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アメリカのプロ野球選手 (1993-) ウィキペディアから
ジェイコブ・ダニエル・ワゲスパック(Jacob Daniel Waguespack, 1993年11月5日 - )は、アメリカ合衆国ルイジアナ州アセンション郡プレイリービル出身のプロ野球選手(投手)。MLBのタンパベイ・レイズ所属。右投右打。
タンパベイ・レイズ #40 | |
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2022年9月10日 京セラドーム大阪(オリックス時代) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ルイジアナ州アセンション郡プレイリービル |
生年月日 | 1993年11月5日(30歳) |
身長 体重 |
6' 6" =約198.1 cm 235 lb =約106.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2015年 アマチュアFA |
初出場 |
MLB / 2019年5月27日 NPB / 2022年4月29日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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2012年のMLBドラフト37巡目(全体1126位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されたが、ミシシッピ大学へ進学した。
2015年にフィラデルフィア・フィリーズと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズでプロデビュー。A-級ウィリアムズポート・クロスカッターズでもプレーし、2球団合計で19試合に登板して0勝1敗1セーブ、防御率2.00、32奪三振を記録した。
2016年はA級レイクウッド・ブルークロウズでプレーし、43試合に登板して4勝2敗6セーブ、防御率3.52、72奪三振を記録した。
2017年はA+級クリアウォーター・スレッシャーズとAA級レディング・ファイティン・フィルズでプレーし、2球団合計で31試合(先発16試合)に登板して9勝7敗1セーブ、防御率3.42、108奪三振を記録した。
2018年はAA級レディングとAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでプレーした。
2018年7月31日にアーロン・ループとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[1]。移籍後は傘下のAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、移籍前を含めた3球団合計で28試合(先発21試合)に登板して6勝10敗1セーブ、防御率4.80、112奪三振を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]。
2019年は開幕をAAA級バッファローで迎えた。5月26日にメジャー初昇格を果たすと[3]、翌27日のタンパベイ・レイズ戦でメジャーデビュー[4]。この年メジャーでは16試合(先発13試合)に登板して5勝5敗、防御率4.38、63奪三振を記録した[5]。
2020年は11試合に登板して防御率8.15、16奪三振を記録した[5]。
2021年3月6日にジョエル・パヤンプスの加入に伴ってDFAとなり[6]、10日にマイナー契約でAAA級バッファローへ配属された[7]。オフの11月7日にFAとなった[5]。
2021年12月17日にオリックス・バファローズと契約した[8]。
2022年、新型コロナウイルスの影響で[9]来日が3月11日となり[10]、同18日に入団会見を行った[11]。4月22日の阪神タイガースとの二軍戦では6回無安打無失点に抑え、チームの継投ノーヒットノーランに貢献するなど[12]、ウエスタン・リーグでは3試合の登板で防御率0.75と順調な調整を見せ、4月29日の埼玉西武ライオンズ戦で来日初登板初先発[13]。勝敗は付かなかったが、5回3安打、6奪三振無失点と好投した[14]。ただ、その後は味方の拙守があったり[15]、課題のクイックモーションで度々盗塁を許したり[16]と投球以外の要素が響き、5先発で0勝3敗と苦しんだ[17]。6度目の先発となった6月1日の横浜DeNAベイスターズ戦で5回3安打7奪三振1失点の好投[18]、打席ではスクイズを決めて来日初打点を記録する活躍で来日初勝利を挙げた[19]。日程の都合で6月9日に出場選手登録を抹消され[20]、週5試合の日程が続くこともあり、中継ぎとして[21]同19日に再登録[22]。6連戦の日程になると先発へ戻り、約1か月ぶりの先発となった7月6日の西武戦では勝敗は付かなかったが、5回1失点(自責点0)の好投[23]。続く同12日の福岡ソフトバンクホークス戦では6回3安打、9奪三振、1失点の好投で勝利投手となった[24]。しかし、7月18日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では乱調により5回途中で降板すると[25]、その後はチーム事情もあって同23日から再びリリーフに回った[26]。すると、翌7月24日に守護神の平野佳寿が体調不良により「特例2022」で登録抹消[27]。同日のソフトバンク戦、3点リードの9回表に登板し、味方の拙守が絡んで無死満塁のピンチを作ったものの[28]、2三振を奪うなど無失点に抑えて[29]来日初セーブを挙げた[28]。その後は勝ちパターンの一角を担い、ときに平野不在時の守護神も務め[30]、この年は32試合(10先発[31])の登板で2勝6敗5セーブ7ホールド、防御率2.97を記録し[32]、チームのリーグ連覇に大きく貢献[33]。ソフトバンクとのCSファイナルステージでは1試合に登板したのみであったが[34]、東京ヤクルトスワローズとの日本シリーズでは第1戦で平野、第2戦で阿部翔太が被弾したこともあって[35]守護神として起用され、5試合の登板で1勝3セーブ、計5回3安打、7奪三振無失点とその役割を全うした[36]。10月30日の第7戦でも試合を締めて胴上げ投手となり、チーム26年ぶりの日本一にも大きく貢献した[33]。
2023年オフに自由契約となった。
2024年1月15日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ。
2024年3月16日にメジャー40人枠ロースター入りを果たした。
球種 | 割合 | 平均球速 | 最高球速 | ||
% | mph | km/h | mph | km/h | |
フォーシーム | 43.8 | 92.5 | 148.9 | 95 | 152.9 |
チェンジアップ | 18.9 | 82.3 | 132.4 | 85 | 136.8 |
カッター | 18.1 | 88.4 | 142.3 | 91 | 146.5 |
カーブ | 10.8 | 75.8 | 122 | 80.2 | 129.1 |
シンカー | 1.3 | 91.2 | 146.8 | 93.8 | 151 |
愛称は「ワグス」[37]、「ワグー」[38]、「ワゲ」[39]など。
趣味は愛犬と過ごす時間[40]。
年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
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2019 | TOR | 16 | 13 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | .500 | 335 | 78.0 | 75 | 12 | 29 | 0 | 5 | 63 | 2 | 0 | 43 | 38 | 4.38 | 1.33 |
2020 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 90 | 17.2 | 27 | 2 | 9 | 0 | 2 | 16 | 0 | 0 | 20 | 16 | 8.15 | 2.04 | |
2022 | オリックス | 32 | 10 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 5 | 7 | .250 | 309 | 72.2 | 63 | 4 | 29 | 0 | 4 | 81 | 1 | 0 | 28 | 24 | 2.97 | 1.27 |
2023 | 31 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 2 | 4 | .364 | 201 | 43.2 | 44 | 4 | 26 | 0 | 1 | 67 | 2 | 0 | 30 | 28 | 5.77 | 1.60 | |
MLB:2年 | 27 | 13 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 1 | .500 | 425 | 95.2 | 102 | 14 | 38 | 0 | 7 | 79 | 2 | 0 | 63 | 54 | 5.08 | 1.46 | |
NPB:2年 | 63 | 14 | 0 | 0 | 0 | 6 | 13 | 7 | 11 | .316 | 510 | 116.1 | 107 | 8 | 55 | 0 | 5 | 148 | 3 | 0 | 58 | 52 | 4.02 | 1.39 |
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