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松本孝弘
日本のギタリスト、音楽プロデューサー (1961-) ウィキペディアから
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松本 孝弘(まつもと たかひろ、1961年〈昭和36年〉3月27日 - )は、日本のギタリスト、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー。ロックユニット[3]B'zのギタリストで、リーダーも務める。主に「Tak Matsumoto」(タック・マツモト)という名義を使用している[4]。
所属事務所はVERMILLION。所属レーベルはVERMILLION RECORDS。
B'zとしての活動に並行してソロ作品や、他アーティストへの楽曲提供やギター演奏での参加も行なっている[5]。1999年からはギブソンから世界で5人目[注 1]、日本人では初となるギブソン・レスポールのシグネチュア・アーティストに選ばれている[5]。2010年に発売したラリー・カールトンと共演したアルバム『TAKE YOUR PICK』が、『第53回グラミー賞』最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバムを受賞した[6][7]。
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人物
大阪府豊中市出身。中学3年時の誕生日に両親からビートルズの『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』をプレゼントされると、学校から帰宅後はずっと聴いていた[8]。父親は声楽をやっており、母親はクラシック好きであった[9]。ある日、ディープ・パープル「紫の炎」のレコードを掛けていると母親が「この曲いいじゃない?」と言って来たので松本の音楽を理解していたと考えている[9]。初めて買ったギターはギブソン・レスポールのジミー・ペイジと同じモデル(色は赤いサンバースト)。グレコによるレプリカであった[8]。買ったその日からプロを目指していたと述べている[10]。当時憧れていたのはジミー・ペイジやリッチー・ブラックモアであり、マイケル・シェンカーやスティーヴ・ルカサーもコピーした。特に、スティーヴ・ルカサーについてはセッションマンとしての参加作品についてもフォローするほどに入れ込んでいた[11]。高校時代に組んでいたアマチュアバンド「スーパーイマージュ」でテレビ東京系『ロックおもしロック』に出演したこともある[12]。
B'zとしてデビュー後しばらくの間は自身はA型の牡羊座で几帳面さと雑なところ両方を持ち合わせた性格であると思っていたが[13]、実際はO型であることがわかると大雑把でいいと思うようになったという[14]。1996年に稲葉浩志がソロ作品の制作を行っている間、松本は英語を勉強するため3ヶ月間サンディエゴへ留学した[13]。
2018年にはB'zのデビュー30周年を記念したエキシビジョン『B'z 30th Year Exhibition "SCENES" 1988-2018』において、これまでライブで使用してきたギターアンプ用スピーカーキャビネットのシークレットオークションを実施し、その落札金額のすべてを松本の「音楽を志す学生を応援したい、自分に続くミュージシャンの育成に繋がれば」という意向を踏まえ、出身地である豊中市の市文化芸術振興基金へ寄付している[15]。2020年、上記の寄付や『B'z SHOWCASE 2017 -B'z In Your Town-』を豊中市での開催、成人式へのメッセージ、広報とよなか『リレーエッセー』への寄稿などの功績から『豊中市名誉市民』に選定された[16][17][18]。
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音楽性
→「B'z § 音楽性」も参照
演奏スタイル
松本のギター演奏において最も特徴的なものとしてトーン(音色)が挙げられ、本人も「今回(TMG活動時)のジャックにしてもエリックにしても今まですごいギター・ヒーローたちと一緒に仕事をしてきてるじゃないですか。やっぱり音色のことは言いますよね。僕のプレイ、たとえば『速弾きがすごい!』なんて誰も言わない。もうね、スーパー・プレイを目の当たりにしてきてる人たちだからね、『TAKはトーンだよ』ってみんな言う。それは最高の褒め言葉だと思ってますよ[19]。」、「自分の一番のポイントはやっぱりトーンだから。決して技術的に凄いわけではないので、僕の場合はこの音色……トーンがやっぱり絶対なんですよね。だからチョーキングしてビブラートした感じがいちばんのポイントだと自負しています[20]。」と述べている。また、マーティ・フリードマンも自著にてギターの音を聞いただけで誰が弾いているのかがわかる日本のギタリストとして布袋寅泰、Charとともに松本の名を挙げている[21]。その他には、音楽評論も手がけるミュージシャンの近田春夫が、1998年発売の『考えるヒット』という本においてB'zの「Calling」を取り上げた際、松本のギターに関して、「それにしてもこのギター、世界レベルで良い音(フレーズなどを含む)」と高く評価している。
作曲
松本が生み出す楽曲は、メロウなバラード、ポップなものからハードな楽曲、ブルースまで幅広く、メロディアスなものが多い。1stアルバム『Thousand Wave』はヘヴィメタル調でテンポの速い曲が多く、B'z初期の作品でも打ち込みを多用したデジタルサウンドであったが、次第にハードロックの要素を出していった。また、アジア特有の音階を用いたオリエンタルなメロディの楽曲も見受けられ、アルバム『華』やB'zの「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」などがある。
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来歴
要約
視点
高校入学とともにギターを始めている。ハンドボール部に所属していたが、幽霊部員であった。一方、軽音楽部を立ち上げて「スーパーイマージュ」というバンドを組んで音楽コンテスト、ライブハウス、学園祭などに出演していた。高校卒業後に車の免許を取得してからの約2年間は、車にのめり込んでギターを弾かない時期があった[22][23]。ある先輩からは「ギターをちゃんとやったほうがいい」と度々アドバイスを受けていたという[22]。その後はミューズ音楽院に入学し、コード進行など音楽の基礎理論を一から学び直した。当時からギターの技能は高く、講師に実践での演奏を勧められ音楽院を中退した。その後、自身のバンド「マクベス」のデモテープをきっかけに音楽事務所「ビーイング」に所属し、セッション・ギタリストとしてプロでの活動が始まった。スタジオ・ミュージシャンのほか、楽曲提供やコンサートのサポート・ギタリストも務めており、これらの活動では浜田麻里やTM NETWORKのレコーディングやコンサートに参加した。また、1986年にはセッションバンド「うるさくてゴメンねBAND」に参加し(メンバーは松本の他にBs:鳴瀬喜博、Dr:そうる透、Vo:カルメン・マキ・山田信夫)、ライブ・アルバムも発売した。ギタリストとして活動の場が広がる中で、松本はかねてから構想していた自身のバンド結成に向けての動きを行っていた。
1988年 - 2008年
1988年、ヤマハから松本のシグネチュア・ギター「MG-M」プロトタイプが製作され、1995年頃まで主にMG-Mを使用していた。なお、MG-Mはマイナーチェンジを経て一般販売した。5月21日にはメルダックから1stアルバム『Thousand Wave』を発売した。この頃、ビーイング社長であり音楽プロデューサーでもあった長戸大幸から稲葉浩志の歌声が入った1本のデモテープを渡されると、稲葉をボーカルに採用することを決め、同年9月21日に音楽ユニット「B'z」として1stシングル『だからその手を離して』、1stアルバム『B'z』の同時発売でデビューした。アルバムでは「孤独にDance in vain」以外のすべての曲を作曲している。また、ヤマハのモニターを務めていた松本は全国各地で「ギター・セミナー」を開催し、セミナー後には同行していた稲葉とともにB'zを披露するキャンペーンを行った[24][25]。この頃、松本はまだTM NETWORKのツアーに参加するスケジュールが残っており、コンサートの前後にセミナーを開催する時もあったが[24][25]、『TM NETWORK CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!! '89』を以ってTM NETWORKのサポートを終了した。また、1989年からTOKYO FMにてラジオレギュラー番組『B'z BEAT ZONE』の放送が始まっている(1993年4月7日から全国同時ネットでの放送を開始し、1997年9月25日に放送終了となった)。
1991年、B'zの活動と並行して1stシングル『'88〜Love Story』を発売した。
1992年、2ndシングル『#1090 〜Thousand Dreams〜』を発売し、テレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』テーマソングにも起用された。同年には2ndアルバム『Wanna Go Home』を発売した。
1994年に発売したB'zの14thシングル『Don't Leave Me』から名前に「TAK」(タック)の表記を使用し始めた。なお、名付け親はギタリストのスティーヴィー・サラスである。
1996年には「Rock'n Roll Standard Club Band」として自身のラジオ番組内の企画でカバーしていた洋楽をまとめたアルバム『Rock'n Roll Standard Club』を発売し、ツアー『Rock'n Roll Standard Club Tour』を開催した。また、同年には1stアルバムをリミックス・リマスタリングした『Thousand Wave Plus』も発売している。
1997年から翌年にかけて七緒香のシングル3枚、アルバム1枚分の楽曲を提供し、すべてにギターで参加した。
1999年、ギブソンから世界で5人目[注 1]、日本人では初となるギブソン・レスポールのシグネチュア・アーティストに選ばれた[5][26]。作曲・ギターに加え、作詞・ボーカルにも挑戦した3rdシングル『THE CHANGING』発売後、4月2日からニッポン放送にてラジオレギュラー番組『松本孝弘のONE FOR THE ROAD』が放送開始した(10月1日放送終了)。3rdアルバム『KNOCKIN'“T”AROUND』でも3rdシングルのほかに作詞・ボーカルに挑戦した曲を収録しているほか、インストゥルメンタル「GO FURTHER」のドラムスには真矢、ベースにはビリー・シーンが参加した。また、以前から面識のあったスティーヴ・ヴァイのレコーディングに参加し、『ウルトラ・ゾーン』収録の「エイジアン・スカイ」を制作している(ボーカルには稲葉が参加)[27]。10月31日に鈴鹿サーキットで開催された『F1日本GP』決勝戦では国歌をギター演奏した[28]。
2001年、フジテレビ系スポーツ番組『感動ファクトリー・すぽると!』オープニングテーマとして「SACRED FIELD」を提供(2003年には「RED SUN」を提供している)。
2002年には「TAK MATSUMOTO」名義で4thアルバム『西辺来龍 DRAGON FROM THE WEST』、「松本孝弘」名義で5thアルバム『華』を同時発売した。
2003年はB'zとして活動を続ける中、邦楽をカバーするソロ・プロジェクトとしてZARDの坂井泉水をボーカルに迎えたシングル『異邦人』、倉木麻衣をボーカルに迎えたシングル『イミテイション・ゴールド』を発売し、カバー・アルバム『THE HIT PARADE』を発売した。また、テレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』に出演した[29]。
2004年、エリック・マーティン、ジャック・ブレイズらとともにバンド「TMG」(Tak Matsumoto Group)を結成し、シングル『OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜』、アルバム『TMG I』を発売してライブツアー『TMG "Dodge The Bullet" Tour 』を開催。『SUMMER SONIC 04』にも出演した。また、松本孝弘として東京都交響楽団とコラボレーションしたコンサート『都響スペシャル Collaboration 2004 松本孝弘「華」』(指揮は飯森範親)を開催した。またギタリスト発掘を目的としギタリストを中心とした弦楽器奏者のためのレコードレーベル「House Of Strings」を設立し、7thアルバム『House Of Strings』を発売した。
2005年、「House Of Strings」から2作目となる8thアルバム『Theatre Of Strings』を発売、松本のほかに春畑道哉、大賀好修、増崎孝司が参加した。
2006年には、楽曲提供したKAT-TUNのデビューシングル『Real Face』が自身初となるオリコンチャートの年間シングルセールス第1位となった[30]。
2009年 -
2010年、ラリー・カールトンと共演したアルバム『TAKE YOUR PICK』を発売し、ライブツアー『Larry Carlton & Tak Matsumoto LIVE 2010 "TAKE YOUR PICK"』を開催、『東京JAZZ 2010』に出演したほか[31]、台北・香港公演も行った。翌年に『TAKE YOUR PICK』が『第53回グラミー賞』の最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム部門を受賞した[6][7]。
2012年、9thアルバム『Strings Of My Soul』を発売、収録曲の中でラリー・カールトンが「SUKIYAKI」(邦題「上を向いて歩こう」)のカバー「SUKIYAKI featuring LARRY CARLTON」で参加しているほか[32]、共同プロデュースや複数の曲のミキシングなどでポール・ブラウンが参加している。
2013年、配信限定シングル『Live Life』をリリースした。
2014年、10thアルバム『New Horizon』発売後、ソロ名義では初となるツアー『Tak Matsumoto LIVE 2014 -New Horizon-』を開催した。
2016年には11thアルバム『enigma』を発売し、ツアー『Tak Matsumoto LIVE 2016 -The Voyage-』を開催[33]。また、TAKUROの1stアルバム『Journey without a map』の全面プロデュースを担当した[34]。
2017年にはダニエル・ホーと共演したアルバム『Electric Island, Acoustic Sea』を発売し、ツアー『Tak Matsumoto & Daniel Ho Live! 2017 -Electric Island, Acoustic Sea-』を開催した。
2018年、LOUDNESS主宰のイベント『METAL WEEKEND』第4弾にゲスト出演した(稲葉も出演)。
2019年発売のTAKUROの2ndアルバム『Journey without a map Ⅱ』でも全面プロデュースを担当したほか、「北夜色 Port Town Blues」を書き下ろした。
2020年、12thアルバム『Bluesman』を発売した[35]。
2021年、プロ・ギタリスト活動40周年記念としてアーティストブック「TAK MATSUMOTO PLAYER’S BOOK」と「TAK MATSUMOTO GUITAR BOOK」を発売[36]。LiSAの楽曲「Another Great Day!!」のサウンドプロデュースを担当[37]。
2022年、自身が監修したシングルモルトウイスキー7年、「Waltz in Blue 青の円舞曲」を発売。実際に兵庫県明石市の老舗酒造メーカー「江井ヶ嶋酒造」へ足を運び、テイスティングを行った[38][39]。
2023年、配信限定シングル『EPIC MATCH ~ the match everyone wanted ~』をリリースした[40]。また12月には、自身が監修を務め、長年ライブやレコーディングに係わってきた音響チーム(株式会社B ZONE TEN事業部)が開発・製造を手掛けるギター・イクイップメント・ブランド「Indigo Note」を発足。ブランドの第1弾としてエフェクターの「FIXED WAH」をイケベ楽器及びMusingにて数量限定発売[41]。
2024年、Adoの国立競技場公演のアンコールにサプライズ出演。楽曲提供した「DIGNITY」を演奏した[42]。配信限定シングル『BATTLEBOX』『GLORIOUS 70』を2週連続でリリースした[43]。TM NETWORKの40周年ライブ「TM NETWORK 40th FANKS Intelligence Day40 YONMARU」のKアリーナ横浜公演にサプライズ出演した[44]。ソロ名義では約8年ぶりとなるツアー『Tak Matsumoto Tour 2024 -Here Comes the Bluesman-』を開催した[45]。また8月には約20年ぶりとなる邦楽カバーアルバム『THE HIT PARADE II』をリリース[46][47]、『第66回日本レコード大賞』の企画賞を受賞した[48]。20年ぶりにTMGの活動を再開、アルバム『TMG II』をリリース後、ツアー『TMG LIVE 2024 -Still Dodging The Bullet-』を開催した[49]。
2025年、有明アリーナにて開催されたジェフ・ベックのトリビュート・ライブ『A Tribute to Jeff Beck by Char with HOTEI and Tak Matsumoto featuring The Jeff Beck Band』に出演。Char、布袋寅泰、ジミー・ホール、ロンダ・スミス、アニカ・ニルズ、ゲイリー・ハズバンドらと共演した[50]。4月、配信限定シングル『Tiger's Eye』をリリースした[51]。5月、「Indigo Note」の第二弾となるエフェクター「CHORUS」を発売、発売を記念してイケシブにて使用機材などを展示した『Tak Matsumoto Special Exhibition』を開催した[52]。自身監修のシングルモルトウイスキー第二弾となる「AION」の発売を発表した[53]。
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ギター・コレクション
要約
視点
アンプやエフェクター、スイッチングなどのシステムに関しては、ビーイングのギターテックチーム「FAT」(2023年に「TEN」へ改名)が開発したオリジナルのものを使用している[20][54][55]。また、MarshallやBogner、PeaveyやTwo-Rockを使用していた時期もある[56]。なお、アンプなどにデザインしている「玲」の文字は、「美しい音」という意味で使用している[57]。2013年には、クライベイビーからアジア人初となるワウペダルのシグネチャーモデルが数量限定で発売された[58]。FATから2000年代から2022年にかけて独自のエフェクターが一般向けに発売された。前述の通り、2023年にTENから松本監修のエフェクターブランドとして「Indigo Note」が始動した[41]。2024年には、YAMAHAから自身が監修したサウンドが搭載されたデスクトップ型ギターアンプ「THR30II Wireless TAK MATSUMOTO」が発売した[59]。
ギブソン
- Gibson Tak Matsumotoシグネチャーモデル
- Tak Matsumoto Les Paul Canary Yellow 1999 #TM 002、#TM 007[60]
- Tak Matsumoto Les Paul Canary Yellow Prototype 1998 #891080[61]
- Tak Matsumoto Les Paul Canary Yellow Prototype 1999 #91959503[61]
- Tak Matsumoto Les Paul Canary Yellow 2000 #TM 097[62]
- Tak Matsumoto Les Paul Canary Yellow Prototype 2000 #TAK 001、#TAK 003
- ブリッジにフロイドローズユニットを搭載したモデル。TAK 001のモデルにはフロントPUにフェルナンデス製サスティナーを装備[63]。
- Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst Prototype 2001 #TM 2、#TM 3[64]
- Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst 2001 #TAK 001、#TAK 002[65]
- Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst 2002 #TAK 201、#TAK 202、#TAK 203[66]
- Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst Prototype 2003 #00583358[67]
- Tak Matsumoto Double Cutaway
- Tak Matsumoto Firebird
- Tak Matsumoto 1959 Les Paul Prototype 2016 #1
- 松本所有の59年製レスポール(#9 1156)を3Dスキャンで解析し、再現したモデル[69]。
- Tak Matsumoto 1959 Les Paul 2016
- 上記プロトタイプの製品版。本人のために用意されたもので、シリアルナンバーが存在しない[69]。
- Tak Matsumoto Les Paul Standard Canary Yellow Prototype 2017 #1
- 下記のモデルのプロトタイプ。『B'z LIVE-GYM 2017-2018 "LIVE DINOSAUR"』などで使用[70]。
- Tak Matsumoto Les Paul Standard Canary Yellow 2018 #1、#TM 8001[71]
- ギブソン・レスポール
- Les Paul Model 1954 #4 0673[73]
- Les Paul Model 1955 #5 9937
- Les Paul Model 1956 #615315[76]
- Les Paul Model 1957 #7 3956[77]
- Les Paul Model 1958 #8 2786[78]
- Les Paul Standard 1959 #9 1156
- 1993年に入手し、以後長らく使用しているサンバーストのレスポール。2016年にこのモデルを再現した「Tak Matsumoto 1959 Les Paul 2016」をリリースした[79]。
- Les Paul Standard 1959 #9 0308[80]
- Les Paul Standard 1961 #15712[81]
- SGがまだレスポールと呼ばれていた頃のヴィンテージ・ギター。
- 1991 Gibson Les Paul Gold Top 1957 Reissue #1-5283[82][83]
- 長年ライブに導入されている、57年製のリイシューのゴールドトップ。2000年代にトップがリフィニッシュされ、ピックアップもゼブラ色のものに交換された。
- Les Paul Gold Top 1990's #A0056[84]
- Les Paul Studio -Fireball- 1996 #92956367[84]
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure '97 -FIREBALL-』のツアーを象徴したモデル。その後長らく使用されなかったが、フレットを打ち直し、PUやナットを交換したのち『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』にて再登場した[82]。
- Gary Moore Les Paul 2000 #02860373
- ゲイリー・ムーアが愛用したレモンドロップの1959年製レスポールを再現したモデル[85]。
- Robot Guitar Prototype 2005 #02994553
- オートチューニング機能を備えたレスポールの亜種。2007年の発売に先駆けて、松本も本器を試奏し感想を伝えたという[86]。
- 1958 Les Paul Chambered Lightly Figured Top 2007 #CR87124[87]
- Dark Fire 2008 #ER 007
- ロボットギターの進化系。オートチューニングを継承するロボットチューニングに加え、様々な音色を切り替えられる機能も装備。松本は2008年の製品発表セレモニーにてギブソンCEOから贈呈された[86]。
- Jeff Beck 1954 Les Paul Oxblood 2009 #10
- Mayday Monster Les Paul 2014 #MR 001
- Les Paul Standard 2017 #170037328
- ブルーベリーバーストというカラーで、2017年発売のダニエル・ホーとの共作『Electric Island, Acoustic Sea』のムードにぴったりということで購入。同作のツアーで使用した[85]。
- Les Paul Standard -Bernini-
- 松本がイタリアで購入したギター。ジェフ・ベックの“オックスブラッド”レスポールの赤黒い色をイメージしたカラーに塗り替えられている[82]。
- ギブソン・レスポール・カスタム
- ギブソン・SG
- ギブソン・エクスプローラー
- ギブソン・ファイヤーバード
- ギブソン・ES-335
- ギブソン・CS-336
- CS-336 Plain Top 2002 #CS20145[93]
- ギブソン・フライングV
- ギブソン・アコースティックギター
- オーヴィル
- Les Paul Standard w/P-90 1996 #611167
- オーヴィルは1980-90年代に日本で展開していたブランドで、本家のレスポールに比べて安価に入手できた。「Calling」のMVにて使用された[84]。
- Les Paul Standard w/P-90 1996 #611167
- エピフォン
- Elite Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst 2002
- 『B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』の渚園公演の「juice」のラストでヘッドから花火を発射するために用意されたギター。渚園公演は2日間行われたため2本用意された[99]。
- Les Paul Standard 2002
- 前述の演出のリハーサルで使われたエピフォンのレギュラーモデル[100]。
- Elite Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst Prototype 2002[100]
- Elite Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst 2003 #F301307、#F301325
- プロトタイプを経たエピフォンTak Burstの製品版。指板インレイにはアバロンが用いられており、ヘッドシェイプは松本の希望でギブソンヘッドが採用されている[101]。
- Tak Matsumoto DC Standard 2010 #10091511857 (Gold Top)[102]
- Limited Edition Tak Matsumoto DC Custom 2014 #14021510716 (Antique Ebony Black)[102]
- Masterbuilt AJ-500RE 2003 #G03100176[103]
- Elite Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst 2002
フェンダー
- フェンダー・テレキャスター
- フェンダー・ストラトキャスター
- Stratocaster 1954 #1090[105]
- 1991年に手に入れた生涯初のビンテージ。ソロ作品「#1090 〜Thousand Dreams〜」のタイトルに本器のシリアルナンバーを冠している。以後、松本を代表するストラトとして多くのレコーディングを支えており、『NEW LOVE』収録の「マジェスティック」のMVで活躍した[105]。
- Stratocaster 1966 Neck w/Converted Body #135582
- #1090と並ぶストラトのメインで、入手時点で別個体のネックとボディが組み合わさったコンバーション仕様だった。松本はさらに手を加え、白だったボディを黒く塗り直して『B'z LIVE-GYM '94 "The 9th Blues"』から使用している[106]。
- Stratocaster 1974 Neck w/1966 Body #169078
- ライブでジミ・ヘンドリックスの「リトル・ウィング」をカバーするために用意したギター。左利きのジミは1弦から6弦を上下逆に張った右利き用ストラトをひっくり返して弾いたことで、ヘッドやリアPUのスラントが反対向きとなり独特のテンションとトーンを生みだしていた。松本は通常のストラトの操作性を損なわずにジミに近いニュアンスを出すため、右利き用の66年製と左利き用の74年製を購入し、前者のボディに後者のネックを差したうえリアPUのスラントも逆にするという改造を施した[107]。
- Stratocaster 1966 Neck w/1974 Body
- Stratocaster 1962 #75457[108]
- Eric Clapton Tribute Stratocaster "Blackie" 2016 #-20036
- エリック・クラプトンが1973年から1985年に愛用したコンバーション仕様のストラト「ブラッキー」を解析し、2006年に製造されたモデル。塗装の剥げやタバコの焦げあとまでリアルに再現されている[109]。
- Flankenstein Replica 2007 #61071
- エディ・ヴァン・ヘイレンの愛機である改造ストラト「フランケンシュタイン」をフェンダーとEVHが手を組んで再現したモデル。こちらはエディが赤白黒 / 2PU / フロイドローズにモディファイした"第2期"のものが元になっている[110]。
- '69 Stratocaster Relic 2013 #R62497[81]
- '78 "Eruption" Relic 2018 #61071
- 白黒 / 1PU / トレモロユニットの"初期"フランケンシュタインを再現したモデル[110]。
- Stevie Ray Vaughan Signature Stratocaster Relic 2019 #CZ537894[111][112]
- スティーヴィー・レイ・ヴォーンのシグネチェアモデルで2019年に再発売したものを購入。本来は左利き用のトレモロユニットが付いているが右利き用に改造し、またピックガードの「SRV」の部分を「TAK」に変えている[111]。またもう1本購入しており、ピックガードを「178」に変えて稲葉の誕生日にプレゼントしている[112]。
- Stratocaster 1954 #1090[105]
- フェンダー・ムスタング
ヤマハ
- ヤマハ・MG-M
- MG-M Prototype "T'S TOYS" 1988
- MG-Mの第一弾プロトタイプ。ボディにプリントされた"T'S TOYS"は、松本にとってギターが"T(=孝弘)のおもちゃ"であることを表している[114]。
- MG-M 1988 #01
- "T'S TOYS"を経て生まれたブルーサンバーストのMG-M。「だからその手を離して」のレコーディングで使用された。ボディ裏に初号機であることを示す"01"のステッカーが貼られている[115]。
- MG-M Prototype 1989
- 白いボディが特徴。「BAD COMMUNICATION」のレコーディングで使用し、MVにも登場した[116]。
- MG-M II Prototype 1989
- MG-M IIのプロトタイプで、MG-Mのスペックはそのままに新しくフロイドローズユニットを追加した。ボディは紫[116]。
- MG-M II 1989 #20561、#None
- 1990年に製品化されたブルーサンバーストのMG-M II。ヘッドにフェラーリのロゴが描かれた#20561とシリアルナンバーのない2本の合計3本を所有しており、#20561ともう1本は『B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"』の「『快楽の部屋』」のエンディングにて破壊(爆破)された。無傷で残った1本も93年以降長らく機材庫に保管されていたが、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』の「だからその手を離して」で使用した[117]。
- MG-M II G Prototype 1991
- MG-M IIにグラフィックの"G"を加えた第三弾シグネチャーのプロトタイプ。黒と紫のネオングラフィックが特徴。91年や92年のライブ・レコーディングで活躍した[118]。
- MG-M II G 1991 #1P25071[119]。
- MG-M II Custom Prototype 1993[120]。
- MG-M III Custom Prototype 1993
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"』などで登場したゼブラ柄のモデル。元々2ハムバッキングを採用していたが、94年以降フロント側をサスティナーに交換し『ELEVEN』や『BIG MACHINE』のレコーディングを担う[121]。2023年にハムバッカーへ交換し『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』で用いた[122]。
- MG-M III Custom Prototype 1994 #1
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure '95 "BUZZ!!"』にて「LOVE PHANTOM」で使用。ブラックサンバーストのボディにはドラキュラのステッカーが貼られており、ボディ裏には演出で用いたレーザーの配線を敷くためのザグリが彫られた[120]。
- MG-M III Custom Ikebe Model Prototype 1994
- イケベ楽器店のリクエストで製作されたMG-M IIIカスタムの特別仕様。「love me, I love you」のMVで登場。松本は本器を歴代のヤマハシグネチャーの中で特に気に入っている1本として挙げており、88年から続いたMG-Mシリーズを締めくくる最後のメインでもある[123]。
- MG-M III Custom W-Neck Prototype 1994 #C14964
- MG-M Prototype "T'S TOYS" 1988
- ヤマハ・SG
- SG510 1980's #118723
- エレクトリック・アコースティック・ギター
その他
- アイバニーズ
- イーエスピー
- オリジナルSTタイプ
- セッションギタリスト時代の84〜85年頃に使用。コンピレーションアルバム『HEAVY METAL GUITAR BATTLE Vol.1』の歌詞カードに本人と使用ギターの紹介がされている。
- Random Star -The Black Star- 2015 #E8700152[128]
- オリジナルSTタイプ
- オベーション
- Elite Brown #444882[130]
- キラーギターズ
- KG-Prime Original 2006 #KIS0552202
- KG-Prime Thunderwing Prototype 2018 #K5400182
- KG-Prime Tylant Prototype 2018 #K52100182
- こちらも松本のオーダーで製作されたモデルのプロトタイプ。松本としては自身のKGプライムにはフロイドローズの搭載が必須要素だったが、「ギブソンスケールのKGプライム」を提案した当初に試奏用サンプルとして届いたミディアムスケール・トレモロレスのモデルが好印象だったため、ハードテイル仕様も追加でオーダーした[134]。
- KG-Prime Thunderwing 2020 #K5400192
- 前述のサンダーウィングの製品版。2019年から受注生産で市販された[132]。
- KG-Prime Tyrant 2020 #K1900192
- 前述のタイラントの製品版。こちらも2019年から受注生産で市販された[134]。
- コーラル
- Electric Sitar Brown[130]
- ゴダン
- LGX Blue[130]
- サドウスキー
- Sadowsky Metroline Black
- 『B'z LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE"』の「恋のサマーセッション」で使用。ストラトキャスターを模したギターであり、本人曰く通常のストラトキャスターではネックが太すぎるらしい。
- TAK MATSUMOTO MODEL
- B'zのアルバム『ACTION』収録の「BUDDY」レコーディングに使用し、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』の「ねがい」でも使用。リアピックアップにハムバッカーのジェイソン・ローラーのインペリアルPAFを装着している。
- Sadowsky Metroline Black
- ジェリー・ジョーンズ
- Electric Sitar Green[83]
- ゼマティス
- S22 ST GOLD
- 『B'z LIVE-GYM 2008 "ACTION"』の「永遠の翼」で使用。
- S22 ST GOLD
- ナショナル・ストリング・インストルメント
- Doburo[130]
- ピーヴィー
- WolfGang Gold Top 91000583[130]
- ビル・ローレンス
- St-Type 2Hum Zebra #B-09275(セッションギタリスト時代に使用)[135]
- St-Type 2Hum Black with Butterfly #B-46596(セッションギタリスト時代に使用)[135]
- St Model Prototype 1980's #B17286
- セッションプレイヤー時代に製作したもので、2021年時点で松本が所有する中で最も古いギター(それ以前は使っていた楽器を下取りに出して新しいものに持ち換えていたため残っていない)[136]。
- St Model Prototype 1980's #B11839
- こちらもセッションプレイヤー時代に使用。黒地のボディには蝶と花が描かれている[136]。
- フジゲン
- Origlan LP Type Cherry Sunburst F960530[130]
- フリーダム カスタム ギターリサーチ
- 昇
- 松本がプロデュースしたギターで、フロントにサスティナーを搭載している。『B'z SHOWCASE 2007 -19-』の「ARIGATO」で使用。
- 昇
- マーティン
- ミュージックマン
- EVH model Trans Gold #85979、#87892(Non tremoro)、#88740[135][83]
- EVH model Black #88923[135]
- EVH model Pink #86255
- B'zのシングル『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE』のジャケット写真や1995年から1997年のLIVE-GYMで使用していた。その後に行方不明となってしまい、B'zのデビュー30周年を記念したエキシビション『B'z 30th Year Exhibition "SCENES" 1988-2018』開催に伴って公式サイトやSNSを通じて広く情報提供を求めた[138]。その後、ある楽器メーカーの倉庫に保管されていることが判明すると、松本が所有していたものと確認することができ、約20年ぶりに戻ってきた[139]。このギターはエキシビジョンの後期スケジュール(2003-2018)で展示したほか、B'zのアルバム『NEW LOVE』収録の「恋鴉」[88]、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』以降のライブで使用。
- ヤイリギター
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受賞歴
- 『第18回日本ゴールドディスク大賞』ロック&ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー『THE HIT PARADE』[140]
- 『第25回日本ゴールドディスク大賞』ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー『TAKE YOUR PICK』[141]
- 『第27回日本ゴールドディスク大賞』インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー『Strings Of My Soul』[142]
- 『第29回日本ゴールドディスク大賞』インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー『New Horizon』[143]
- 『第35回日本ゴールドディスク大賞』インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー『Bluesman』[144]
- 『第53回グラミー賞』最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム『TAKE YOUR PICK』[6]
その他
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ディスコグラフィ
要約
視点
※「1st」「2nd」などの表記は、松本孝弘の公式サイト「House Of Strings Official Website」内の「DISCOGRAPHY」[148]を参照している。
アルバム
シングル
CDシングル
配信限定シングル
映像作品
収録作品
提供作品
参加作品
未音源化作品
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書籍
ライブ
要約
視点
サポート・メンバー
→TMGのメンバーについては「TMG (バンド)」を参照
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出演
ラジオ番組
- TOKYO FM/JFN『B'z BEAT ZONE』(1989年 - 1997年9月25日)
- ニッポン放送『松本孝弘のONE FOR THE ROAD』(1999年4月2日 - 10月1日)
- TOKYO FM/JFN『B'z BEAT ZONE SPECIAL』(2003年9月14日)
特別番組
- NHK BS2『松本孝弘ソロ・プロジェクト 〜B'zへの挑戦〜』(1999年5月7日)
- BS朝日・テレビ朝日『LIVE 21 TAK MATSUMOTO SPECIAL』(2002年2月23日)
- パーフェクト・チョイス『The MUSIC 272 presents "Collaboration 2004 松本孝弘「華」" with 東京都交響楽団』(2004年10月10日)
- TBSチャンネル『TMG 2004 〜Dodge The Bullet〜』(2004年12月4日)
- WOWOW『Larry Carlton & Tak Matsumoto Special 〜TAKE YOUR PICK』(2011年2月10日、3月2日)[175][176]
- dTV『Tak Matsumoto Tour 2016 -The Voyage-』(2016年5月7日、5月25日 - 8月24日)[177]
- WOWOW『Tak Matsumoto & Daniel Ho「Electric Island, Acoustic Sea」特集』(2017年2月18日、4月29日、6月18日)[178][179][180][181]
- WOWOW『Tak Matsumoto & Daniel Ho Live! 2017 -Electric Island, Acoustic Sea-』(2017年4月29日、6月18日)[179][180]
- B'z Official YouTube Channel『Tak Matsumoto “Bluesman” YouTube Live』(2020年8月29日 -)[182]
- WOWOW『Tak Matsumoto 2020 スペシャル』(2020年9月3日)
- WOWOW『松本孝弘/TMG Special Interview Program』(2024年12月30日)[183]
タイアップ一覧
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脚注
参考文献
外部リンク
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