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サミー
日本の東京都品川区にあるパチスロ・パチンコ・ゲームメーカー ウィキペディアから
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サミー株式会社(英: Sammy Corporation)は、日本のパチスロ・パチンコ・ゲームメーカー。セガサミーホールディングス株式会社の完全子会社。パチスロ事業ではトップメーカーとして知られている。
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概要
要約
視点
創業者である里見治の実父である里見治夫が経営していた食品会社「株式会社さとみ」の一部門として1975年に設立。社名及びブランド名である「サミー」の由来は、“里見”(さとみ)をニックネーム風にもじったもので、自社で開発したパチスロなどの遊技機を海外に輸出する際のブランド名として里見が考案したもの。
2003年12月にゲームメーカー大手のセガを買収、2004年10月1日にはセガと経営統合を行い、持株会社「セガサミーホールディングス」(SSH)を設立、サミーはSSHの100%子会社となっている。
セガとの経営統合前はゲーム事業も行っており、GUILTY GEARシリーズやパチスロシミュレーションゲーム、ピンボールマシンなどを開発・発売。ゲーム用周辺機器もアスキーから事業を引き継いで発売していた。アミューズメントスポットの運営も行なっていた他、アーケードゲーム用システム基板「ATOMISWAVE(アトミスウェーブ)」を開発、供給を行っていた。2005年以降、GUILTY GEARシリーズ、パチスロシミュレータ等のサミーの家庭用ゲームソフトは、販売元をセガに変更し、セガを通じて販売されることとなったが、実際には、パチスロ(パチンコ)レボリューションシリーズと、その盤面以外のアーケードゲームもセガが販売することになった(アーケードゲーム事業は2015年4月にセガ・インタラクティブへ再移管)。このため、アトミスウェーブのタイトルもセガが販売している。ATOMISWAVE並びにサミーが発売したアーケードゲームのタイトルの修理サポートは、2017年3月31日を以って終了した他[1]、七号転用機の修理サポート自体も、2005年3月までに発売された全盤面並びに2005年4月から2011年3月までに発売された一部の盤面の修理サポートも2018年2月28日を以って終了[2]。セガへのアーケードゲーム事業移管後も、セガ・インタラクティブ、セガ・ロジスティクスサービス共々日本アミューズメントマシン協会AMマシン事業部会員となっている[3]。また、サミーが運営していたゲームセンターも、セガに移管している[注釈 1]。
SSHは2015年9月に、遊技機事業の構造改革を発表。この構造改革では、4社に分散していた遊技機の開発・製造を、それぞれサミー本社とサミー川越工場・サミー埼玉工場に集約した他、子会社のタイヨーエレックで希望退職を実施した。4つのブランドで展開しているマルチブランド戦略も見直し、順次サミーにブランドを集中させており、2017年にはタイヨーエレックブランドが消滅した。今後は2018年以降をめどにユニバーサルエンターテインメントとの合弁会社であるジーグ製筐体を投入させる予定である[4]。2014年5月から実施しているセガサミーグループにおける構造改革の実施は、2015年4月にゲーム事業やアニメーション事業などのエンタテインメントコンテンツ事業の再編(セガホールディングス設立)に次ぐものとなる[5][6]。
2018年5月にサミー、タイヨーエレック、銀座 、ロデオ の4社の本店所在地をサンシャイン60から住友不動産大崎ガーデンタワーオフィス棟へ移転[7][8][9][10]。4社並びにサミーネットワークスの本社所在地も同年8月に住友不動産大崎ガーデンタワーオフィス棟へ移転した。
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沿革
- 1947年 - 東京栄養食品設立。元々は豆腐屋だった。
- 1965年 - 東京栄養食品の社名を「株式会社さとみ」に変更。アミューズメント部門を設立し、クレーンゲームやラジコンサーキットなどの開発・販売を手がける。
- 1967年 - 「サミー」ブランド誕生。当初はクレーンゲームのブランドだった。
- 1972年 - 株式会社さとみ、食品部門を分離[11]。
- 1973年 - アレンジボール機の開発・製造に進出。
- 1974年 - 中日スタヂアム事件に巻き込まれ4億円の損害を負う[12]。
- 1975年 - 株式会社さとみの関連会社としてサミー工業株式会社設立。
- 11月 - 里見治が株式会社さとみの社長に就任し、里見治夫は社長から会長へ[13]。
- 1977年11月5日 - ゲーム機納入先からの手形が不渡りとなり、株式会社さとみが倒産[14]。
- 債権者らと共にサミー工業を再建し事業を継続、社長には里見治の義父が就任[15]。
- 1978年 - インベーダーゲームブームを受けてビデオゲーム開発に参入、東京都板橋区に工場開設。この頃は他社の様にゲーム自体をオリジナルで作るのでなく、ライセンス生産によりライセンス元と全く同じものだけを作っていた(『STスペースインベーダー』)。
- 1980年 - 『STギャラクシアン』発売。本作発売の後、ビデオゲーム業界から一時撤退する。里見治、代表取締役社長に就任[16]。
- 1982年 - パチスロ機の販売開始。
- 1988年4月14日 - 会長の里見治夫、心不全により死去[11]。
- 1992年10月 - ネオジオ用ソフト『ビューポイント』を発売し、12年ぶりにビデオゲーム業界に再参入。
- 1993年 - セタ、ビスコとの共同開発アーケードゲーム基板『SSV』を発表[17][18]。
- 1995年 - パチンコ機の販売開始。
- 1997年 - 商号をサミー株式会社に変更。
- 1998年 - アーケードゲーム『パチンコセクシーリアクション』稼働。
- 1999年12月16日 - 日本証券業協会に株式を店頭登録。
- 2000年
- バークレスト社を連結対象化し、商号を株式会社ロデオに変更する。
- 2月 - アリストクラートテクノロジーズとの業務提携。
- 2001年
- 2002年9月19日 - SH-4・PowerVR搭載アーケードゲーム基板『ATOMISWAVE』を発表[19]。
- 2003年10月 - 同社最大のヒット作、かつパチスロ史上最大のヒット作であるパチスロ北斗の拳ホール導入開始。
- 2004年
- 1月 - IGT-Japanとの業務提携。
- 6月25日 - 吉田賢吉、代表取締役社長に就任。
- 10月1日 - セガと経営統合、持株会社「セガサミーホールディングス」を設立、株式交換で同社の100%子会社になる。
- 2005年2月28日 - 片本通、代表取締役社長に就任。
- 2006年10月 - 株式会社銀座と資本業務提携し、持分法適用会社化。
- 2007年
- 3月 - タイヨーエレック株式会社と業務提携し、筆頭株主となる。
- 12月 - タイヨーエレック株式会社に追加出資し、子会社化する。
- 2008年 - 中山圭史、代表取締役社長COOに就任。
- 2009年
- 3月 - 株式会社銀座と資本業務提携解消。
- 12月8日 - 株式会社銀座の全株式を取得し子会社化。
- 2011年8月1日 - タイヨーエレックを株式交換により完全子会社化。
- 2012年
- 2016年
- 3月22日 - サミーと株式会社ユニバーサルエンターテインメントとの合弁会社である株式会社ジーグを設立[21]。
- 7月24日 - この年から、ユニバーサルエンターテインメントのイベントである「ユニバーサルカーニバル」にサミーも参加し、「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル」として両社のコラボイベントとして開催。
- 2018年
- 2021年
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パチスロ機種一覧
要約
視点
3号機以前(主要機種)
- 1985年 - ナイアガラ(1号機)
- 1988年 - アペックス301(2号機)
- 1991年 - アラジンII(3号機)
4号機(主要機種)
5号機
5.5号機
5.9号機
6号機 - 6.5号機
スマスロ
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パチンコ機種一覧
要約
視点
旧基準機(主要機種)
- 1992年 - CR雀魔王(雀球)
- 1994年 - CRアラビアンチャンス(アレパチ)
- 1995年 - CRゴールドラッシュ2(初のデジパチ)
- 1995年 - CRくだもの畑
- 1998年 - CRUFOキャッチャー
- 1999年 - CR男はつらいよ
- 2000年 - CRSDガンダム、CRハクション大魔王
- 2001年 - CR自己中心派、CR釣りバカ日誌
- 2002年 - CR北斗の拳、CRサラリーマン金太郎、CR玉緒でドッカン(業界初の3D液晶搭載)
- 2003年 - CRソニック、CRシティーハンター、CR極上!梅松パラダイス、CRじゃぽん
- 2004年 - CRマーメイドザブーン、CR力道山、CRわ。
2004年改正規則準拠機
2016年内規準拠機
2018年改正規則準拠機
※製造元:G - 銀座
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主なゲームソフト
経営統合前に開発・発売されたゲーム作品の版権はセガが保有。
- STスペースインベーダー - タイトーの同名作品のライセンス生産
- STギャラクシアン - ナムコの同名作品のライセンス生産
- ビューポイント - 開発はエイコム
- GUILTY GEARシリーズ - 開発・原作はアークシステムワークス、のちにセガへ移管し現在は自社販売
- パチンコセクシーリアクションシリーズ
- 麻雀ハイパーリアクションシリーズ
- ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章
- ドルフィンブルー
- ザ・ランブルフィッシュシリーズ - 開発・原作はディンプス。2012年に全権をディンプスが買収。
- 実戦パチスロ必勝法!シリーズ
- ストラガーデン - 開発はフロム・ネットワークス、サミーは2004年5月から11月まで運営を担当。
- バスランディングシリーズ
- スパイフィクション
- サバイバルアーツ
- デッドリースポート - ロケテストのみで発売はされず
- SEVEN SAMURAI 20XX - 映画『七人の侍』をモチーフとしたゲームソフト。開発はディンプス・ポリゴンマジック。
- 嗚呼野球人生一直線
- ゾンビレイド - 開発はサミーの米国法人だったAmerican Sammy。
- バトルブレイズ
- m HOLD’EM - 経営統合後の2021年7月1日にリリースされたゲームアプリ。テキサスホールデム関連事業『m』の一環として開発・運営。
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グループ会社
- セガサミーホールディングス(持株会社)
- セガ - コンシューマゲーム・アーケードゲームの開発・販売
- ロデオ(65%) - パチスロ機開発
- タイヨーエレック(100%) - パチンコ・パチスロ機開発
- 銀座(90%) - パチンコ・パチスロ機開発
- サミーネットワークス(100%) - パチンコ・パチスロ関連のコンテンツ配信
- サミーデジタルセキュリティ(80%) - パチンコ・パチスロ機のデバッグ業務
- ギャラクシーグラフィックス(100%) - CG制作。ウルトラスーパーピクチャーズと共同設立。2024年6月にサミーの完全子会社となった。
- ジーグ - パチンコ・パチスロ機の開発。サミーとユニバーサルエンターテインメントが50%の折半出資
過去のグループ会社
- 日本エイコム - サミーの子会社。AICOM(エイコム)名義でゲームをリリースするものの、1992年頃にサミーに吸収され解散。その後、一部の元日本エイコム社員が別会社の「エイコム」として独立し、1996年にはSNK(旧社)とタカラ(現・タカラトミー)の出資により「夢工房」と社名を変更した。同社はSNKの経営悪化に伴い解散。
- トレコ - サミーの子会社。TRECO名義でゲームをリリースしていた。1991年頃にサミーに吸収され解散。
- アークシステムワークス - ギルティギアシリーズ開発会社。現在はグループ会社ではない。
- ディンプス - 携帯電話用コンテンツ制作・開発会社。現在はグループ会社ではない。
- スパイク - ゲーム制作・開発会社。元々、セガが買収してきた同社を、サミーが保有株式を肩代わりした。現在はグループ会社ではない。
- サミーシステムズ - 秀工電子株式会社を継承会社としてHIシステム(ヒロタック/イクジー)を統合し社名変更。2009年、日本金銭機械株式会社に株式譲渡され[62]、同社の完全子会社となりJCMシステムズ株式会社として事業継承している。
- サミーデザイン - 2014年にインターライフホールディングスへ株式譲渡[63]。グループ離脱後もサミーのコーポレートロゴを継続使用していたが、2016年10月にファンライフ・デザイン株式会社へ商号変更しロゴも一新した。
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脚注
関連項目
外部リンク
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