馬淵川(まべちがわ)は、岩手県北部および青森県南部を流れる一級河川[1]。馬淵川水系の本流である。馬渕川と表記する場合もある[2]

概要 馬淵川, 水系 ...
馬淵川
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二戸市内にて
水系 一級水系 馬淵川
種別 一級河川
延長 142 km
平均流量 60.88 m3/s
(剣吉観測所 2000年)
流域面積 2,050 km2
水源 袖山(岩手県)
水源の標高 1,215 m
河口・合流先 太平洋(青森県)
流域 日本の旗 日本
岩手県青森県

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地理

岩手県葛巻町東部の北上高地袖山付近に源を発し南へ流れたのち北西に転じる。青森県に入り北東に向きを変え、八戸市街地を流れ八戸市大字河原木で太平洋に注ぐ。最下流部に八太郎大橋が架かり、河口付近に八戸港が位置する。かつての河口は八戸大橋付近にあり、河口直前で新井田川と合流していたが、洪水対策のため工事によって両河川の河口は分けられ、かつての馬淵川最下流の流域だった場所は現在、八戸工業港となっている。

名称の由来

馬淵川の名称の由来については諸説がある。

事故

流れが速いため、釣り客の溺死が多く非常に危険な川である。

流域の自治体

岩手県
岩手郡葛巻町二戸郡一戸町二戸市
青森県
三戸郡三戸町南部町八戸市

支流

括弧内は流域を示す

  • 安比川(岩手県八幡平市、二戸市)
  • 熊原川(青森県三戸郡田子町、三戸町)
  • 如来堂川(南部町)
  • 坂牛川(八戸市)
  • 浅水川(八戸市、五戸町) かつては四戸川と呼ばれていた可能性がある。
  • 土橋川(八戸市)
    • なお浅水川、土橋川は放水路も設備されている。

支流のリスト

※下流側より記載。

さらに見る 川名, よみ ...
川名 よみ 長さ
(km)
流域面積
(km2)
特記事項 5.0 2.5 出典
馬淵川まべちがわ142.02050.0 [5][6][7]
土橋川つちはしがわ11.612.8  [5][6][7]
坂牛川     [5][6][7]
盲堤沢     [5][6][7]
浅水川 34.0122.3[5][6][7]
如来堂川     [5][6][7]
猿辺川     [5][6][7]
小猿辺川     [5][6][7]
熊原川     [5][6][7]
種子川     [5][6][7]
相米川     [5][6][7]
杉倉川     [5][6][7]
金田一川 [6]
仁佐平川 [6]
十文字川 [6]
白鳥川 [6]
安比川 [6]
岡本川 [6]
打田内川 [6]
黒沢川 [6]
鍋越川 [6]
白沢川 [6]
二ツ石川 [6]
小井田川 [6]
女鹿川 [6]
平糠川 [6]
小繋川 [6]
宇別川 [6]
山形川 [6]
元町川 [6]
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並行する交通

鉄道

道路

橋梁

環境

2006年10月二戸市土地改良区大釜揚水機場に、PCB廃棄物として保管されていた農業揚水機用高圧コンデンサー1台を入れたステンレス製の100リットルドラム缶が増水により流失した。翌年7月に発見されたものの水害を受けやすい場所に有害物質を保管していた管理上の問題が指摘された。

  • 2006年10月7,8日:大雨により馬淵川が増水し、ポンプ小屋のドアが破損。
  • 2006年11月23日:土地改良区の管理人が堆積した小屋の土砂を撤去した際にドラム缶が紛失していることに気づく。
  • 土地改良区は、二戸市内の河川敷青森県境までの約5キロの間を捜索。
  • 2006年12月1日:二戸署へ遺失物届を提出。
  • 2006年12月7日:岩手県が流失事故の可能性を発表。
  • 2006年12月9,10日:土地改良区は、二戸市および二戸地方振興局と共同で二戸市から八戸市まで約50kmの河川敷を捜索。
  • 2007年7月6日:紛失したドラム缶を青森県三戸町内で発見。

脚注

関連項目

外部リンク

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