トップQs
タイムライン
チャット
視点
ELEVEN (アルバム)
B'zのアルバム ウィキペディアから
Remove ads
『ELEVEN』(イレヴン)は、日本の音楽ユニット・B'zの11作目のオリジナル・アルバムである。2000年12月6日にRooms RECORDSよりリリース。
Remove ads
概要
1999年リリースの前作『Brotherhood』から1年5か月ぶりとなるオリジナルアルバム。2000年にリリースされたシングル4曲(バージョン違いも含む)を含めた14曲を収録している。初回特典には、B'zの2001年度カレンダーが付属していた[3]。
ジャケットデザインは、女性が馬に乗って競馬のレースで独走している様子のイラストになっており、オリジナル・アルバムとしては『The 7th Blues』以来メンバーが登場していないデザイン[注 1]。
第15回日本ゴールドディスク大賞でロック・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した[4]。
香港、台湾で発売された本作は、スリーブが日本盤とは異なったデザインになっている。
収録曲
Remove ads
楽曲解説
- I
- 曲名表記は (四角)の中に「I」の文字が入った記号。
- 打ち込みで作られた約24秒のインストゥルメンタルで、今まで発表されたB'zの楽曲の中で最も演奏時間が短い。歌詞カードに歌詞は記載されていないが、何度か「B'z ELEVEN」というコーラスが重ねられている。
- 稲葉が床から這い出てくるミュージック・ビデオも制作されている。
- 翌年に行われたアルバムツアー『B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』では、佐世保公演からロングバージョンでオープニングSEに使用された。
- Seventh Heaven
- ベースは「FIREBALL」以来、松本が演奏している[6]。
- ショートバージョンのミュージックビデオが制作されており、当時放送されていた『笑う犬の冒険』のコント「テリーとドリー」の一部をパロディとして取り入れている。
- 2000年の『ミュージックステーションスペシャル スーパーライブ2000』で「今夜月の見える丘に」と共に披露された[7]。
- ライブではアルバムツアー以降演奏されなかったが、2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay3にて約19年ぶりに演奏された[8][9]。
- 信じるくらいいいだろう
- RING
- 30thシングル。本アルバムの先行シングル曲。
- 愛のprisoner
- アルバムツアーではオープニングを飾った。
- 煌めく人
- ラップを用いたミクスチャー・ロックを意識した楽曲。
- May
- 28thシングル。
- juice (PM mix)
- 29thシングルのアルバムバージョン。
- サブタイトルの「PM」は「もうちょっと」という意味を持つ「ポキートマス(Poquito Mas)」というスペイン語の略で、シングルバージョンよりもボーカルのレベルを少し上げたアレンジであることから付けられた[10]。
- Raging River
- マイク・クリンクとの共同作業で制作された曲。
- ロックとストリングスを交えた7分32秒に及ぶバラードで、リメイク版を除くB'zのオリジナル楽曲では最も演奏時間が長い[注 2]。
- ピアノによるイントロの後、初めは稲葉のボーカルと松本のアコースティック・ギターの伴奏のみで演奏されるが、中盤から他の楽器も参加して激しくなってくる。
- この曲のデモ音源が、マスト・アルバム『B'z The "Mixture"』にシークレット・トラックとして収録されている(現在は視聴不可)。その際はアコースティック・ギターを用いた全編英語詞によるバージョンだった。
- TOKYO DEVIL
- パット・リーガンとの共同作業で制作された曲。
- 打ち込み音から始まり、チャイニーズゴングで終わる楽曲。このチャイニーズゴングは、「身体が大きいと音も大きくなるのでは?」という判断からギター・テクニシャンの畠山“hakkai”勝紀が担当[11]。
- 松本が演奏したギターのフレーズをシンセサイザーに取り込み、それを貼り付けるといったデジタル処理が施されている[11]。
- 別バージョンとして、2002年発売の『日韓サッカーワールドカップ公式コンピレーション盤』、ミニ・アルバム『DEVIL』、ベスト・アルバム『B'z The Best "ULTRA Treasure"』に収録された全英詞バージョンの「DEVIL」がある。こちらは、外国人プロデューサーと制作したデモが基となっている。
- コブシヲニギレ
- 前曲や次曲との曲間がない。
- 間奏のブルースハープは稲葉が担当。
- 翌年に行われた『B'z SHOWCASE "コブシヲニギレ"』のサブタイトルにもなった。
- Thinking of you
- イントロがなく、前曲終了直後に稲葉の歌い出しから始まる。
- 同年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』の客出し曲に使用され、未発表の原曲が客出し曲に使われたのはこの曲が初めてである。
- アルバムツアーでは未演奏だったが、2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay3でサビ前の一部が演奏され[8][9]、2022年に行われたツアー『B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X-』にてフルサイズで演奏された[12][13]。
- 扉
- セクションによってテンポが揺れており、エンディングではギターをパンニング処理で左右に振っている。
- アルバムツアーでは未演奏となり、現在もライブ未演奏。
- 今夜月の見える丘に (Alternative Guitar Solo ver.)
- 27thシングルのアルバムバージョン。
- バージョン表記の"Alternative"は「別の」や「代わりの」という意味の英単語で、それが示すとおりシングルバージョンとは異なるギターソロとなっている。テレビ番組出演時にこのバージョンで演奏し、これを松本が気に入ったことから本作に収録されることとなった[14]。
- 2002年に発売されたバラード・ベスト・アルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜』に収録されたものは、このバージョンやシングルバージョンとも違うギターソロになっている。
- ライブではこのバージョンが披露されることが多く、2000年の『B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』で初披露された。
Remove ads
参加ミュージシャン
- 松本孝弘:ギター、全曲作曲・編曲、ベース (#2)
- 稲葉浩志:ボーカル、全曲作詞・編曲、ブルースハープ (#11)
- 大島康祐:編曲 (#7)
- 池田大介:ストリングスアレンジ (#4)、ストリングス&コーラスアレンジ (#9)
- 明石昌夫:ベース (#3.6.10.11)
- バカボン鈴木:ベース (#7.9)
- 満園庄太郎:ベース (#13)
- 中村“キタロー”幸司:ベース (#4.12.14)
- Fingers:ベース (#5.8)
- ブライアン・ティッシー:ドラム (#2.5.8)
- 黒瀬蛙一:ドラム (#3.6.10.11.13)
- 山木秀夫:ドラム (#4.9.12.14)
- 小野塚晃(from DIMENSION):ピアノ(#4.7.9.14)
- 篠崎Strings:ストリングス(#4.9)
- TAMA MUSIC:コーラス (#9)
- 畠山“hakkai”勝紀:チャイニーズゴング (#10)
- 徳永暁人:クラビネット (#2)
- 佐々木史郎(オルケスタ・デ・ラ・ルス):トランペット (#2)
- 小林太(オルケスタ・デ・ラ・ルス):トランペット (#2)
- 河合わかば(オルケスタ・デ・ラ・ルス):トロンボーン (#2)
- 勝田かず樹(from DIMENSION):サックス (#2)
Remove ads
ライブ映像作品
シングル曲については各作品の項目を参照
Seventh Heaven
愛のprisoner
煌めく人
Raging River
TOKYO DEVIL
コブシヲニギレ
Thinking of you
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads