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北海道(石狩国)の郡 ウィキペディアから
樺戸郡(かばとぐん)は、北海道(石狩国)空知総合振興局管内の郡。
人口10,599人、面積747.7km²、人口密度14.2人/km²。(2024年8月31日、住民基本台帳人口)
以下の3町を含む。
1879年(明治12年)に行政区画として発足して以来、郡域は上記3町のまま変更されていない。
「樺戸」の名称は現在の須部都川と石狩川の合流点一帯を指す名称で[1]、アイヌの人々が根茎を食料としていたコウホネを指すアイヌ語の「カパト(kapato)」によるものである[2]
江戸時代の樺戸郡域は西蝦夷地に属し、石狩場所に含まれ松前藩領となっていた。江戸時代後期になると、国防上の理由から文化4年樺戸郡域は公儀御料(幕府直轄領)とされた。
文化5年には留萌支配人山田屋文右衛門によって雨竜越が開削されている。この道は留萌からニセバルマ、エタイベツを経て樺戸郡と雨竜郡の境界にあたるシラリカに出る約25里(98.2km)の道で、樺太警固を行っていた会津藩兵も通行している。
文政4年には一旦松前藩領に復したものの、安政2年再び公儀御料となり庄内藩が警固を行った。戊辰戦争(箱館戦争)終結直後の1869年、大宝律令の国郡里制を踏襲して樺戸郡が置かれた。
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