小柳 保〈25〉
- 演 - 柄本佑
- 稜南大学理学部生命科学科に在籍していたが、大学3年で中退後、職を転々としていた。
- 梶間 久美〈48〉
- 演 - とよた真帆
- 稜南大学理学部の教授。「人の能力は遺伝子で決まる」「弱者の遺伝子は淘汰され、強者がいないと生きていけない」を持論とし、数々の本を出版しており、テレビのコメンテーターとしても活躍していた。
- 藤田 綾子
- 演 - 加藤真弓
- 稜南大学梶間研究室の大学院生。殺された梶間の第一発見者。
第3話
- 秋元 恭子〈35〉
- 演 - 霧島れいか
- 八王子市立南浅川小学校の教師。江美里をひいきしていたような行動が目立っていたという。
- 韮崎 和夫
- 演 - でんでん
- 八王子市立南浅川小学校の警備員。麻布署の警察官だったが、妻が腎臓を悪くした妻の介護のため退職し現職に就いた。逃げてきた通り魔の攻撃を受け怪我を負った。
- 立花 江美里〈10〉
- 演 - 笠菜月
- 八王子市立南浅川小学校4年生。学校のプールで溺死する。両親は離婚し、祖父母(峯のぼる、吉澤洋子)の元で暮らすが、母親はアルコール依存症で入院中。
- 橋本 瑞樹
- 演 - 遠藤由実
- 片桐 怜奈
- 演 - 春名風花
- 篠原 真理亜
- 演 - 浅見姫香
- 上記3名は、八王子市立南浅川小学校4年生。江美里が襲われた現場を目撃する。瑞樹が中心となって後の2人がそれに追随する従属関係の立場にある。
第4・5話
- 吾妻 政則
- 演 - 原田泰造
- 南雲の大学院時代の友人。推理小説「交換殺人」の著者。容姿に劣等感を抱いており、容姿に恵まれた相手に、陰にこもった嫌味を言うことも。
- 宮田 健吾〈28〉
- 演 - 尾上寛之
- 「東都企画」の元派遣社員。高校時代の同級生だった檜山に高校時代や職場でもイジメられていた上に恋人も奪われた。アイドルグループ・JK21の追っかけでもある。
- 吾妻 ユミカ
- 演 - 初音映莉子
- 吾妻の妻。吾妻曰く、ペルソナ(仮面)を被れるほど器用じゃないタイプであるためありのままだと評される。
- 田崎 マユミ
- 演 - 中丸シオン(第4話のみ)
- 檜山の恋人で、宮田の元恋人。殺害現場の第一発見者。
- 窪塚 正義〈40〉
- 演 - 二階堂智(第5話のみ)
- 教え子だった倫子(浦田麻緒)の夫で高校教師。サッカー部のコーチ。妻の男遊びに悩まされていた。
- 横山
- 演 - 中村靖日(第5話のみ)
- サーバーレンタル会社・アクセルファイブの運営者。
第6話
第7話
第8・9話
- 塚原 洋二〈34〉
- 演 - 柏原崇
- 高橋機器製作所で働いている。6年前に24件の空き巣の罪で寺西に逮捕され、服役していた。
- 蓑田 和夫〈56〉
- 演 - 小野武彦
- 塚原の保護司。蓑田工務店を営む。
- 高橋 栄治
- 演 - モロ師岡(第8話のみ)
- 高橋機器製作所の社長。世間体から塚原を首にする。
- 長谷川 悦郎
- 演 - 内田滋(第8話のみ)
- 塚原の同僚。塚原のアリバイの証人になるが、塚原に盗んだ金の分け前を要求し拒絶されたため翻意する。
- 由美
- 演 - 原田佳奈(第8話のみ)
- 塚原の元妻。
- 滝沢 健史
- 演 - 斎藤歩(第8話のみ)
- 『週刊リアル』の記者。事件と塚原との関連を疑い、塚原を付け回している。
- 綾菜
- 演 - 小林星蘭(第8話のみ)
- 塚原の娘。
- 楢崎 啓一
- 演 - 丸山智己(第9話のみ)
- 警視庁捜査一課特殊犯捜査係。警視正。
- 青木 尚典
- 演 - 笠原浩夫(第9話のみ)
- 連続コンビニ強盗の罪で刑務所に服役中、塚原と同じ房だった。
- 青木 伸子
- 演 - 立石涼子(第9話のみ)
- 尚典の母親。
第10・最終話
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スタッフ
- 脚本 - 寺田敏雄、田辺満、高山直也、中村功一、吉高寿男、佐伯俊道
- 音楽 - 井筒昭雄
- 演出 - 村上正典、佐藤源太、城宝秀則
- 主題歌 - 桑田佳祐「銀河の星屑」[2][3](タイシタレーベル)
- 本編初回放送開始前の期間におけるCM、番宣などには、ニュー・オーダーの「クリスタル」が使われていた。本編放送時には一度も流れていない。
- 技術プロデューサー - 菅原光宏
- TD・撮影 - 北山善弘
- スタジオカメラ - 竹内義仁、貝谷慎一、冨永健二、高野学
- 映像 - 桜庭武志
- 録画 - 岡本卓
- 照明 - 田頭祐介
- 音声 - 渡部満裕
- 選曲・効果 - 近藤隆史
- PC画面 - 岡本喜典
- 編集 - 柳沢竜也
- ライン編集 - 杉山英希
- タイトル・CG - 高岡直樹
- MA - 高橋昌之
- 美術プロデューサー - 杉川廣明
- デザイン - 柳川和央
- 美術進行 - 村上勇人
- 大道具製作 - 内海靖之
- 大道具操作 - 坂井貴浩
- 装飾 - 山科貴弘
- 持道具 - 佐々木ちほ
- 衣裳 - 中野晴海
- メイク - 佐々木精一
- アクリル装飾 - 中村哲治
- 建具 - 三田村賢
- 電飾 - 鈴木健也
- 視覚効果 - 江崎公光
- 植木装飾 - 後藤健
- 生花装飾 - 牧島美恵
- 撮影協力
- 一橋大学、ヴィアイン東京大井町、前田建設工業株式会社、大井三ッ又商店街、横浜市神奈川水再生センター、ハマロケ
- AJINOMOTO STADIUM、今川小路、株式会社 光洋、でんきち、八王子フィルムコミッション、八王子川口事務所
- デジタルハリウッド大学、ホテルシャルム目黒、多摩市、たまロケーションサービス、池袋ロサボウル ビリヤード・ロサ
- 公立福生病院、株式会社 In Field、岡本診療所、八王子市芸術文化会館(いちょうホール)、横浜市立脳血管医療センター
- 福生ロケーションボックス、日野映像支援隊、タカヤマ薬局京急久里浜西店、久里浜商店会協同組合、横浜六角橋商店街
- 伊豆美神社、ワークマン稲城店、ユニディ若葉台店、(有)アラヤ製作所、株式会社レーザックス、株式会社長野工務店
- 音楽協力 - フジパシフィック音楽出版
- 協力 - バスク、フジアール、ベイシス
- 心理学監修 - 越智啓太(法政大学文学部心理学科教授)
- 取材協力 - 植木理恵(慶應義塾大学理工学部)
- 警察監修 - 杢尾尭
- 格闘技指導 - 入江秀忠
- 資料協力 - アマナイメージズ
- 広報 - 魏治康
- ホームページ - 須之内達也、伏見香織
- スチール - 藤村陽子
- タイトルデザイン - スタッフコミュニケイション
- リサーチ - ユヌ・ファクトリー
- 車輌 - ファン、コマツサポートサービス
- 劇用車 - スーパードライバーズ
- スタントコーディネーター - 釼持誠
- 演出補 - 倉木義典
- 制作担当 - 奥村謙介、横澤淳、山田大作
- 制作主任 - 三井久弥、杉本俊二、小田切悠、豊島さおり、西本和幸
- 記録 - 寺田まり
- 編成企画 - 鹿内植
- アソシエイトプロデューサー - 小椋久雄
- プロデューサー - 貸川聡子
- プロデューサー補 - 椛澤節子
- 制作 - フジテレビ
- 制作著作 - 共同テレビ
エピソードリスト
- 原則一話完結であるが、IV・V、VIII・IX、X・XIは前後編。
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放送日程
- 通常は本編終了後にエンディングテーマソング→協賛社提供クレジット→30秒スポットCM→次回予告の流れであるが、IVはエンディングテーマソングの前に予告を挿入→提供クレジット→30秒スポットCMに次いで、泉谷らから番組携帯サイトについての紹介があった。VIIIはエンディングテーマソングの後に次回予告→松下と藤木によるオリジナルサウンドトラックCDプレゼントの告知→提供クレジット、Xはエンディングテーマソングの後に次回予告→提供クレジットの順だった。
- X・XIは東日本大震災の影響で提供クレジットは自粛され、NTT災害用伝言ダイヤル(NTTドコモが協賛社)を除く、すべてのCMがACジャパンの公共広告に差し替えられた。
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サウンドトラック
- 収録曲
- 作曲・編曲:井筒昭雄
- CONTROL〜犯罪心理捜査(5:33)
- 現場百回(2:34)
- PSYCHOLOGIST(3:21)
- BEYOND THEORY(2:03)
- 願うひとへ(3:55)
- レクチャータイム(2:23)
- 一斉捜査(3:54)
- 心が解ければ、事件が解ける。(7:12)
- TIME RUNNER(2:50)
- 駆け引きの連鎖(3:48)
- 凶行犯捜査課の人々(2:20)
- DARK MILLER(2:47)
- 解決への糸口(2:35)
- 興味と考察(2:09)
- そして伝わる(6:02)
- 立ち昇る真実(3:21)
- 分室コンビネーション(2:27)
- 閉ざされた心(3:49)
- Words≠Hearts(3:03)
- さまよう心(2:35)
- シニカル(3:09)
- こぼれた想い(4:37)
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脚注
外部リンク
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