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『ギャラガ'88』(ギャラガエイティエイト)は、1987年12月に稼働したナムコのアーケード用固定画面シューティングゲーム。北米ではアタリから稼働された。TurboGrafx-16移植版は『Galaga '90』、ゲームギア移植版は『ギャラガ'91』のタイトルで発売された[1]。
ジャンル | 固定画面シューティング |
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対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 | ナムコ |
発売元 |
ナムコ アタリ |
音楽 | 川田宏行 |
シリーズ | UGSFシリーズ |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア |
業務用基板 (2.19メガバイト) |
稼働時期 |
1987年12月 1988年 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:7 INT IARC:3+ |
コンテンツアイコン |
Violence |
デバイス |
2方向レバー 1ボタン |
システム基板 | マザーボードシステム87 |
CPU |
MC6809 (@ 1.536 MHz) MC6809 (@ 1.536 MHz) HD63701 (@ 1.536 MHz) |
サウンド |
MC6809 (@ 1.536 MHz) YM2151 (3.57958 MHz) Namco CUS30 (@ 96 kHz) DAC |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 縦モニター 224×288ピクセル 60.61Hz パレット24ビットRGB |
同社の『ギャラガ』(1981年)をリメイクした作品。主人公である銀河連邦宇宙軍戦闘司令官イエガーが搭乗する自機を操作し、ギャラガ軍を倒して宇宙の平和を守ることを目的としている。『ギャラクシアン』(1979年)、『ギャラガ』(1981年)、『ギャプラス』(1984年)と続くシューティングゲームの一作で、後にUGSFシリーズの一作として扱われるようになった。
開発はナムコが行い、音楽はファミリーコンピュータ用ソフト『スターラスター』(1985年)やアーケードゲーム『妖怪道中記』(1987年)を手掛けた川田宏行が担当している。
同社の『ギャラガ』で好評であった「デュアルファイター」のシステムを発展させた作品となっている[2]。本作では2機合体であった「デュアルファイター」を超える3機合体の「トリプルファイター」のシステムを導入しており、キャラクターサイズは「デュアル」と同一のままショットが3連装になるためより強力な攻撃が可能となる[2]。また「トリプル」の状態で被弾すると「デュアル」に戻されるが、残機があれば再び「トリプル」に戻すことが可能である[2]。
ゲーム開始時に自機をシングル、デュアルにするかを選択する。選択するとゲーム開始。ステージに登場する敵をショットで倒していき、全ての敵を倒すとステージクリア。
前作同様、自機のストックを全て失った状態でミスするか、その状態で最後の1機がボスに捕獲された場合はゲームオーバーとなる。基板の設定によってはシリーズ初のコンティニューが可能であるが、27面以降はコンティニューそのものができない。
ギャラガシリーズでは初めて宇宙空間以外の背景が描かれており、それぞれ異なる戦場で戦うことになる。通常では固定画面でのシューティングゲームだが、縦スクロールするステージや、ボスキャラクターと戦う場面もある。ただし、これらのステージでも『ギャラガ』と同様自機は左右にしか動けない。
ステージ1・2 宇宙ステーション
ステージ4 - 6 氷の惑星
ステージ8 - 10 惑星表面 シリーズ初の縦スクロールがあり、スクロールが停止した時に編隊やボスが出現する。
ステージ11 - 13 隕石群
ステージ15 - 17 宇宙墓場 同社『ボスコニアン』を彷彿とさせる背景が登場する。
ステージ19 - 21 火星 ※「かせい」ではなく「ひぼし」と読む。
ステージ23 - 25 惑星ギャラガ アーケード版では現在のディメンションよりも1つ下のディメンションに登場した敵キャラクターも現れる。
ステージ27 - 29 惑星ギャラガ表面 縦スクロールステージ。ディメンションによって背景が異なり、ステージ29で各ディメンションの最終ボスと戦う。
ギャラクティック・ダンシング終了時に、それ以前のステージのどこかに隠されているカプセルを2個持っていると、次の次元(ディメンション)にワープすることができる[2]。高次元になればなるほど強力な敵が出てくるために難易度は高くなるが、得点は高くなるので高いスコアを狙える[2]。なお、アーケード版では1-10終了時に強制的にディメンション2へワープさせられる。
PCエンジン版はディメンション4までだが、アーケード版ではディメンション5まである。ディメンション5では複数の新種族ギャラガが同時に登場するために非常に難易度が高い。
ディメンションによってギャラクティック・ダンシングのパターンも変化する。
全29面終了時に、次元によって変化する4つのエンディングが用意されている。PCエンジン版ではディメンションに応じて勲章が表示される(裏面はなし)。
3・7・14・18・22・26ステージにて始まる、シリーズ作品での「チャレンジングステージ」にあたるもの。このステージでは、BGMに合わせて画面上で動き回る敵をできるだけ多く倒すのが目的。全ての敵(40機)を倒すとパーフェクトとなる。
このステージでレバーもボタンも全く操作しないと、シークレットボーナスが入る。
前作とは違って5機ずつ短時間に繰り返し現れたり、ボスが1機だけで飛んでくる場合もある。
破壊によって画面内から敵がいなくなったときに敵全滅ボーナスとして高得点が与えられるため、各編隊を全滅させるだけでなく連続して敵が出現する場所や最初に出現即破壊を繰り返すと全滅ボーナスを何度も取ることができる場所がある。
デュアルファイター、トリプルファイターになる方法は以下の通り。デュアル、トリプルとも方法は全く同じである。またゲームスタート時に最初の機体をシングルかデュアルのどちらかで出撃するか選択できる。デュアルで出撃した場合は残機ストックが1少なくなる。また復活時はコンティニュー時も含めて全てシングルでの再出撃となる。
例外的にトリプルファイターとなる方法として、トリプルファイターカプセルを取るとシングル、デュアルいずれの状態からも一気にトリプルファイターとなる。トリプルファイターカプセルは4-15(アーケード版のみ)と各ディメンションのステージ25の最後の敵が出す。ただし最後の敵が以下の条件に該当する場合や、最後の敵とファイターが接触した場合は出現しない。
デュアル、トリプルの状態でダメージを受けて自機が1機破壊されても戦闘は中断されない。なお、その際に若干の無敵時間が発生するため、複数の機体が同時に破壊されることはない。
発売前の販促チラシでは前作の敵を「従来の種族」、新たに登場する敵を「新種族」として区分している。ただし本作では前作と同じグラフィックの敵軍が登場しない(タイトル画面・ランキング表示画面でボスギャラガが横切るのみ)ため、全てが新種族と捉えることもできる。
ディメンションごとにグラフィックパターンが異なる(アーケード版4種類、PCエンジン版2種類)が基本的な動きは同じ。ただしステージ15を境にザコとゴエイのパターンが変化する。いずれも旧作のギャラガ軍とは全く異なる姿だが、ディメンション4の敵軍が比較的近い形をしている。
本作から登場する敵で、従来のギャラガ軍に加わる形で隊列に入る。基本的には同じディメンションにしか登場しないが、アーケード版ではスクロールステージなどで別のディメンションにも出現する。グラフィック・色のパターンは4種類(PCエンジン版2種類)あり、ステージごとに変化する。
シリーズ初の巨大ボス敵キャラクター。一般的なシューティングゲームでいうところのステージボスに該当する。
この他、ギャラクシアンに登場したエイリアンなどギャラクティックダンシングにのみ登場する敵や、縦スクロールステージや編隊形成時に現れる障害物(クリスタル、隕石、アメーバ)もいる。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | ギャラガ'88 Galaga '90 |
1988年7月5日 1989年 |
PCエンジン | ナムコ | ナムコ NEC-HE |
2メガビットHuCARD[3] | NC63002 TGX002218 |
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2 | ギャラガ'88 | 1990年6月30日 |
X68000 | 電波新聞社 | マイコンソフト | 5インチフロッピーディスク | DP-3205016 | |
3 | ギャラガ'91 Galaga 2 |
1991年10月25日 1993年 |
ゲームギア | ナウプロダクション | ナムコ セガ |
1メガビットロムカセット[4] | T-14057 2322 |
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4 | Namco Museum: 50th Anniversary ナムコミュージアム アーケードHITS! |
2005年8月30日 2006年1月26日 |
PlayStation 2 | Digital Eclipse | ナムコ | DVD-ROM | SLUS-21164 SLPS-25590 |
アーケード版の移植 |
5 | ギャラガ'88 | 2007年3月20日[5] |
Wii | バンナム | バンナム | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | PCエンジン版の移植 |
6 | ギャラガ'88 | 2007年5月1日[6] |
iアプリ | ウインドリーム | バンナム | ダウンロード (ナムコ・ゲームス) |
- | |
7 | ギャラガ'88 | 2008年2月28日[7][8][9] |
BREW対応端末 (EZアプリ) |
ウインドリーム | バンナム | ダウンロード (ナムコEZゲームス) |
- | |
8 | ギャラガ'88 | 2008年4月1日[10] |
Yahoo!ケータイ (S!アプリ) |
ウインドリーム | バンナム | ダウンロード (ナムコ・ゲームス) |
- | |
9 | ナムコミュージアム バーチャルアーケード | 2008年11月4日 2009年5月15日 2009年11月5日 |
Xbox 360 | バンナム | バンナム | DVD-ROM | - | アーケード版の移植 |
10 | ギャラガ'88 | 2009年6月23日[11][12] |
Wii | バンナム | バンナム | ダウンロード (バーチャルコンソールアーケード) |
- | アーケード版の移植 |
11 | ギャラガ'88 | 2011年3月17日[13] |
PlayStation 3 PlayStation Portable (PlayStation Network) |
バンナム | バンナム | ダウンロード (PCエンジンアーカイブス) |
- | PCエンジン版の移植 |
12 | Galaga 30th Collection | 2011年6月9日 |
iOS | バンナム | バンナム | ダウンロード | - | |
13 | ナムコミュージアム | 2017年7月28日 2017年7月28日 2017年7月28日 |
Nintendo Switch | バンナム | バンナム | ダウンロード | - | アーケード版の移植 |
14 | ギャラガ'88 | 2023年4月27日[14][15][16][17] |
PlayStation 4 Nintendo Switch |
ナムコ | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) |
- | アーケード版の移植 |
評価 | ||||||||||||||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 4.09 | 4.08 | 3.89 | 3.82 | 3.79 | 3.39 | 23.06 |
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