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イギリスの副首相

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イギリスの副首相
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グレートブリテン及び北アイルランド連合王国副首相(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこくふくしゅしょう、英語: Deputy Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)は、イギリス内閣における役職の一つである。

概要 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国副首相 Deputy Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland, 初代就任 ...
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地位

イギリスの副首相は常設のポストではなく、首相によって副首相が任命されたときのみ在任する。他の閣僚と同様、国王によって認証が行われる。内閣の一員であること以外には法的な職掌を伴わず、首相の職権を臨時に代理したり、継承したりするといった規定や慣行もない。類似した役職として、同じく非常設のポストである筆頭国務大臣があるが、こちらも名誉職であり、他の閣内大臣によって兼任されることが多い(副首相自身が筆頭国務大臣を兼ねている場合もある)。いずれも、首相不在時に首相に対するクエスチョンタイムが開かれた際、首相の代わりに答弁に立つことはある。

歴史

イギリスにおいて最初に副首相という役職が登場したのは、ウィンストン・チャーチル政権下の1942年のことである。当時のイギリスでは、第二次世界大戦遂行のため挙国一致大連立内閣(第1次チャーチル内閣)が形成されており、庶民院下院)で第1党の保守党の党首チャーチルが首相を務める内閣に、下院第2党である労働党の党首クレメント・アトリーが副首相として入閣した。

第二次世界大戦後のイギリスでは再び単独政権の時代が長く続き、副首相の任命が行われないことも少なくなかったが、2010年に行われた総選挙では、どの政党も単独では下院の過半数の議席を獲得できない「ハング・パーラメント」と呼ばれる状態となった。その結果、保守党と自由民主党の2党によって戦後初となる連立政権が発足し、保守党党首デーヴィッド・キャメロンが首相を務める内閣に、連立のパートナーとなった自由民主党の党首ニック・クレッグが副首相として入閣した。2021年9月15日にボリス・ジョンソン首相が内閣改造を行った際、ターリバーン攻勢への対応に批判が集まった外務大臣ドミニク・ラーブ司法大臣大法官に横滑りさせ事実上の降格となったが、さらに副首相を兼任させることでジョンソンにはラーブの痛手を和らげる意図があったと推測された[1]

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副首相の一覧

所属政党:       保守党       労働党       自由民主党

さらに見る 副首相の氏名, 在任期間 ...

脚注

関連項目

外部リンク

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