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Docomo NEXT series

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docomo NEXT series(ドコモ・ネクスト・シリーズ)は、2011年10月18日に発表されたNTTドコモによるスマートフォンの分類のひとつである。ドコモ スマートフォンのサブカテゴリーにあたる。

特徴

要約
視点

ドコモは、ソフトバンクモバイルが日本国内で当初独占販売していたAppleの「iPhone」の爆発的普及を受け、これに対抗するためスマートフォンのラインナップを段階的に充実させ、2009年に独立したラインナップ「ドコモ スマートフォン」(第1期)として確立した。

しかしその後同業他社を含めてスマートフォンの普及が進んだことから、2011年冬季の年次大変更に際し、従来型携帯電話の上位シリーズを全廃しスマートフォンを主力に位置付けた上で、機能別に「docomo with series」「docomo NEXT series」という2つのシリーズに分割する措置を取った。当初のNEXTは旧来の「ドコモ スマートフォン」の流れを引き継ぐ、先進的なユーザー向けの高機能スマートフォンという位置づけであり、ワンセグおサイフケータイといった従来型携帯電話に搭載されていた機能(いわゆるガラケー機能)を付け加えたwithとは差別化されていた[1]

しかしスマートフォンの普及が進むにつれ、海外メーカーも含めて高機能機種でありながらガラケー機能も充実した機種が多くなり、元々はNEXTだった機種の後継機種がwithから発売される[2]等、その線引きが次第に曖昧になっていった結果、2013年夏モデルにて機種ラインナップが見直され、「ドコモ スマートフォン」(第2期)に再び統一される形で廃止された。

同時期に発表された機種同士を比較するとある程度の法則性が見いだせる場合もある。NEXTに分類される傾向と機種は主に以下の通り。

黎明期のサービス
XiNOTTVモバキャス)の黎明期においては、それらに対応した機種は全てNEXTに分類されていた。更に黎明期のXi対応機種は、ドコモ タブレットの機種も含め「~LTE」という機種名だった。
メーカーのフラッグシップシリーズ
富士通ARROWS XシリーズやシャープAQUOS PHONE ZETAシリーズ、韓国LGエレクトロニクスOptimus Gシリーズといった、各メーカーにおいてシリーズ化されているフラッグシップモデルは例外なくNEXTに分類されている。
それとは逆にシリーズ化されていない場合、性能面では実質的にフラッグシップモデルであるにもかかわらずwithに分類される場合もあり(例:ZETAがシリーズ化する前のAQUOS PHONE(SH-01D)等)、withとNEXTの線引きが更に曖昧になる結果となっている。
特殊機能
何らかの特殊な機能を搭載した機種もNEXTに分類される傾向にある(例:ツインカメラ搭載のSH-12C、ゲームパッド搭載のSO-01D、大型XGAディスプレイ搭載のL-06D、2画面搭載のN-05E、等)。
海外メーカー
韓国メーカーからは、Optimusシリーズとサムスン電子GALAXYシリーズが発売されている。OptimusシリーズからはwithとNEXTの機種が発売され、その中のOptimus Gシリーズは前述の通り必ずNEXTに分類される。一方のGALAXYシリーズは、シリーズ自体がドコモのフラッグシップモデル[3]という性格上、最後までGALAXYシリーズからwithの機種が発売される事は無かった。
GALAXYシリーズの他にwithの機種が発売されなかったのは、カナダブラックベリー(旧:リサーチ・イン・モーション)のBlackBerryシリーズのみに留まる。
※当初はスウェーデンメーカーだったソニーモバイルコミュニケーションズは、現在は日本メーカーのため注意を要する。なお、ソニーモバイルのXperiaシリーズからもwithとNEXTの機種が発売されていた。
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機種・仕様

2011年10月よりdocomo NEXT seriesに属する2011年夏・秋モデル
2011年冬モデル以降
さらに見る 機種, ブランド(コンセプト)・メーカー ...
当初docomo NEXT seriesとして発売予定だった第2期ドコモ スマートフォン
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歴史

2011年(平成23年)
  • 9月14日 - Xperia PLAY(SO-01D)を発表。但しこの時はまだ「ドコモ スマートフォン」としての発表であった。
  • 10月18日 - シリーズとともにARROWS X LTE(F-01D)、ARROWS μ(F-07D)、GALAXY S II LTE(SC-03D)、MEDIAS LTE(N-04D)、MEDIAS PP(N-01D)、Optimus LTE(L-01D)、BlackBerry Bold 9900を発表。SO-01D及び2011年夏・秋モデル10機種のうち前述の4機種もこの時同シリーズに加えられる。
  • 10月26日 - Xperia PLAY(SO-01D)発売開始。
  • 11月24日 - GALAXY S II LTE(SC-03D)発売開始。
  • 12月2日 - GALAXY NEXUS(SC-04D)発売開始。
  • 12月9日 - MEDIAS PP(N-01D)発売開始。
  • 12月15日 - Optimus LTE(L-01D)発売開始。
  • 12月17日 - ARROWS X LTE(F-05D)発売開始。
2012年(平成24年)
  • 1月20日 - ARROWS μ(F-07D)発売開始。
  • 2月15日 - MEDIAS LTE(N-04D)発売開始。
  • 2月24日 - Xperia NX(SO-02D)発売開始。
  • 3月23日 - AQUOS PHONE(SH-06D)発売開始。
  • 3月26日 - 一部の機種においてAndroid 4.0へのバージョンアップを発表。
  • 3月29日 - P-04D発売開始。
  • 3月30日 - BlackBerry Bold 9900発売開始。
  • 4月6日 - GALAXY Note(SC-05D)発売開始。
  • 6月28日 - GALAXY S III(SC-06D)発売開始。
  • 6月29日 - SH-06D NERV、AQUOS PHONE ZETA(SH-09D)発売開始。
  • 7月20日 - ARROWS X(F-10D)発売開始。
  • 7月26日 - REGZA Phone(T-02D)発売開始。
  • 8月3日 - Optimus Vu(L-06D)発売開始。
  • 8月9日 - Xperia GX(SO-04D)発売開始。
  • 8月10日 - ELUGA power(P-07D)発売開始。
  • 8月30日 - L-06D JOJO、AQUOS PHONE sv(SH-10D)発売開始。
  • 10月19日 - Optimus G(L-01E)発売開始。
  • 11月16日 - GALAXY Note II(SC-02E)発売開始。
  • 11月29日 - AQUOS PHONE ZETA(SH-02E)発売開始。
  • 12月5日 - GALAXY S III α(SC-03E)発売開始。
2013年(平成25年)
  • 1月30日 - ELUGA X(P-02E)発売開始。
  • 2月9日 - Xperia Z(SO-02E)発売開始。
  • 2月22日 - ARROWS X(F-02E)発売開始。
  • 4月4日 - Optimus G Pro(L-04E)発売開始。
  • 4月18日 - MEDIAS W(N-05E)発売開始。
  • 5月8日 - Ascend D2(HW-03E)ドコモ オンラインショップで先行発売開始。また、一部の機種においてAndroid 4.1/4.2へのバージョンアップを発表。
  • 5月21日 - Ascend D2(HW-03E)発売開始。

OSバージョンアップ

要約
視点

Android 4.0

2012年3月26日にAndroid 4.0へのバージョンアップ対象機種と、検討している機種が発表された[4][5]。2012年7月2日に発表以降、新たに販売されたGALAXY Noteのバージョンアップと、検討機種のXperia acro・PLAYのバージョンアップ見送りが発表された[6][7]

さらに見る 機種名, アップデート 実施予定発表 ...
  • バージョンアップの検討はされたが見送り(2012年3月26日検討発表、2012年7月2日見送り発表)
    • Xperia PLAY SO-01D
    • Xperia acro SO-02C

Android 4.1以降

2013年5月8日にAndroid 4.1/4.2へのバージョンアップ対象機種が発表された[21]
2013年8月6日にAndroid 4.2へのバージョンアップ対象機種にXperia Z SO-02Eが追加された[22]
2014年2月17日にAndroid 4.3へのバージョンアップ対象機種が発表された[23]が、NEXTシリーズではGALAXY S III α SC-03EとGALAXY Note II SC-02Eの2機種のみとなる。
2014年6月26日にAndroid 4.4へのバージョンアップ対象機種が発表された[24]が、NEXTシリーズではXperia Z SO-02Eのみとなる。

Android 4.1
さらに見る 機種名, アップデート 実施予定発表 ...
Android 4.2
さらに見る 機種名, アップデート 実施予定発表 ...
Android 4.3
さらに見る 機種名, アップデート 実施予定発表 ...
Android 4.4
さらに見る 機種名, アップデート 実施予定発表 ...
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バッテリー

以下の端末ではバッテリーの取り外しができず、バッテリーの交換はドコモショップへの持ち込みで預かり修理となる。バッテリーの交換代金は以下の通り。ドコモプレミアクラブの修理代金サポートも対象外のため全額実費である。

  • P-04D - 3,150円
  • SO-02D・L-06D・L-04E - 8,925円
  • SH-02E - 7,350円
  • SO-02E - 9,345円

ギャラリー

脚註

関連項目

外部リンク

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