トップQs
タイムライン
チャット
視点
Xperia acro
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが開発したスマートフォン ウィキペディアから
Remove ads
Xperia acro(エクスペリア アクロ)は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現:ソニーモバイルコミュニケーションズ)によって開発されたスマートフォンである。Xperia arcから日本のカスタマー用にいくつかの機能が追加された端末である。

日本向けに展開されており、NTTドコモとau(KDDI・沖縄セルラー電話連合)[1]から、それぞれの通信仕様・事情等に合わせて販売されている。キャリアごとの個別の情報はSO-02C(ドコモ)、IS11S(au)を参照。
概要
Xperia acroは、Androidを搭載した世界モデルスマートフォンXperia arcを日本向けに改良し、おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信といった日本的な機能を搭載したモデルとなる。Xperia arcでは背面が弧状の形状であったが、前述の機能を搭載したことにより背面は平らになり、重量も約18g重くなっている。
ドコモよりドコモ スマートフォン→docomo NEXT seriesのSO-02C、auよりISシリーズのIS11S(CDMA SOI11)として発売されているが、正式発表前の時点では非公式ながらそれぞれ「Azusa」(SO-02C)、「Akane」(IS11S)などの名前で呼ばれていた。
通信方式を除き、双方とも基本的な機能は同じであるが、それぞれの通信キャリアの特徴を持ったアプリケーションを搭載している(それぞれの搭載アプリケーションについては各項目を参照)。なおIS11Sは2011年6月の発売開始時点ではキャリアメール(@ezweb.ne.jp)に対応していなかったが、同年9月20日のアップデートによって利用できるようになった。
メモリ量の関係上、日本版のXperia acroはAndroid 4.0にアップデートされなかったが、海外版のXperia arcのROMを代用することでアップデートできる。
ただし、ワンセグ、おサイフケータイ、キャリアメール、CDMA2000での通信機能など、海外版Xperia arcに存在しない機能は失われる。
IS11Sでは音声通話を含めた一切の通信が不可能になる。
Remove ads
特徴・仕様
要約
視点
基本的な性能や表面のデザインはXperia arcを踏襲したものとなっているが、Xperia arcでは端末の背部が軽く弧描いていた形状であったのに対して、本機は背部がストレート形状となっており、重量は117gから135gへ、厚さは8.7mmから11.8mmへ増加している。また、従来のXperia arcではLEDランプが側面のUSBコネクタ横にあったが、このXperia acroでは正面右側上部へと移設されており、視認性が向上している。
NTTドコモ専用色としてAqua(青)が、au専用色としてRuby(赤)がラインナップされている。
基本スペック
- OS - Android 2.3 (Gingerbread)[2]
- CPU - 1GHz Qualcomm Snapdragon プロセッサ
- RAM - 512 MB
- 内蔵メモリ - 380MB (本体には1GBの容量があるが、6割はシステム領域や予備セクタで利用されている為、ユーザーが使用できる実際の容量は380MBである。)
- 外部メモリ - microSD (最大2GB)またはmicroSDHC (最大32GB)
- ディスプレイ - 854x480ピクセル, 4.2インチ Reality display, モバイルブラビアエンジン
- カメラ機能 - 8.1メガピクセルカメラ (Exmor R)
- イメージ出力 - HDMI出力
その他、通信機能等は各キャリアごとの端末記事を参照のこと。
ホーム
ソニー・エリクソン独自のホーム画面では、よく使うアプリケーションを画面の下部に常に表示させる「ステージ」機能が搭載されているほか、アプリトレイでは、よく使うアプリ順、アルファベット順、インストールした順と、指定した並びにかえることができる。また、ウィジェットを一括表示させ、使いたいアプリをすぐに探せるといった工夫もされている。また、iC通信、トルカにも対応している。
ディスプレイ
基本的なディスプレイに関する仕様はXperia arcと同等である。
センサー
カメラ機能
裏面照射技術である「Exmor R for mobile」を搭載し、またF2.4の開放値のカメラレンズで集光性を高め、フラッシュを使わなくても、暗部での撮影が可能である。720pのHD動画撮影にも対応。
- 顔認識エンジン
- コンティニュアス・オートフォーカス機能 (画面内の被写体に自動でフォーカスをあわせる機能)
- シーン別撮影機能(シーンに応じて露出やホワイトバランスを自動調節する機能)
IME
日本語文字入力システムとして「POBox Touch 4.1」を採用する。入力モードはQWERTYキー、50音キー、12キーなどが選択可能で、12キーの場合はフリック入力にも対応する。フリックによる記号入力も可能である。
- 日本語、英語の入力予測変換機能
- 日本語入力時、母音を強調し、頻度の低いキーを非表示(QWERTYキーボード)
- キー配列や表示デザイン、プラグインアプリとの連携などのカスタマイズが可能
- キーの表示はサクラ(Pink)、ウッディー(木目調)、Mono(黒基調)がプリインストールされる他、PlayNowなどからダウンロードが可能。
その他の標準入力方法として、「Chinese Keyboard」(英語・中国語)、「スタンダードキーボード」(英語)が選択可能。
ワンセグ
プリインストールアプリである「ワンセグ」が利用できる。
- 地域の手動選択、又は自動受信(スキャン)機能で視聴チャンネルの設定が可能
- - メニューキーからチャンネルの選局が可能
- - 指で画面をスライドさせることによってもチャンネル変更が可能
- 本体を横に傾ける事でフル表示に切り替わる(加速度センサーが有効の場合)
なお、最大120分のスリープモードも搭載されているが、録画については非対応。
FMラジオ
プリインストールアプリである「FMラジオ」が利用できる。
- 利用時には、ヘッドフォン出力端子へのケーブル接続が必須(アンテナとして利用する為)
- 後述するTrackIDとの連携により、聴いている音楽を録音することで楽曲情報の入手が可能
- ワイドFMには非対応
Timescape
Xperia X10から搭載されているアプリケーションで、新着通知をタイル状の画面に時系列順で表示させることができる。ウィジェットにも対応し、ホーム画面から新着履歴を確認することができる。
主に対応する通知は以下の通り。SNSの新着通知には各サービスごとに認証作業が必要である。
TrackID コネクション
TrackIDを利用することで、その場で聴いている音楽から楽曲情報の入手が可能である。
- FMラジオとの連携が可能(FMラジオアプリから呼び出せる)
- マイクから録音した音楽から楽曲情報の入手が可能
- 取得した楽曲情報から、mora touchでの音楽のダウンロードや、YouTubeでの動画検索・再生が可能
mora touch
ソニーがウォークマンなどにも提供している、国内最大の音楽配信サイトであるmoraの楽曲を、スマートフォンで購入、ダウンロードできる。spモードのコンテンツ決済に対応。
TrackIDとの連携が可能で、TrackIDから取得した楽曲情報からmora touchによる検索が可能。
その他の機能
- ノイズキャンセリング (セカンドマイクを利用して周囲の騒音などを除去)
- ミュージックプレイヤー(Facebook等との連携も可能)
- DLNAサーバー
- プレイステーション スイート(2011年11月のアップデートで対応)
Remove ads
比較
注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads