鎌倉 千秋(かまくら ちあき、1978年(昭和53年)11月30日 - )は、NHKのチーフアナウンサー。
概要 かまくら ちあき鎌倉 千秋, プロフィール ...
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世界各地の国や地域26カ所を現地取材する[2]など、中国語と英語に堪能な”国際派アナウンサー”[3]。
日本人の父と台湾出身の母の間に生まれる[注釈 1]。
静岡県焼津市で育つ[4][注釈 2]。静岡雙葉高等学校[5]、慶應義塾大学総合政策学部卒業、台湾大学国家発展研究所修了。
2001年にNHK入局[6]。
- 最初はNHK沖縄放送局で勤務。
- 2004年4月に東京アナウンス室に配属され『NHKニュース10』リポーターを務める。以後、『地球アゴラ』・『あなたの街で夢コンサート』・『ABU未来への航海』・『SAVE THE FUTURE』などの番組を担当。『探検ロマン世界遺産』では兵馬俑、殷墟、麗江、武夷山などの中華人民共和国の世界遺産を多く現地取材した。
- 「2007年日中文化体育交流年」では、人民大会堂で中国中央電視台のアナウンサー朱迅(しゅじん)(かつて日本でタレントとしても活躍)と、グランドフィナーレ・コンサートの共同代表司会を務めた。
- 2009年に北京の中国伝媒大学に留学[4]。
- 2009年5月、『四川大地震から1年~被災地の人々は今~』では現地を取材しレポートを行った。同年夏から中国総局付となり、現地で放送研修を受けた[7](アナウンサー初)。研修中、上海国際チャンネルの「中日之橋」にゲスト司会者として出演した。
- 2010年の上海万博では、NHKの開幕番組(総合、生放送)で司会を務めた。帰国後の2011年2月には、中国中央電視台の春節特別番組『行走唐人街』にゲストで生出演するなど、日本人アナウンサーとしてはめずらしく日中メディアをまたにかける働きをみせた[8]。
- 2011年から国際報道番組BS1『ワールドWaveトゥナイト』(平日夜10時~10時50分、現在の『国際報道2020』の前身にあたる)のキャスターを3年間務める。
- 2012年、第18回中国共産党大会を北京から中継特集する。
- 2014年からは、NHK総合『NEWS WEB』(平日 23時30分 - 24時)のキャスターに就任。
- 2015年、中華民国の元総統李登輝が訪日した際のNHK単独インタビューを担当[9]。
- 2016年より台湾大学国家発展研究所在籍[10]。
- 2016年からは国谷裕子(くにやひろこ)が長年キャスターを務めてきた『クローズアップ現代』の後継番組『クローズアップ現代+』(月 - 木:22時 - 22時25分)のキャスターに就任。
- 2017年、5年ぶりに第19回中国共産党大会(5年に1度開催)を北京市から中継特集した。
- 2018年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の『ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2018』司会。
- 2019年『ザルツブルク音楽祭』を現地から生中継。
- 2019年6月 カンボジア・シアヌークビルにてビルの崩落事故を現地で取材、『激動の世界をゆく 東南アジア 揺らぐ“民主主義”(後編)』「~カンボジア・経済発展の影で」[11]で放送。
- 2019年11月 『激動の世界をゆく』「巨龍・中国と向き合う~香港・台湾 迫られる選択~<前編>」[12]で、香港区議会議員選挙を現地取材中、催涙弾に遭う。同番組<後編>では台湾総統選挙を取材[13]。
- 2021年10月 言論NPO主催『第17回東京ー北京フォーラム』「メディア分科会」にNHKチーフアナウンサーの肩書でパネリスト参加。[14]
- 2021年11月 東ティモール民主共和国初代大統領シャナナ・グスマン氏をインタビューし、『国際報道2021』(2021年11月5日)に放送。
- 2022年秋、台湾に留学する為活動休止をする。
- 2023年夏、台湾大学国家発展研究所を修了(M.A.)。
- 2024年春、中国に留学する為活動休止をする。
祖父は日本統治時代の台湾出身の医師。静岡県で勤務医をしていた時に日本人女性と出会い結ばれた。台湾に戻っている時に日本が敗戦を迎え、日本に帰れなくなり、一族離散の悲劇に見舞われた。その後暫くして、祖父は日本に還り、青森県の無医村地域で医師として生涯を過ごした。 同窓生の一青窈は、父が台湾人、母が日本人。2人は2007年3月『春うた2007』、2015年9月『インタビュー ここから「一青窈 ハナミズキ 100年の願い」』などで共演。
NHK鎌倉アナ、中国で研修 スポーツ報知 2009年6月20日
NHK総合 『インタビュー ここから「一青窈 ハナミズキ 100年の願い」』(2015年9月22日)
平高史也/木村護郎クリストフ[編]. 『多言語主義社会に向けて』第4章. くろしお出版
「中国語ジャーナル」(2011年10月号)P56、NHK WORLD-JAPAN《波短情長》(2019年1月20日)
(NHK総合)『NEWS WEB』(2015年12月16日)