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キラー・クイーン
クイーンの楽曲 ウィキペディアから
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「キラー・クイーン」(英語: Killer Queen)は、イギリスのロックバンド、クイーンが1974年に発表した楽曲。アルバム『シアー・ハート・アタック』からの第1弾シングルで、「フリック・オブ・ザ・リスト」との両A面シングルとして発売された。後にイギリスのチャートで2位と初のスマッシュヒットを記録したほか、アメリカのチャートで12位にランクインし、アメリカで初めてヒットしたシングルともなった[4][5][3]。日本のオリコン洋楽シングルチャートでは1975年4月28日付にて1位を記録する[6]。作詞作曲はフレディ・マーキュリー。
マーキュリーは本作で、1975年に英国作曲家協会よりアイヴァー・ノヴェロ賞を受賞した[7]。
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曲の構成
歌詞は上流階級のコールガールについて歌ったもの[3]。マーキュリーは本作を一晩で書き上げており、「ノエル・カワードが歌ってもおかしくない」と考えたとされている[7]。また、マーキュリーの作品としては珍しく歌詞から先に書かれた楽曲で、「普段の曲作りの段取りから逸脱した。」「僕が表現したいと考えていた洗練されたスタイルに則った。」と語っている[7]。歌詞のフレーズには、ケーキを食べればいいじゃないの英語訳版の慣用句が使用される。一般にはフランス王妃マリー・アントワネットの逸話として認識されるが、アントワネット自身の発言としては記録に残っていない。
この楽曲の一部は、ロックフィールド・スタジオにて制作された[8]。レコーディング時にマーキュリーは通常どおりのグランドピアノだけでなく、タック・ピアノの音色をオーバーダビングして、ヴォードヴィル調のサウンドを作っている。このほか4声のコーラスや、ベル効果を用いたギターソロなどが、本作の特徴となっている。
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ミュージック・ビデオ
ミュージック・ビデオは、BBCの生放送音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』出演時の映像(演奏は口パクと当て振り)で構成されており、DVD『グレイテスト・ビデオ・ヒッツ1』などに収録されている。2018年に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』でも、この『トップ・オブ・ザ・ポップス』出演時のエピソードが触れられている。
ライブでの演奏
クイーンにとって初の大ヒット曲となったことにより、すぐさまセットリストに入れられ、1974年から1981年までのライブにおいてメドレーの1曲として演奏された[9][10][11][12]。なお、フルで演奏されたことはない。1974年から1975年の「Sheer Heart Attack Tour」では「神々の業」[9]、1975年から1976年の「A Night at the Opera Tour」では「ボヘミアン・ラプソディ」[10]、1984年から1985年の「The Works Tour」では「愛にすべてを」(短縮版)と繋げて演奏された[13]。
なお、1982年の「Hot Space Tour」やフレディにとって最後のライブツアーである「Magic Tour」では演奏されていない。
シングル盤収録曲
演奏
- フレディ・マーキュリー - ボーカル、バッキング・ボーカル、グランドピアノ、タック・ピアノ、フィンガースナップ
- ブライアン・メイ - エレクトリック・ギター、バッキング・ボーカル
- ロジャー・テイラー - ドラム、トライアングル、ウィンドチャイム、バッキング・ボーカル
- ジョン・ディーコン - ベース
チャート成績
週間チャート
年間チャート
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認定
収録アルバム
スタジオ音源
ライブ音源
- ライヴ・アット・ザ・レインボー‘74
- オデオン座の夜〜ハマースミス1975
- ライヴ・キラーズ
- 伝説の証/クイーン1981
- WE ARE THE CHAMPIONS FINAL LIVE IN JAPAN 1985
タイアップ
カバー・バージョン
2000年9月13日に稼動したコナミの音楽ゲーム『GUITARFREAKS 4thMIX』・『drummania 3rdMIX』に、カバー曲として収録された。ただし、家庭用ソフトへの移植は見送られている。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』の公開に合わせ、2018年10月25日にファイヴ・セカンズ・オブ・サマーによってカバーされた音源がシングルとしてリリースされた[38]。
パロディ・オマージュ
脚注
外部リンク
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