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京都府与謝郡伊根町新井にある神社 ウィキペディアから
創建年代は平安時代、998年(長徳4年)7月7日とされているが、記録としては文禄年間(1593年~1596年)に建立された社を、1671年(寛文11年)4月再建に着手し、同年9月16日に完成している。その後石段をはじめ境内が整備され、現在の建物は1961年(昭和36年)4月、本殿の修理と上屋が再建された。
日本全国に残る徐福に関する伝承の一つとして、新井崎神社にも由緒ある伝説が伝わっており、新井崎神社の祭神となっている。
徐福は、秦の始皇帝に不老不死の薬を探し求めるよう命じられ、海を渡って新井崎の地に辿り着いた。探したものの、なかなか見つからなかったが、そうであろう「九節の菖蒲と黒茎の蓬」を探し当てた。しかし、海が荒れるなどして帰る機会が無くなり、新井崎の地で成仏することになった。徐福は当時日本より文明が進んでいる中国から来たことで、産業にも力を入れたので村人から慕われた。海から漂着した人であることから、漂着地点に近い新井崎神社に祀られ、現在でも信仰の対象となっている。
徐福が求めてきた神桑というのは「九節の菖蒲と黒茎の蓬」であるとされている。黒茎の蓬はからよもぎといい、普通のよもぎと異なって葉の裏の白毛が少なく、よもぎ餅を作るのに適する。生長するともぐさになる。新井崎神社周辺の新井崎海岸(のろせ海岸)に現在も自生している。
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