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JR四国7000系電車

四国旅客鉄道の直流近郊形電車 ウィキペディアから

JR四国7000系電車
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7000系電車(7000けいでんしゃ)は、四国旅客鉄道(JR四国)の直流近郊形電車

概要 基本情報, 運用者 ...
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概要

1990年平成2年)の予讃線伊予北条駅 - 伊予市駅間の電化開業により、両運転台構造で制御電動車の7000形(cMc)が8両、片運転台構造(伊予市・琴平向き)の制御車7100形(Tc)が4両の計12両が新造され、日中の同区間を走行する気動車列車のほとんどを置き換えた。その後、1993年(平成5年)の予讃線観音寺駅 - 松山駅完全電化開業に備え、1992年(平成4年)の観音寺駅 - 新居浜駅間・今治駅 - 伊予北条駅間の電化開業時に7000形が17両、7100形が7両の計24両が新造された。36両全てが近畿車輛製である。

JRの近郊形車両では初めてVVVFインバータ制御を採用した。

車両概説

軽量ステンレス車体で、乗降用ドアは片側3箇所で両端は片開き、中央は両開きである。また、ワンマン運転時は中央の扉が締め切り扱いとなる[3]。車内の座席はクロスシートとロングシートを点対称に配置。これらは先に登場した1000形気動車の構造を踏襲している。側窓は1000形の二段窓に対し、一段下降式となっている。

箕浦駅以西の狭小建築限界トンネルに対応するため、車体全体を低屋根構造とし、新たに開発された S-PS58形 パンタグラフを搭載することでパンタ折りたたみ高さを3,900 mmに抑えた。

ワンマン運転に対応するため整理券発行器が、運転台がある側には運賃箱運賃表示器も搭載されている。VVVFインバータ装置の制御素子GTOサイリスタ(4500 V/2000 A)が採用されたが、7000形の高松運転所に所属する7016号はIGBT素子に換装された。これは試験車として長期試験を行うことが目的であり、運用は他の車両と共通となっていた。2018年(平成30年)に他の7000系と同一のものに取り替えられたが、その後の機器更新によって日立製のものに交換されている。

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運用

2025年令和7年)4月1日現在

松山運転所[4]
  • 7000形:18両(7001 - 7002・7004 - 7017・7023・7025)
  • 7100形:08両(7101 - 7108)
高松運転所[5]
  • 7000形:6両(7018 - 7022・7025)
  • 7100形:03両(7109 - 7111)

予讃線高松駅 - 伊予市駅間・土讃線多度津駅 - 琴平駅間で運用されている[6]トイレが設置されていないため本四備讃線瀬戸大橋線)での運用はない。通勤通学時間帯以外を中心にワンマン運転を実施している。

7000形単独で運転のほか、7000形または7100形を増結して運用されることもあり、確認されている中で回送臨時列車等を含み、最大で5両編成を組む[7][8]。また、6000系7200系との併結運用も可能である[9][10]

機器更新

2017年(平成29年)頃から、VVVFインバータ装置が更新されている。2025年(令和7年)4月1日現在、7001・7002・7004・7006・7007・7008・7009・7013・7014・7016・7019・7024の12両が更新済み[4][5]

また、2022年(令和4年)9月頃から車両のドアシグナル設置(後付け・チャイム付)が施工されている。全車両に導入済み。[要出典]

加えて、2023年(令和5年)3月頃より、行先表示幕が更新されている(駅ナンバリング・英語表記・快速種別名追加)[11][12]。これにより、2023年(令和5年)3月17日限りで快速「サンポート」でのヘッドマークは使用されなくなった[1]

廃車

2024年(令和6年)3月31日付で7003が廃車され、本系列の廃車第1号となった[13]

車歴表

2025年(令和7年)4月1日現在[4][5]

さらに見る 車両形式, 車両番号 ...
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脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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