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IPhone 8

2017年に発売されたAppleのスマートフォン ウィキペディアから

IPhone 8
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iPhone 8(アイフォーン エイト)は、Appleが開発・販売したiPhoneの第11世代目のモデルである。キャッチコピーは「ガラスから生まれたiPhone」。

概要 開発元, 製造元 ...
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概要

要約
視点

2017年9月12日(現地時間)、アメリカカリフォルニア州クパティーノの新しい本社地に作られたThe Steve Jobs Theaterで初開催されたAppleのスペシャルイベントで発表された。

2017年9月15日から予約開始。9月22日、日本国内ではNTTドコモKDDI沖縄セルラー電話連合(au)、ソフトバンクから販売のほか、Apple StoreではSIMフリー版が販売。

iPhone 7に引き続き耐水・防塵のIP67等級に適合している。また、iPhone 7では日本国内でApple Payを利用可能にするFeliCaが日本向けのモデルのみ有効になっていたが、iPhone 8からは全世界のモデルでFeliCaが利用可能になる。これにより、日本国外モデルを購入した場合に日本国内でApple Payを利用できないという問題が解消した。また、電波法施行規則の改正を受け、技適マークが先代の裏面にあったFeliCaへの対応を示す「総務省指定」の表記がソフトウェアによる画面表示(電磁的表示)へ切り替えられ、筐体材質の変更とも相まって見栄えが向上した[1]

外観はiPhone 7と似ているが、iPhone 4/4sと同様に背面をガラスパネルにする事でQiに対応し、最大7.5Wでワイヤレス充電が可能になる[2]

性能を向上させたApple A11 Bionicチップを内蔵している。CPUのうち4つの効率コアはiPhone 7のA10 Fusionチップより最大70%高速で、2つの性能コアは最大25%高速になった。更に性能が必要な時にはこの6つのコアすべてを同時に使うことも可能である。また、Appleが設計した新しい3コアのGPUは、A10 Fusionよりも最大70%高速化された。

iPhone 7に引き続き、光学手ブレ補正付き12メガピクセルの背面カメラを搭載している。

僅かに大型化したことにより、iPhone 7向けの従来のケースで使えないものがある。また10g重量が増えている。

iPhoneとしては本機種から、高音質コーデックであるEnhanced Voice Services(EVS-WB[3])に対応している[4]

KDDI沖縄セルラー電話連合(au)においては、当モデルから3GCDMA2000 1x)エリアによる音声通話CDMA2000 1xRTT)、およびデータ通信(1xEV-DO Rel.0/Rev.A/MC-Rev.A)に非対応となる。このため、以前のようにLTE契約のau ICカード(au Nano IC Card (LTE))では利用できず、VoLTE契約のau ICカード(au Nano IC Card 04 (VoLTE))での利用となるため、交換する必要がある。SIMフリー版においても同様である。

2018年3月30日、iOS 11.3とキャリア設定アップデートより、NTTドコモのPREMIUM 4Gで最大受信速度594Mbpsのデータ通信に対応した[5]

2018年4月、(PRODUCT)RED™を発売開始[6]、au とソフトバンクからは13日、NTTドコモは14日から[7]

Taptic Engineの振動により、ハプティクスが提供され、iPhone 6sから導入された3D Touchを引き続き採用している。

重量はiPhone 7より10g増え、148gとなった。

形状や寸法等の外観は、iPhone 6iPhone 6sに似ているが、ガラスとアルミフレームを組み合わせた構造に変わっている。ガラスについては画面、背面ともに最も耐久性の強い物を使用し、背面のカラーは7層のカラープロセスを経て作られたシルバー、ゴールド、スペースグレイ、プロダクトレッドが提供され、アルミフレームはそれに合わせたカラーになっている。iPhone 8はIP67等級の防水・防塵耐性を有する[8]

ホームボタンはiPhone 7同様の静電容量方式を採用している。そのため電源オフ時に押しても何も反応がないが、電源オン時にはTaptic Engineによって、実際にボタンを押したような物理的なフィードバックが提供される。

画面サイズは4.7インチスクリーンと、従来と変わらないが、DCI-P3準拠のより広い色域を有し、新たにTrue Toneに対応したRetina HDディスプレイを採用している。iPhone 7とは異なり、内蔵ストレージは32GBが廃止され、最小モデルは64GBとなった[8]

iPhone 7に引き続き、4色LEDによる"True Tone"フラッシュ、F値1.8の広開口レンズ、光学仕様上では前モデルから変化はないが、より高性能化されたセンサー、新しいカラーフィルタを採用したことで画質が向上している。FaceTime HDカメラは7メガピクセル、F値はƒでのスローモーションビデオの撮影が可能になっている[8]

iPhone 7から引き続きFeliCaに対応したNFCチップが搭載されており、日本国内においてはiDQUICPayに対応したApple Payを利用することができる[9]

2020年4月16日のiPhone SE(第2世代)発表に伴い、Apple Storeでの販売を終了した[10]

2023年6月7日にWWDC23より発表されたiOS 17では、iPhone 8 PlusiPhone Xと共にサポート対象外となった。

急速充電(PD充電)の仕様

iPhone 8は、Apple USB-C - Lightningケーブルと18Wから96Wまで各種あるApple USB-C電源アダプタ、もしくはサードパーティ製のUSB-PD充電器を使用すると、急速充電を行うと30分で50%まで充電できる。18Wを超えるApple USB-C電源アダプタを使用しても、18W電源アダプタと同じ出力になる。iMacやMacBook ProのUSB-Cポートでは15Wでの急速充電ができる他、MacのUSB Type-AポートでもUSB-PDより遅い10Wで急速充電ができる[11][12]。またiPadに付属する10Wもしくは12W電源アダプタを使用すると、iPhoneに付属されている5W電源アダプタよりも速く充電できる[13]

ソフトウェア

iPhone 8はiOS 11がプリインストールされて出荷されている。

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iPhone 8ロジックボード交換プログラム

2017年9月から2018 年3月に製造された一部のiPhone 8にフリーズや再起動が起きる欠陥が発見され、2018年8月31日からロジックボード交換プログラムが開始された。対象かどうかは下記ページでシリアル番号を入力することで確認できる。期間は購入日より3年であった。

iPhone 8 ロジックボード交換プログラム(2022年以降、終了したため、リンク切れになっている)

付属品

  • EarPods with Lightning Connector
  • Lightning - USBケーブル
  • 5W USB電源アダプタ
  • マニュアル
  • Lightning - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ

付属するケーブルやイヤホン、電源アダプタはApple Storeにて個別に販売されている。

現在は「Lightning - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ」は同梱されていない。

iPhone 8をワイヤレス充電するには、Qi充電パットが別途必要である。

iPhoneのモデルのタイムライン

iPhone 17 ProiPhone 17 ProiPhone AiriPhone 17iPhone 16 ProiPhone 16 ProiPhone 16iPhone 16iPhone 16eiPhone 15 ProiPhone 15 ProiPhone 15iPhone 15iPhone 14 ProiPhone 14 ProiPhone 14iPhone 14iPhone 13 ProiPhone 13 ProiPhone 13iPhone 13iPhone SE (第3世代)iPhone 12 ProiPhone 12 ProiPhone 12 MiniiPhone 12iPhone 11 ProiPhone 11 ProiPhone SE (第2世代)iPhone XSiPhone XSiPhone XiPhone 11iPhone XRiPhone 8iPhone 8iPhone SE (第1世代)iPhone 7iPhone 7iPhone 6SiPhone 6SiPhone 6iPhone 6iPhone 5CiPhone 5iPhone 5SiPhone 4SiPhone 4iPhone 3GSiPhone 3GiPhone (初代)
出典: Apple Newsroom Archive[14]

脚注

外部リンク

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