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異世界黙示録マイノグーラ〜破滅の文明で始める世界征服〜
日本のライトノベルシリーズ ウィキペディアから
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『異世界黙示録マイノグーラ〜破滅の文明で始める世界征服〜』(いせかいもくしろくマイノグーラ はめつのぶんめいではじめるせかいせいふく)は、鹿角フェフによる日本のライトノベル。小説投稿サイト「小説家になろう」にて2017年11月1日より連載中[2]。2019年11月よりGCノベルズ(マイクロマガジン社)にて書籍化されている[3]。イラストはじゅんが担当[3]。2025年1月時点で累計発行部数は50万部を突破している[5]。
メディアミックスとして、緑華野菜子によるコミカライズが『ComicWalker』→『カドコミ』(KADOKAWA)にて、2020年3月27日より連載中[6][4]。また、テレビアニメが2025年7月からTOKYO MXほかにて放送中[7]。
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あらすじ
生まれてから一度も病院の外へ出ることなく、18年の短い生涯を終えた青年・伊良拓斗。死後、目を覚ました彼は、見知らぬ世界の玉座に座っていた。そして目の前には、一人の少女──生前に彼がやり込んでいたダークファンタジー国家運営シミュレーションゲーム(SLG)『Eternal Nations』に登場する英雄ユニット「汚泥のアトゥ」が立っていた。彼女自身も、なぜこの場所に存在しているのか分かっていないという。
二人がいるのは「大呪界」と呼ばれる不毛の森。そこに、異種族から迫害されて難民となったダークエルフたちが流れ着いていた。彼らを国民として迎え入れた拓斗は、「世界を破滅に導く邪悪国家」という二つ名を持つ“マイノグーラ”の国王イラ=タクトとして、『Eternal Nations』のゲームシステムを駆使し、国家の運営と強化に乗り出す。
だが、この世界に転生していたのは拓斗だけではなかった。別ジャンルのゲーム──『Eternal Nations』とは異なるルールや世界観を持つゲームのプレイヤーとキャラクターたちも、同様にこの世界へと転移していたのだ。SLGの理論では通用しない戦術、予測不能な能力、異なるルールで戦う者たちとの対峙に、マイノグーラは幾度となく危機にさらされる。
そして物語が進むにつれ様々なゲームジャンルのプレイヤーが登場することで、この世界は使用できるゲームシステムと勝利条件の異なるプレイヤーたちによる交渉ゲームの舞台へと変貌していく。それは、各プレイヤーを転生者として送り込んだ神々による代理闘争遊戯でもあった。
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登場人物
声の項はテレビアニメの声優。
- 伊良拓斗 / イラ=タクト
- 声 - 熊谷俊輝[8]
- 本作の主人公[9]。ゲーム「Eternal Nations」では世界ランキング1位の成績[9]。ゲームに似たイドラギィア大陸の世界に転生し、邪悪な国家であるマイノグーラの邪神として活動する[9][8]。
- 汚泥のアトゥ
- 声 - 楠木ともり[8]
- 拓斗とマイノグーラを設立する[8]。
- 全ての蟲の女王イスラ
- 声 - 井上喜久子[10]
- 「マイノグーラの国母」といわれるほどの母性の持ち主[10]。虫を操る[10]。
- エムル
- 声 - 佐々木李子[10]
- ダークエルフ[10]。ギアの副官[11]。
- メアリア=エルフール
- 声 - 前田佳織里[12]
- ダークエルフの双子[12]。
- キャリア
- 声 - 高尾奏音[12]
- ダークエルフの双子[12]。
- ギア
- 声 - 川田紳司[13]
- ダークエルフで、戦士長を務める[13]。
- モルタール
- 声 - 西村知道[13]
- 長老[13]。ダークエルフ[13]。
- ソアリーナ
- 声 - 関根明良[14]
- 「華葬の聖女」といわれ、炎を操ることができる[14]。
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用語
- Eternal Nations
- 生前の拓斗が最もやり込んでいたコンピュータゲーム。ジャンルはダークファンタジー国家運営型シミュレーションゲームで、"eXplore(探検)"、"eXpand(拡張)"、"eXploit(開発)"、"eXterminate(殲滅)"の4要素を兼ね備えた「4X」スタイルに属する[15]。
- 作中に登場する“マイノグーラ”は、プレイヤーが選択可能な国家のひとつで、設定上「最も邪悪な国家」とされている。内政特化型で、戦争には極端に不向きな仕様を持つため、扱いの難しさから上級者向けとして知られていた。拓斗はこのマイノグーラを用いて、クリア不可能とも言われた最高難度「ナイトメア」をクリア。これにより、公式ユーザーランキングで不動の1位に輝いた。
- 聖女
- この世界の聖神によって選ばれ、後天的に力を授かった七人の女性たち(※一名のみ例外として先天的)。
- 選ばれし者には、上級聖騎士を超える戦闘力と、それぞれ異なる特殊な奇跡が与えられる。その能力の性質とスケールから、社会的にも象徴的存在とみなされる。
- 魔女
- この世界に同時に七体しか存在しない“災厄”の象徴。
- それぞれ強力かつ異質な能力を備えており、一人で国家を騒乱へと陥れるほどの戦闘力を持つ。アトゥもまた、自身の意思とは無関係にこの世界では“汚泥の魔女”として認定されている。
- なお、「聖女」「魔女」の存在は、ゲーム『Eternal Nations』には登場していない本世界固有の設定である。そのためタクトは、自分たちが『Eternal Nations』のゲーム内世界ではなく、未知の異世界へ転生したと判断した。
既刊一覧
小説
- 鹿角フェフ(著)・じゅん(イラスト)『異世界黙示録マイノグーラ〜破滅の文明で始める世界征服〜』マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、既刊8巻(2025年6月30日現在)
- 2019年11月30日発売[3]、ISBN 978-4-89637-944-0
- 2020年6月30日発売[16]、ISBN 978-4-86716-023-7
- 2021年1月30日発売[17]、ISBN 978-4-86716-107-4
- 2021年10月29日発売[18]、ISBN 978-4-86716-204-0
- 2022年6月30日発売[19]、ISBN 978-4-86716-311-5
- 2023年4月28日発売[20]、ISBN 978-4-86716-420-4
- 2024年6月28日発売[21]、ISBN 978-4-86716-594-2
- 2025年6月30日発売[22]、ISBN 978-4-86716-785-4
漫画
- 緑華野菜子・鹿角フェフ(原作)・じゅん(キャラクター原案)『異世界黙示録マイノグーラ〜破滅の文明で始める世界征服〜』KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉、既刊6巻(2024年12月26日現在)
- 2020年9月26日発売[6][23]、ISBN 978-4-04-913414-8
- 2021年5月27日発売[24]、ISBN 978-4-04-913703-3
- 2022年1月27日発売[25]、ISBN 978-4-04-914188-7
- 2023年2月25日発売[26]、ISBN 978-4-04-914906-7
- 2023年11月27日発売[27]、ISBN 978-4-04-915398-9
- 2024年12月26日発売[28]、ISBN 978-4-04-916166-3
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テレビアニメ
要約
視点
2024年6月にテレビアニメ化が発表され[9]、TOKYO MXほかにて2025年7月より放送中[29]。
2025年6月29日にABEMAにて配信された「GCノベルズ11周年記念番組 アニメ情報モリ&モリスペシャル」の番組の前半では、本作のテレビアニメが特集された[30]。伊良拓斗役の熊谷俊輝、汚泥のアトゥ役の楠木ともり、メアリア役の前田佳織里、キャリア役の高尾奏音、エムル役の佐々木李子と、作者の鹿角フェフが出演している[30]。
スタッフ
- 原作 - 鹿角フェフ、じゅん(イラスト)「異世界黙示録マイノグーラ〜破滅の文明で始める世界征服〜」(GCノベルズ/マイクロマガジン社刊)[12]
- 監督 - 柳瀬雄之[12]
- シリーズ構成 - 山田由香[12]、岡田邦彦[12]
- メインキャラクターデザイン - 出口花穂[12]
- サブキャラクターデザイン - 小島えり、猪瀬愛美[12]
- プロップデザイン - 廣瀬笑実、吉成友美
- 色彩設計 - 真水由貴[12]
- 美術監督 - 酒井結城[12]
- 撮影監督 - 野村雪菜[12]
- 3DCGディレクター - ディック小鹿原
- 編集 - 仙土真希
- 音響監督 - 土屋雅紀[12]
- 音響効果 - 中島勝大
- 音響制作 - HALF H・P STUDIO
- 音楽 - 夢見クジラ[12]、成清翠[12]
- 音楽制作 - ランティス[12]
- 企画プロデュース - 兼岩元子
- プロデューサー - 佐藤晴美、浅沼航太郎、関戸公人、塩谷尚史、臼倉竜太郎、渡邉日向子
- アニメーションプロデューサー - 向井悠樹
- アニメーション制作 - MAHO FILM[12]
- 製作 - 「マイノグーラ」製作委員会
主題歌
各話リスト
放送局
BD / DVD
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コラボレート
脚注
外部リンク
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