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2009年に公開された日本のアニメ映画 ウィキペディアから
『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』(えいが フレッシュプリキュア おもちゃのくにはひみつがいっぱい)は、2009年10月31日に公開された『フレッシュプリキュア!』のアニメ映画。
映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!? | |
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監督 | 志水淳児 |
脚本 | 前川淳 |
製作 | 高橋浩 |
出演者 |
沖佳苗 喜多村英梨 中川亜紀子 小松由佳 こおろぎさとみ 松野太紀 鶴ひろみ |
音楽 | 高梨康治 |
主題歌 |
『Let's!フレッシュプリキュア! 〜Hybrid ver.〜 for the Movie』 茂家瑞季 with キュアフレッシュ! 『H@ppy Together!!! for the Movie』 林桃子 with キュアフレッシュ! |
制作会社 | 東映アニメーション |
製作会社 | 2009 映画フレッシュプリキュア!製作委員会 |
配給 | 東映 |
公開 | 2009年10月31日 |
上映時間 | 約70分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 8.0億円[1] |
前作 |
映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合! 映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪(シリーズ前作) |
次作 |
映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ! 映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?(シリーズ次作) |
キャッチコピーは「おもちゃが消えて大ピンチッ!?」、「輝くハートで、おもちゃを救えっ!!」、「ハートに愛の光を!」、「みんなの大切なモノを守るために、プリキュア奇跡の大変身!!」。
『フレッシュプリキュア!』枠としては初の単独映画で、東せつな/キュアパッションにとってはスクリーンデビューとなる作品。映画に先駆けTVシリーズ26話ではぬいぐるみのウサピョンが、35話では本作の舞台となるおもちゃの国が登場した。
本編と若干矛盾する設定がのちに登場するため、本エピソードがどこにあたるかは明確にされていないが、ラッキークローバー・グランドフィナーレを使用していることから、設定としては37話以降のものに近い。
本作ではキュアピーチの更なる変身『キュアエンジェル』が登場し、のちにTVシリーズ終盤にも4人の強化形態として登場[注 1]する反面、今までの劇場作品で登場したTVシリーズの敵組織や怪物が、本作では一切登場しない。
プリキュア5シリーズより継続されている鑑賞者参加型コンセプトは継続され、今回はペンダント型の「ミラクルハートライト」として例年どおり中学生以下に配布される。また、エンディングではプリキュアと一緒に映画館の中で「H@ppy Together!!!」のダンスをすることが特別に許可されるという新たな試みも行われた[2]。映画館にキュアピーチが登場して子供たちとダンスの振り付けを練習する、という「映画館でキュアピーチと踊ろう!」キャンペーンも、土曜・日曜・祝日に一部の映画館で行われた[3]。
また本作では、「プリキュアサンバイザー」と呼ばれる紙製サンバイザーが「ミラクルハートライト」と共に、中学生以下に配布された。これ以降、プリキュア映画ではサンバイザーを配布するのが恒例になっている[注 2]。
音楽はTVシリーズと同じく高梨康治が担当している。変身シーンのBGMは「深く印象に残るシーンなのでもっと派手に、華やかにしたい」という高梨の意向によりアレンジ(リズムの強化、生オーケストラの追加、スピード感のアップなど)されたものが使用されている[4]。また、このBGMはTVシリーズでも38話から従来のBGMと差し替えられる形で使用されている。
全国159館で公開された本作は、初日2日間での動員16万6,108人、興行収入1億7,026万9,700円を記録し、11月7 - 8日の映画週末興行成績で第4位となった[5]。
ラブたちがパジャマパーティをしようと、桃園家に4人が集まった夜、街から次々に玩具が消えた。ラブたちはラビリンスの企みを疑うも、クローバーボックスは反応を示さない。
その時何処からかラブを呼ぶ声がして、シフォンが超能力でその声の主を呼び出すと、それは昔よく遊んだ兎のぬいぐるみのウサピョンだった。プリキュア達はウサピョンの頼みでおもちゃの国へ向かうと、トイマジンに恐怖するおもちゃの国の住民達の姿があった。トイマジンの野望を阻止しようと挑むプリキュアだったが、その前に現れたルーレット伯爵の策により、プリキュア達はすごろく空間の罠に誘い込まれてしまう。
すごろく空間の試練に勝ってそこを抜け出ると、ついにトイマジンが直々にプリキュア達の前に現れた。おもちゃの国やトイマジンの真実とその憎悪を知らされ、さらにウサピョンも同じ憎しみを抱いていると思いこんだラブは、苦悩する。トイマジンはさらにおもちゃの国の住民達に呼びかけ、憎しみを抱いているおもちゃ達を自分の身体に吸収してパワーアップを果たした。
激化する戦いの最中、ウサピョンから本当のことを知らされたラブは、トイマジン達捨てられたおもちゃの心を救うため、キュアエンジェルに変身する。その力はおもちゃの国の住民達の心を癒し、トイマジンを元の姿であるテディベアに戻した。子供達の思いを受け止めたテディベアは、もう一度子供を信じる気持ちを取り戻した。戦いが終わった翌日、ラブはフリーマーケットで心の優しい少女と出会い、彼女にテディベアを託すのであった。
いずれもトイマジンの命令でプリキュアたちと敵対しているが、おもちゃの国の住民なのかは不明。
シフォンが呼び出した白いピックルンの力で桃園ラブが変身した姿。掛け声は「ホワイトハートはみんなの心!羽ばたけフレッシュ、キュアエンジェル!」。
異なるピックルンによる変身であるが、その外見的特徴はキュアピーチの面影を残すものになっている。胸にあるクローバーマークのワッペンには白が追加され、五つ葉になった。デザインイメージはハート。
ミラクルハートライトで集まった子供達の思いを収束させ、伝える力を持つ。従来のキュアピーチにはない飛行能力を持つ。
なおこのように、強化形態が「映画版ではピンク色のプリキュアが1人で変身し、後にテレビシリーズでは全員変身する」というパターンは、後の『スイートプリキュア♪』や『スマイルプリキュア!』でも受け継がれている。
DVDは2010年3月17日に発売され、ブルーレイは2015年6月17日に発売された。
主題歌はTVシリーズ後期主題歌を本作のためにリアレンジしている。コーラスの「キュアフレッシュ!」はプリキュア声優4人による。
YouTube「プリキュアYouTube公式チャンネル」より、2020年4月3日18:00から同年4月10日17:59まで、本作と『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』・『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』の計3本が期間限定無料配信された[6]。
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