トップQs
タイムライン
チャット
視点
山田八幡神社のつかいだんじり
兵庫県淡路市の郷土芸能 ウィキペディアから
Remove ads
山田八幡神社のつかいだんじり(やまだはちまんじんじゃ の つかいだんじり)は、兵庫県淡路市山田に鎮座する山田八幡神社の秋季例祭において、高山地区により奉納される、だんじりを用いた奉納芸能である。淡路島におけるつかいだんじりの一例で、地域資料では「遣いだんじり」として紹介されている[1]。
奉納は本宮の前日の宵宮に実施される[2]。
概要
山田八幡神社のつかいだんじりは、屋根だんじりを担ぎ上げ、揺らし、差し上げ、回転などの所作を展開する担ぎ芸能である。兵庫県の景観形成事業資料では「乗り子を乗せただんじりを担ぎ、傾けたり揺らしたりする奉納芸能」と定義されており、淡路市(旧一宮町周辺)の特徴的な担ぎ系だんじりとして位置づけられている[1]。
所作の構成は地区の慣行により差異があるが、主に以下の動作がみられる。
- 差し上げ - だんじりを高く担ぎ上げる。
- 揺り - 左右に大きく揺動させる。
- 回転 - その場で旋回する。
- 傾倒 - 地面方向へ大きく倒し込む。
だんじりの構造
使用されるだんじりは、屋根彫刻を備えた「屋根だんじり」である。屋根の曲線に沿って黒・赤・白などの薄い布団(化粧布団)を数枚重ねる意匠がみられ、布団だんじりのような分厚い「段布団」とは異なる構造になっているのが特徴である[1]。
奉納の時期
淡路島観光協会の祭礼情報による日程は以下の通りである[2]。
- 宵宮:10月第2土曜日
- 本宮:10月第2日曜日
宵宮では本殿前でつかだんじりが奉納され、本宮では巡行がある。
地域文化としての位置づけ
山田八幡神社のつかいだんじりは、淡路市の担ぎ系だんじり芸能の典型例である。同じ淡路市内の草香八幡神社のつかいだんじりとともに、地域的特色を示す芸能文化として紹介されている[3]。
関連項目
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads