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嘉手納町
沖縄県中頭郡の町 ウィキペディアから
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嘉手納町(かでなちょう、沖縄語: カディナー[1])は、沖縄県中頭郡の町。
戦前、県営鉄道嘉手納線の終着駅嘉手納駅が置かれ、県立二中や県立農林学校もあった。比謝川河口の港は山原船による物資の集積地となり中部の交通の要所として栄えた。もともとは北谷村の一つの字であったが、戦後、米空軍嘉手納基地によって大きく地理的に分断されたため、1948年12月4日、北谷村から分村し嘉手納村となった[2]。現在も嘉手納町の面積82%が米軍基地に占有されている[3]。
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地理
沖縄本島の中部に位置し、西側で東シナ海に面している。町の中央部から南側の町域は嘉手納基地と陸軍貯油施設、また北側は嘉手納弾薬庫地区に挟まれ、町の総面積の82%が米軍基地であるため、残りの18%、町域中央部の嘉手納基地と比謝川の間の面積2.6km2の一帯が13,300人以上の住民が暮らす市街地・住宅地となる。これらの米軍基地を除いた場合、町として日本で最も人口密度が高い福岡県志免町を上回る。
沖縄戦時に、米軍の工兵隊が建設した嘉手納ロータリーは直径160メートルの環状路と各方面への道路で構成される大規模なロータリー交差点で、町のシンボルとなっていたが、2000年代から進められた再開発に伴い、ロータリー南西の嘉手納町役場と環状路内部の地区をつなぐため、環状路の南側約1/4が撤去されロータリー交差点ではなくなり、通称としてのみ「ロータリー」の呼称が用いられる[注釈 1]。
隣接する自治体
地域
元は村制前の4村を引き継いだ4字を置いていたが、のちに5字新設され、現在は9字を数える。
- 嘉手納(かでな)
- 野国(のぐに)
- 野里(のざと)
- 屋良(やら)
以下は1951年頃に新設された字である。
- 兼久(かねく):野国の一部が独立
- 久得(くどく):屋良の一部が独立
- 国直(くになお):野里の一部が独立
- 東(ひがし):屋良の一部が独立
- 水釜(みずがま):嘉手納の一部が独立
以下は平成以後に住居表示により新設された町である。
- 水釜6丁目(年不詳)
- 屋良1丁目(2010年)
上記とは別に行政区も設置されている。
- 北区
- 東区
- 西区
- 南区
- 中央区
- 西浜区
河川
人口
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
嘉手納町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 嘉手納町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 嘉手納町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
嘉手納町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
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歴史

- 沖縄での最古の土器文化が確認されている野国貝塚がある他、嘉手納貝塚からは貝塚時代前期(縄文時代後期)の土器、屋良城跡からは謎の遺物といわれる線刻石版がみつかっている[2]。
- 1944年4月 - 日本陸軍が中飛行場(屋良飛行場)を建設[4]。
- 1945年4月1日 - 沖縄戦で沖縄島における最初の上陸地点となった。住民は民間人収容所に収容され、一帯は米軍の拠点となる[5]。
- 1948年12月4日 - 嘉手納飛行内の通行が禁止され、北谷村は完全に北と南に大きく分断された。北谷村役場に行くために遠く沖縄市まで迂回しなければならなくなったため、北谷村より分村し「嘉手納村」が誕生した[2]。
- 1976年(昭和51年)1月1日 - 町制施行[6]。中頭郡では初の町となる。
- 2008年 - 新町・ロータリー地区第二種市街地再開発事業完工。
行政
歴代町長
特記なき場合『統計かでな 平成29年版』による[7]。
文化・芸能
- エイサー
- 北区青年会(現在休止中)
- 北区子ども会
- 西区青年会
- 東区こども会
- 南区青年会
- 中央区青年会
- 西浜区青年会
- 千原エイサー保存会(千原郷友会)千原郷友会HP
スポーツ
- 少年野球チーム
- 嘉手納リトルエンジェルス
- 嘉手納ライオンズ
- 嘉手納ドリームス
- プロレス団体
- 琉球ドラゴンプロレスリング(2013年4月28日旗揚げ)
国の行政機関
- 福岡出入国在留管理局那覇支局 嘉手納出張所
警察
郵便
- 嘉手納郵便局
教育
小学校
中学校
高等学校
学校教育以外の教育施設
- 嘉手納町立嘉手納外語塾
米軍基地
現在も嘉手納町の面積82%が米軍基地に占有されている[3]。嘉手納町における民間地は18%。
交通
路線バス
→詳細は「沖縄本島のバス路線」を参照
以下の路線がある。62番以外の各路線は琉球バス交通・沖縄バスの共同運行で、嘉手納町中心部を除く全区間にわたって国道58号を通る(中心部では国道58号の西側の道路を通る)。62番は琉球バス交通の単独運行で、嘉手納以北は国道58号、嘉手納以東は県道74号経由。町内を通る全路線が旧嘉手納ロータリー付近の嘉手納バス停に停車する。
- ※BT=バスターミナル
1980年代までは謝苅線が嘉手納発着だったが、現在はうるま市の具志川バスターミナル発着に変更された。
道路
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出身有名人
脚注
外部リンク
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