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カナダの野球選手、監督 (1963 - ) ウィキペディアから
ロバート・ルイス・トムソン(Robert Lewis Thomson, 1963年8月16日 - )は、カナダのオンタリオ州サーニア出身の元プロ野球選手、野球指導者。現在は、MLBのフィラデルフィア・フィリーズの監督を務める。
選手としては目立った実績を残せなかったものの、引退後にニューヨーク・ヤンキース等で長年に渡りコーチを務めたことが評価され、2019年にカナダ野球殿堂に選出されている(コーチとしての業績のみでの野球殿堂入りは極めて異例)。その後、2022年シーズン途中よりフィラデルフィア・フィリーズの監督を務め、1年目にしてナショナル・リーグ制覇とワールドシリーズ進出を経験。
1985年のMLBドラフト32巡目(全体795位)でデトロイト・タイガースから指名を受け、プロ入り。4年間ルーキー級とA級でプレー。1987年には投手も経験した。1988年に引退し、シーズン途中からタイガース傘下のマイナーチームでコーチに就任した。
1990年にニューヨーク・ヤンキース傘下のA級フォートローダーデール・ヤンキースの三塁コーチに就任した。
1998年、フィールド・コーディネーターに異動した。
2000年、ヤンキースの選手育成ディレクターに就任した。
2003年、マイナーリーグのヴァイスプレジデントに就任した。同年11月にマイナーリーグのコーチに就任した。
2006年9月27日、ヤンキースの一塁コーチだったトニー・ペーニャが父の死去に伴って休養をとったため、メジャーリーグのチームに初帯同。4試合一塁コーチを務め、10月1日にペーニャは復帰した。
2007年オフにヤンキース監督がジョー・トーリからジョー・ジラルディに交代したのに伴い、11月20日にヤンキースのベンチコーチに就任した[1]。
2008年シーズンの開幕4試合目(4月4日)のタンパベイ・レイズ戦でジラルディが上部呼吸道感染症のため試合を欠場し、代行として指揮を執った[2]。試合は4対13で敗れた[3]。翌日の4月5日も代行監督を務め[4]、3対6で敗れた。同年オフの11月13日にペーニャがベンチコーチに就任したことに伴い、ヤンキースの三塁コーチへ異動し[5]、2014年まで6シーズンに渡り務めた。この間、2009年にはワールドシリーズ優勝を経験した。
2015年1月12日にペーニャが一塁コーチに復帰するのに伴い、再びヤンキースのベンチコーチへ異動し[6]、3シーズン務めた。
2018年シーズンからはフィラデルフィア・フィリーズに移り、新監督に就任したゲーブ・キャプラーの下でベンチコーチを務めた[7]。
2019年10月にキャプラーは解任されたが、後任監督に旧知の間柄であるジラルディが就任したため、2020年シーズン以降も引き続きベンチコーチを務めた。
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