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SUPERMARKET FANTASY
Mr.Childrenのアルバム (2008) ウィキペディアから
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『SUPERMARKET FANTASY』(スーパーマーケット・ファンタジー)は、日本のバンド・Mr.Childrenの15枚目のオリジナルアルバム。2008年12月10日にトイズファクトリーより発売された[2]。
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背景とリリース
初回限定盤と通常盤の2形態で発売。初回限定盤にはミュージックビデオを収録したDVDが付属する。Mr.Childrenのアルバムが初回限定盤・通常盤で品番が分かれているのは本作が初となる。また、アリーナツアー『Mr.Children Tour 2009 〜終末のコンフィデンスソングス〜』チケット先行抽選予約の案内が封入されていた。
前作『B-SIDE』から1年7か月ぶり、オリジナルアルバムでは『HOME』から約1年9か月ぶりのアルバム。『HOME』と同様に本作発表時にアリーナツアーの開催も同時発表された。アートディレクターは森本千絵。
アルバムタイトルは、森本がジャケットの各候補に名付けていたタイトルの1つを桜井和寿が気に入ったことからそのまま採用された。ジャケットもそのタイトルが付いていたものが選ばれている[3]。桜井は「スーパーマーケットという消費される市場があって、そこにいろんなタイアップの曲がたくさんあって。でもその中で消費されるということに対して、ネガティブに、卑屈になってしまうのではなくて、でもその消費される中でも素敵なことって起こっていくんじゃないかなと思うし、そうなって欲しいなという願いを込めて音楽を作ってる……、というようなことが連鎖した言葉。」とコメントしている[4]。
本作について桜井は「聴き手のことをすごく意識したアルバム」[3]であると語り、「『HOME』がすごく多くの人に聴いてもらえたので、そこに甘えたり、安心したりしたくなくて。次のアルバムは、〈アーティスティックに〉とか〈新しいことにチャレンジしてみました〉みたいなのには、したくなかった。」[5]、「聴いた人に徹底的に喜んでもらえるようなものをやりたい」[6]と述べている。それが「アマチュア時代の感覚にすごく近い」[5]、「デビュー1枚目がこれだったらよかった」[7]と語っており、鈴木英哉も「すごく若い気がする」とコメントしている[4]。また、桜井は「このアルバムの中には、いっぱい音楽にまつわることが書いてある。それは、音楽ということが、生きていくということであって。」「音楽は消費されるかもしれないし、曲が終われば音は聴こえなくなるけれど、その中にある何か、永遠の声みたいな温かさを持ったものが残ればいい、残ってほしいと思う」とも述べている[4]。
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制作
本作のレコーディングは2007年12月頃から始まったが、楽曲自体はずっと前からあったといい、2007年夏頃には「口がすべって」「東京」「水上バス」「花の匂い」「終末のコンフィデンスソング」が既に存在していた[4]。
本作のレコーディングのペースは速く、最初の頃は二日間で1曲半が完成していたという[4]。
チャート成績
オリコンチャートの初動売上は70.8万枚で、オリジナルアルバムでは『シフクノオト』以来3作ぶりに70万枚を突破し[8]、2008年に発売されたオリジナルアルバムでは最高売上を記録した。累計売上は『HOME』に続き2週連続1位を獲得、発売から4週目(合算週)で100万枚を突破し[9]、オリジナルアルバムでは『IT'S A WONDERFUL WORLD』から5作連続、アルバム通算12作目のミリオンセラーを獲得した。累計売上は127.8万枚。
上半期アルバムチャートでは唯一のミリオンセラーであり、『HOME』に続いて3作目の1位を獲得した[10]。オリジナルアルバムとしては最後のミリオンセラーとなっている。
収録内容
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楽曲解説
- 終末のコンフィデンスソング
- 2009年に開催されたアリーナツアーのタイトルは『Mr.Children Tour 2009 〜終末のコンフィデンスソングス〜』と、この曲の複数形がタイトルとなっている。
- 当初からアルバムの1曲目になることを想定していたという[11]。
- HANABI
- 33rdシングル表題曲。
- エソラ
- 仮タイトルは「貨物船」[12]。
- 本作のリードナンバーであり[13]、鈴木英哉も「アルバムを象徴する歌だと思う」とコメントしている[4]。現在はライブ定番曲にもなっている。
- タイトルは「絵空事」からで、桜井和寿は「『夢物語』って『物語』が付いたことによって否定的な、かなわないものっていうニュアンスが出てくるじゃないですか。だから『絵空事』も『事』を取りたかったんです。」と語っている[14]。
- 当初、デモテープの段階では今と異なるイントロだったが、「終末のコンフィデンスソング」をレコーディングしている際に「君の瞳に恋してる」のようなわかりやすい過剰な演出がいいと思い、変更された[4]。
- 桜井の「ベタ過ぎて恥ずかしい」といった理由で、本作が完成するギリギリまで歌詞を推敲していた[4]。そのため、アルバムの中で最後に完成した曲で[15]、本アルバムジャケットのデザインを見て歌詞を書いたという[16]。また、歌詞の「メロディーライン」「Oh Rock me baby tonight」は仮歌のときからあった[4]。
- ミュージック・ビデオが制作されている。監督はジャケットデザインを担当した森本千絵と児玉裕一からなる“こだまgoen°”が務めており、終盤には片桐仁(ラーメンズ)と片桐の息子が数秒のみ出演している。本アルバムの初回限定盤の他に、ベスト・アルバム『Mr.Children 2005-2010 <macro>』の初回限定盤、ライブ・ビデオ『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』にも収録されている。このミュージック・ビデオは『SPACE SHOWER Music Video Awards 09』で「BEST ART DIRECTION VIDEO」を受賞した。
- 後に発売されたベスト・アルバム『Mr.Children 2005-2010 <macro>』『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』にも収録された。
- 声
- フジテレビ系ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』新春スペシャルと、その続編である『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 2nd season』最終回の挿入歌に起用された。
- サビの部分には歌詞がなく「イェーイ」の繰り返しで歌っており[17]、メンバーはそこにこの曲のすべてが詰まっていると述べた[18]。
- 少年
- 旅立ちの唄
- 31stシングル表題曲。
- 口がすべって
- 水上バス
- 東京
- ロックンロール
- 羊、吠える
- 風と星とメビウスの輪
- GIFT
- 32ndシングル表題曲。アウトロがシングル収録の音源とはやや異なっており、以降のベスト・アルバムにはこのバージョンで収録されている。
- 花の匂い
- 1st配信限定シングル。シングルと同一音源だが、前曲の余韻が僅かに残っている。
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参加ミュージシャン
- Mr.Children
- 小林武史:Keyboards
- 安達練:Computer Programming
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テレビ出演
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ライブ映像作品
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脚注
外部リンク
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