トップQs
タイムライン
チャット
視点
エルビウム
原子番号68の元素 ウィキペディアから
Remove ads
エルビウム (英: erbium [ˈɜrbiəm]) は原子番号68の元素。元素記号は Er。希土類元素の一つ(ランタノイドにも属す)。灰色の金属で、常温、常圧で安定な結晶構造は六方最密充填構造 (HCP)。比重は9.05、融点は1497 ℃ (1529 ℃という実験値もあり)、沸点は2863 ℃ (2900 °Cという実験値もあり)。空気中で表面が酸化され、高温で燃えて Er2O3 となる。水にゆっくりと溶ける。酸に易溶。ハロゲンと反応する。常温で常磁性を示す。安定な原子価は3価。
![]() | この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2023年11月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
Remove ads
名称
イットリア鉱石の産地のイッテルビー (Ytterby) が語源。イッテルビーからはエルビウムの他、イットリウム、イッテルビウム、テルビウム、と合計四つの新元素が発見されている。これらの元素はいずれも、イッテルビーから名称の一部をとって命名された。
用途

酸化エルビウム(III) Er2O3 がガラスの着色剤に使われる(きれいなピンク色になる)。光ファイバーに添加(ドープ)されたり(光信号増幅のため)、YAGレーザーにも添加して利用される(Er:YAGレーザー:医療分野で利用される)。
歴史
モサンデール (C.G.Mosander) が1843年に分離に成功。単体分離は1879年。
同位体
→詳細は「エルビウムの同位体」を参照
関連項目
外部リンク
- エルビウムを解きほぐす Nature Chemistry 6, 370 (2014年4月号), doi:10.1038/nchem.1908
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads