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WWEインターコンチネンタル王座
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WWEインターコンチネンタル王座(WWE Intercontinental Championship)は、アメリカ合衆国のプロレス団体WWEにおける男子王座のひとつである。
創設から45年以上の歴史がある。当初からWWFヘビー級王座(当時の最高王座)に次ぐ第二王座(Secondary championship)として位置付けられており[1]、現在でもRawブランド内での世界ヘビー級王座に次ぐ王座として位置付けられている。
日本人で同王座の獲得経験があるのは中邑真輔のみであり、Extreme Rules 2019にてフィン・ベイラーから勝利したのが初戴冠となった。2025年1月現在、2度の戴冠で合計防衛期間は380日以上となっている。
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略歴
王座創設は1979年9月である。同年6月19日にテッド・デビアスから「北米ヘビー級王座」を奪取したパット・パターソンが[2]、ブラジルのリオデジャネイロで行われたとされる架空のトーナメントに優勝したと称し[3]、北米と南米の両王座を統合して「インターコンチネンタル(大陸間)王座」と改称したことが始まりである[4][5]。
"第二の王座"という立ち位置によりIC王座戦が最高位の王座戦より注目を集めることは多くはないが、1990年代初頭のブレット・ハートやショーン・マイケルズら試合巧者による王座戦線は人気を呼び、最高王座に匹敵するような熱狂を生んだ。
2002年10月20日には当時世界ヘビー級王者であったトリプルHが、IC王者のケインを破り2冠を達成すると共に、IC王座は一時消滅した。しかし、ファンからの不満の声もあり、2003年5月18日にIC王座は復活した。
なお、1984年にはノンタイトル戦ながら新日本プロレスにおいて、当時のWWFインターコンチネンタル・ヘビー級王者のグレッグ・バレンタインとWWFインターナショナル・ヘビー級王者の藤波辰巳との対戦が実現している(結果は逆さ押さえ込みで藤波の勝利)[6]。
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近年の歴史
中邑真輔が日本人初のIC王者となったのは2019年7月のことである[7]。フィンベイラーを破り戴冠した中邑は、翌年の1月にブラウン・ストローマンに敗れるまで201日間王座を保持した[8]。
ブラウン・ストローマンは3月にサミ・ゼインに敗れるが、ゼインにとってこれがメインロースターでの自身初の王座獲得となった[9]。ゼインは同月のレッスルマニア36でダニエル・ブライアンの挑戦を退けるも、2020年の新型コロナウイルスによるパンデミックの中で欠場することを選択し、同王座は5月に空位となった。
ゼイン欠場後の数ヶ月はAJスタイルズやジェフ・ハーディらが王座戦を繰り広げていたが、8月にゼインが復帰。陰謀論者をオマージュしたヒールキャラクターとして、「王座剥奪は不当であり自身が今も真の王者」だと主張した。結局、翌月のAJ、ジェフを交えた3人でのラダー形式の王座戦にゼインは勝利し、正式にIC王者に返り咲く形となった[10]。
ゼインは年末にかけて防衛を続けたが、12月のSmackdownにて大人気ベビー・フェイスとして満を持してシングル転向を果たしたビッグEに敗れ王座陥落した[11]。
そのビッグEは翌年2021年のレッスルマニアまで中邑真輔やサミ・ゼインらを相手に王座を守り抜くも、ナイジェリア系というルーツを強調したヒールであるアポロ・クルーズに史上初のナイジェリアン・ドラム戦(Nigerian Drum Fight)で敗れた[12]。
そこから2022年の夏頃までの1年間は、当時はキング・ナカムラというリングネームであった中邑真輔、中邑と同ユニットであったサミ・ゼイン、リコシェと王座は渡るが、そのリコシェから王座を奪ったのがグンターである[13]。
2022年の6月にIC王座初戴冠したグンターは、2年後のレッスルマニアまで666日間という歴史的な防衛記録を達成した。これによりグンターは王座獲得1回にして、同王座の合計在位期間記録をも更新した。
この2年間でグンターの前に敗れた挑戦者は数多いが、ウェールズ大会でのシェイマス戦、レッスルマニア39でのシェイマスとドリュー・マッキンタイアとの3way戦を始めとする激しい打撃戦は大きな話題を呼んだ。その他にも、中邑真輔、チャド・ゲーブル、ブロンソン・リード、ジェイ・ウーソ、ミズらに対して防衛を重ねた[14]。
この大記録に終止符を打ったのは当時ベビー・フェイスになっていたサミ・ゼインであり、2024年4月のレッスルマニア40にてヒールのグンターにシングル戦でクリーンに勝利。自身4度目のIC王座戴冠を果たした[15]。
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歴代チャンピオン
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脚注
外部リンク
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