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サクラ大戦 (テレビアニメ)
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『サクラ大戦』(サクラたいせん)は、セガの同名のテレビゲームを原作としたテレビアニメ作品。2000年4月8日から同年9月23日までTBS・MBSほかで放送された[1]。全25話。TBS製作のテレビアニメおよびサクラ大戦アニメシリーズとしては、最後のセル画フィルム撮影による製作作品となった。
ゲーム版との区別のため、映像ソフト(VHS/DVD)は『サクラ大戦TV』(サクラたいせんティーヴィー)というタイトルで販売されており、便宜上一般的にはこちらの名で呼ばれる[2][3]。資料によっては、『TV版 サクラ大戦』と表記されることもある[4][5]。
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概要
セガサターン用ソフト『サクラ大戦』のストーリーを元に、アニメ独自の脚本や演出を加え再構成した作品。真宮寺さくらの帝国華撃団への加入から始まり、葵叉丹率いる黒之巣会との戦いまでを描いている。本作のストーリーの中心はさくらを中心とした帝国華撃団の結束であり、ゲームでの大きな要素でもある大神一郎とヒロインとの恋愛は描かれておらず、全般的にシリアスな内容になっているのが特徴である。
中村隆太郎は「『サクラ大戦』のおもちゃ箱をひっくり返した様な楽しさがいっぱい詰まった世界観を、テレビアニメシリーズで描くには、テレビアニメと言う性質上『原作ゲームとメディアミックス展開を知らなくても見られる様にする』『毎週みたいと思わせるには、“さくら達にまた会いたい”と思える描き方をしなければいけない』『テレビアニメで始めて知ったファンにも楽しんでもらいたい』『さくらと同年代の女の子に共感されるものにしたい』」という狙いがあった[6]。
当初の記者発表では『サクラ大戦』のOVA等で脚本を手掛けてきた川崎ヒロユキがシリーズ構成を務めることになっていたが、1クール時点で川崎が降板し、スタッフクレジットでは表記が消されている。脚本として参加していた金巻兼一は「(通常、脚本会議で顔を合わせるはずの)監督とは一度も会わずじまいだった」と自身のサイトに記述[7]しており、脚本制作において監督と川崎の間に何らかの問題があったことが示唆されている。初動時のライター陣も川崎に追随する形で降板し、2クール以降はライター陣が大幅に入れ替わった。
広井王子は「中村監督は原作のキャラクターが元々持っていた『人間のリアルな感情』を抜き出して、きちんと見せようとしていた」「キャラクターの内面を掘り下げることの難しさを再認識できた」「監督と歩調を合わせながら、長い時間世界観の構築・着地点等で話し合ったけど、監督は良い意味で頑固であり、プロフェッショナルだった」「毎週スケジュール通りに放送しなければいけない、テレビアニメというシステムには僕は向いていないと思った」と広井自身の制作方針とテレビアニメの相性の悪さを痛感したことを振り返っている[8]。
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登場人物
帝国華撃団
→詳細は「帝国華撃団」を参照
その他の登場人物
→詳細は「帝国華撃団」および「サクラ大戦シリーズの登場人物」を参照
スタッフ
- 原作 - 広井王子
- シリーズ監修 - あかほりさとる
- 監督 - 中村隆太郎
- 助監督 - 鈴木利正(第13話 - 第25話)
- シリーズ構成 - 川崎ヒロユキ[9][10]
- 脚本 - あかほりさとる、川崎ヒロユキ、鈴木達也
- キャラクター原案 - 藤島康介
- キャラクターデザイン - 松原秀典
- TVキャラクター設定・総作画監督 - 守岡英行
- メカデザイン - 福島秀樹
- 美術監督 - 金子英俊
- 色彩設計 - 三橋曜子
- 撮影監督 - 小澤次雄
- 編集 - 瀬山武司
- 音楽 - 田中公平
- 音楽協力 - avex mode
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 制作プロデューサー - 浅利義美、安部正次郎
- プロデューサー - 丸山正雄
- アニメーション制作 - マッドハウス
- 製作 - サクラ大戦製作委員会(源生哲雄、諸冨洋史、佐々木絵美、セガ・エンタープライゼス、レッドカンパニー、マッドハウス、avex)、TBS
- 著作権表示 - ©SEGA・RED / TBS・MBS
主題歌
※発売元は全てavex mode。
- オープニングテーマ
- 「ゲキテイ(檄! 帝国華撃団)」
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 横山智佐&帝国歌劇団
- テレビ放送初期には、檄! 帝国華撃団にて表示。バックトラックは「III」と同音源。DVDでは初期より修正済み。
- エンディングテーマ
- 「夢見ていよう」(第1 - 12話、第21 - 25話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 横山智佐&帝国歌劇団
- 「ゲキテイ音頭」(第13 - 20話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 多田彰文 / 歌 - 田中真弓
- 挿入歌
- 「愛ゆえに」(第1話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 宮崎慎二 / 歌 - 高乃麗 & 富沢美智恵
- 「東京的休日」(第6話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 岸村正実 / 歌 - 渕崎ゆり子
- 「赤いカチューシャ」(第9話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 浜口史郎 / 歌 - 高乃麗
- 「お花畑」(第12話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 多田彰文 / 歌 - 帝国華撃団
- 「センタースポット」(第13話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 富沢美智恵
- 「ストーンモンキー」(第17話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 田中真弓 & 高乃麗
- 「シンデレラ」(第18話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 松尾早人 / 歌 - 横山智佐 & 高乃麗 / 台詞 - 富沢美智恵、西原久美子、渕崎ゆり子、田中真弓
- 「下町ラプソディー」(第20話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 横山智佐 & 渕崎ゆり子
- 「花吹雪・白波弁天」(第21話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 岸村正実 / 歌 - 横山智佐 & 田中真弓
- 「雲雀の歌」〜椿姫より〜(第22話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 浜口史郎 / 歌 - 富沢美智恵 & 高乃麗
- 「夢見る機械」(第23話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 岸村正実 / 歌 - 渕崎ゆり子
- 「花咲く乙女」(第25話)
- 作詞 - 広井王子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 帝国華撃団
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各話リスト
要約
視点
「第九話 火喰い鳥と呼ばれた少女」に限り、VHS収録時にテレビ放送時より大幅にストーリー構成を変更した上で収録された。テレビ放送版はサクラ大戦TV DVD-BOX(2006年10月27日発売)に初回限定版特典として封入された[11]。[12]
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放送局
台湾でも『櫻花大戰』のタイトルで放送された。
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注釈
脚注
関連項目
外部リンク
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