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Southern All Stars (アルバム)
サザンオールスターズの9枚目アルバム ウィキペディアから
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『Southern All Stars』(サザンオールスターズ)は、サザンオールスターズの9作目のオリジナル・アルバム。1990年1月13日にCD・レコード・カセットテープで発売。発売元はタイシタレーベル。
公式サイトでは『SOUTHERN ALL STARS』という表記で記載されている[注釈 2]。
1998年5月22日、2008年12月3日にはCDとして再発売されている。2014年12月17日からはダウンロード配信、2019年12月20日からはストリーミング配信が開始されている[4][5]。
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背景・制作
前作のアルバムの『KAMAKURA』を最後に活動を休止したサザンが1988年に活動を再開し、シングル4枚を経てリリースしたセルフタイトルアルバムである[2]。また、本作はデビュー以来初めてサザン単独のセルフプロデュースとなったアルバムであるが、サポートメンバーとして、小林武史・門倉聡・松本晃彦・菅原弘明・藤井丈司らが参加している[2]。次作のアルバム『稲村ジェーン』とは同時に制作が行われた[6][7]。
リリース・アートワーク
1990年のオリジナル版の初回限定盤はデジタルウォッチが付属する。また、現在まで使用されているビクターの品番「VI」が初めて使用された[注釈 3]。
ジャケットのデザインから本作はカブトムシの呼称がある[8]。
1998年の再発盤の初回限定盤は、オリジナルLP復刻ジャケット(いわゆる紙ジャケット)仕様で、山本晋也によるライナーノーツが封入されている。
再発売
プロモーション
発売に先駆け、新聞に収録曲の歌詞を載せた大きな広告を掲載したほか、東京・大阪の鉄道5路線に電車の車内吊り広告を、西武鉄道の全駅に1か月間ポスターを掲示するプロモーションを行った[9]。
受賞歴
チャート成績
1990年1月29日付と2月5日付のオリコン週間ランキングで初回盤(3,330円盤)と通常盤が2週連続1位、2位を獲得している[11]。当時のオリコンランキングは品番が異なる場合、同名作品でも別集計であったため、週間ランキングでは別作品としてチャートインしていた[12]。
オリコンによる累計売上枚数は119.3万枚を記録し、自身のシングル・アルバム通して初となるオリコン集計でのミリオンセラーを達成した[13]。発売後1週間で、ビクターエンターテイメント発表の出荷枚数は140万枚に達した[9]。
収録曲
- 初回限定盤・通常盤共通収録。既発曲の解説は各収録作品を参照のこと。
- フリフリ'65
- 27枚目シングル。
- 愛は花のように (Olé!)
- 悪魔の恋
- 忘れられた Big Wave
- 桑田出演のリクルート『B-ing』CMソング。映画『稲村ジェーン』挿入歌。ユニクロ「Life Wear/親友篇」CMソング[注釈 5]。
- 本楽曲のアレンジ・タイトルは桑田と親交の深い山下達郎のサウンドトラック・アルバム『BIG WAVE』への影響・オマージュであることが語られている[16]。楽器音が一切無く、全て桑田の声の多重録音と指打ち音で歌われているア・カペラの楽曲であり、クレジット上はメンバー全員がボーカルおよびコーラスとなっているが、実際はすべて桑田1人の声を重ねたものである[16]。
- 「愛は花のように (Olé!)」と同様に『稲村ジェーン』のために制作された曲で、サウンドトラックにも収録されている[6]。当初は『稲村ジェーン』の主題歌として制作されていた楽曲だが、映画のクランクアップ後に「真夏の果実」に変更され、変更に伴い映画の追加撮影を行っている[17]。
- スティーブ・ジョブズが、2001年にシリコンバレーのApple本社で行ったiPodのプレゼンテーションにて、サラ・マクラクラン、ボブ・マーリー、ヨーヨーマ、ビートルズの楽曲に続けて「日本の曲をかけてみよう」と話し、この曲を流した。これは、ソニーのウォークマンを意識し、日本にも受け入れてもらいたいという、ジョブズの意向からと思われる[18]。
- ミュージック・ビデオは製作されていないが、2003年のDVD『Inside Outside U・M・I』にイメージビデオが収録された。
- 1994年と1998年に教育出版が発行する高等学校の音楽教科書に掲載された[19]。
- ベストアルバム『海のYeah!!』『バラッド3 〜the album of LOVE〜』にも収録されている[20][21]。
- YOU
- ナチカサヌ恋歌
- OH, GIRL (悲しい胸のスクリーン)
- 女神達への情歌 (報道されないY
型 の彼方へ)- 25枚目シングル。
- 政治家
- MARIKO
- 「スウィング・ジャズがブラック・コンテンポラリーの解釈で再構築された楽曲」という評論がある[28]。
- さよならベイビー
- 26枚目シングル。
- GORILLA
- 逢いたくなった時に君はここにいない
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参加ミュージシャン
- 桑田佳祐 - ボーカル(#1 - 5, 7 - 13)、バック・ボーカル(#1 - 13)
- 大森隆志 - ギター(#1 - 3, 5 - 13)、バック・ボーカル(#1 - 13)
- 原由子 - キーボード(#1 - 3, 5 - 13)、ボーカル(#6)
- 関口和之 - ベース(#1 - 3, 5 - 13)、バック・ボーカル(#1 - 13)
- 松田弘 - ドラムス(#1 - 3, 5 - 13)、バック・ボーカル
- 野沢秀行 - パーカッション(#1 - 3, 5 - 13)、バック・ボーカル(#1 - 13)
- 小林武史 - キーボード
- 門倉聡 - キーボード
- 松本晃彦 - キーボード
- 菅原弘明 - シンセサイザー, コンピュータ・オペレーション
- 藤井丈司 - シンセサイザー & コンピュータ・オペレーション
- 梅崎俊春 - シンセサイザー & コンピュータ・オペレーション
- 木本ヤスオ - シンセサイザー & コンピュータ・オペレーション
- 小林武史 by the courtesy of MIDI Inc.
Guest Musicians
- 愛は花のように (Olé!)
- 北村健太 - パーカッション
- 小倉博和 - アコースティック・ギター
- Luis Sartor - バック・ボーカル
- 悪魔の恋
- 八木のぶお - ハーモニカ
- ナチカサヌ恋歌
- 古我知よしあき - Okinawa Instruments & Ohayashi
- 新城久美 - Okinawa Instruments & Ohayashi
- 神山静子 - Okinawa Instruments & Ohayashi
- 政治家
- Tommy Snyder - バック・ボーカル
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ライブ映像作品
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脚注
外部リンク
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