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ぼくら野球探偵団

1980年に東京12チャンネルで放送された日本のテレビドラマ ウィキペディアから

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ぼくら野球探偵団』(ぼくらやきゅうたんていだん)は、1980年4月22日から同年9月22日まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送されていた特撮テレビドラマである。全18話。

概要 ぼくら野球探偵団, ジャンル ...
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概要

特撮ヒーローものやSF作品を制作してきた円谷プロダクションが、従来のイメージと異なる方向性を目指して制作した作品[1][2]

江戸川乱歩原作の『少年探偵団』をモチーフにした探偵物に、当時流行の少年野球を絡ませて「特撮野球アクションシリーズ」と銘打った独特な雰囲気の少年ドラマテイストの活劇推理ドラマとなっている[2][3]。荒名の語りから入ることが多く、コミカルテイストが前面に出ることもあった[3]。ラストの「でもがんばるから、また見てね」などのように、劇中で登場人物が思っていることをふきだしを使って表現する手法も採られていた。

第1話が善悪の関係が確立した状態で始まっていることから、ワンパクズが赤マントと対立している理由や荒名が懇意にしている理由も不明のままであり[3]、最終回の話も普通の展開で最終回らしい雰囲気は皆無のまま終了となった。

企画時のタイトルは『がんばれ草野球探偵団』[3]。一般の少年野球チームの出演を応募する企画もあった[3]

本作品には、これがデビュー作となる堤大二郎、元プロボクサーのガッツ石松、そしてベテラン俳優の宍戸錠などがレギュラー出演していた。また各回のゲストも、宮尾すすむなべおさみといったユニークな出演者が多かった。

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ストーリー

荒名堂郎警部は世間を騒がせる謎の怪盗赤マントを追っていた。荒名の幼なじみの多奈加進介監督率いる野球チーム「ワンパクズ」と頭脳明晰な天馬少年は野球探偵団として赤マントと対決するようになる。そのうち荒名警部もワンパクズを頼るようになり、赤マントもワンパクズに挑戦してきた。ワンパクズと赤マントの闘い、そして巻きこまれる荒名警部と多奈加監督のドタバタに終わりはあるのか?

キャスト

ワンパクズ

ピッチングマシンなどが取り付けられた専用のワゴンを移動基地として用いるほか、戦闘にも用いる[3]

  • 星空 天馬:堤大二郎 - 「ワンパクズ」のキャプテンでエース、背番号1。抜群の行動力と推理力を持つ頭脳明晰な少年[3]。15歳[4]
  • 多奈加 ほのか:白石のり子 - 多奈加監督の妹。
  • 岩本 弁太(ベンケイ):松本誠一
  • 有川 スミ代(アリス):菅照美
  • 桐野 理恵(キューリー):星野トミエ(第1話のみ)→田口トモ子
  • 小西 隼一(ハヤブサ):加藤淳也
  • 田沢 賢(ターザン):杉本親寛
  • 小西 三吉(チビ助):手塚辰也
  • 佐々木 功児(コジロウ):豊田美紀
  • 石川 吾一(ゴエモン):滝本圭三
  • 左 甚八(ピカソ):高柳裕之
  • 鴨井 政己(カモメ):秋葉伸実
  • 頭野 良男(ピーマン):長田恒義
  • 戸山 登美(トマト):海老井まゆみ
  • 今井 音彦(ロック):小山渚
  • 綾野 めぐみ(アヤメ):増田恵美
  • 白木 飛鳥(インコ):小野はるみ
  • 多奈加 進介:ガッツ石松 - 「ワンパクズ」の監督。普段はケーキ店を経営している[3]。神成課長とそっくりであるため、荒名警部の八つ当たりの標的にされるなど[1]いつもいざこざが絶えないが、いざという時には協力し合う。あだ名は潰れカボチャ[1]

警視庁第八課

  • 荒名 堂郎:宍戸錠 - ワンパクズに協力する(自称)敏腕ダンディ刑事。「アラン・ドロン」・「本編の主人公」をも自称する[1]。当初は「ヒラ刑事」だったが、第1話で怪盗赤マントの「パンダ強奪作戦」をワンパクズと協力して阻止したことから警部へ昇進[3]。さらに「赤マント専任捜査官」になった。捜査時はパトランプが付いた専用の4WDに乗る[3]。ワンパクズの試合にリリーフで登板することもあるが、野球の腕はからっきし。
  • 神成課長:ガッツ石松(2役) - 荒名の上司。警視庁第八課課長[1][3]。常にオカマ言葉で喋る[1][3]

赤マント

  • 怪盗赤マント:荻原紀(役者名はテロップでの表記が「?」ゆえにノンクレジット扱い。) - 世間を騒がせる謎の怪盗。必ず予告状を出し、どんな物もたやすく盗んでしまう。盗みの対象は金品からロックバンドまで幅広い[1]。両手の変身リングを用いてどんなものにも変装するが[1][3]、殺人はしない。電子工学の天才でもあり、超兵器を駆使する[1]

その他

  • 謎の男:寺島達夫 - 第2話、第4話、第7話 - 第11話に登場。長嶋茂雄に似ていることから「ナガシマ」とも呼ばれた。本職は「喫茶90」のマスター。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ - 「マジカル・アクション!!」
作詞・作曲:高橋ヨシロウ / 歌:ノヴェラ
エンディングテーマ - 「アイム・ダンディ」
作詞・作曲:高橋ヨシロウ / 歌:ノヴェラ

上記2曲を収録したEPレコードは、キングレコードから発売。後にCDもリリースされた。 

放送日程

要約
視点
さらに見る 話数, 放送日 (1980年) ...


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コミカライズ

おかだひでこによって、「テレビマガジン」(講談社)にコミカライズ版が連載された。

脚注

参考文献

外部リンク

関連項目

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