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ジャンヌ・モロー

フランスの女優、歌手、脚本家、映画監督 (1928-2017) ウィキペディアから

ジャンヌ・モロー
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ジャンヌ・モロー: Jeanne Moreau1928年1月23日2017年7月31日[1][2])は、フランス女優脚本家映画監督歌手。フランスを代表する女優として知られ、映画界への多大な貢献を評価されて、フランス内外から名誉賞等を授与されている[3][4]

概要 ジャンヌ・モロー Jeanne Moreau, 生年月日 ...
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経歴

パリ生まれ。父はフランス人のレストラン経営者、母はイギリス人(イングランドランカシャー州出身)のキャバレー・ダンサーで、母の影響を受けて育つ[5]パリフランス国立演劇学校 (コンセルヴァトワール)で演技を学び、1947年に舞台デビュー[6]。劇団コメディ・フランセーズで頭角を現す。映画にも出演し始め、ルイ・マルの『死刑台のエレベーター』やフランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』など、ヌーヴェルヴァーグの監督達の作品で国際的な名声を得る。

ミケランジェロ・アントニオーニ』、ジョゼフ・ロージーエヴァの匂い』、オーソン・ウェルズ審判英語版』、ルイス・ブニュエル『小間使いの日記』など、著名な映画監督と組み、ウェルズはモローを「世界で最も偉大な女優」と評した[7]

マルグリット・デュラス原作の『雨のしのび逢い』でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。同じくデュラス原作の『マドモアゼル』では主演を、『愛人/ラマン』ではナレーションを務めている。『デュラス 愛の最終章』では生前親交があったデュラス本人を演じた。

映画界への多大な貢献を評価され、フランス内外から名誉賞等を授与されている。国内では1995年と2008年にセザール賞名誉賞、2003年にカンヌ国際映画祭パルム・ドール名誉賞、国外では1992年にヴェネツィア国際映画祭栄誉金獅子賞、1997年にヨーロッパ映画賞生涯貢献賞、2000年にベルリン国際映画祭金熊名誉賞を贈られた。また2007年には芸術文化勲章コマンドゥールを受けている[6]

1949年に俳優のジャン=ルイ・リシャールと結婚し、一男ジェローム[2]をもうけるも後に離婚。1977年に映画監督のウィリアム・フリードキンと再婚したが、1979年に離婚している。

2017年7月31日午前、パリ8区フォーブール・サントノレ通りの自宅アパルトマンで倒れた状態で亡くなっているのを家政婦が発見した。その後、代理人とパリ8区長によって死去が発表された。調査結果によれば老衰。89歳没[1][2][3]。同日、エマニュエル・マクロン大統領は声明を出し、「映画を体現した」モローに敬意を表した[5]。同大統領は「映画、舞台界の伝説的女優だったジャンヌ・モローは真の自由と共に人生を疾走したアーティスト(芸術家)であった」と、悼んだ[8]

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エピソードなど

  • 交際する男性の条件を記者から「お金ですか?経歴ですか」と問われた際に「そんなものはいらない。すべて私が持っています。殿方はただ美しくあってくれれば、それでいいです」と返答し、モローを敬愛している美輪明宏も著書で、カッコ良い女の名言として紹介した[9]

ギャラリー

主な出演作品

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ディスコグラフィー

シングル

  • 1953 : L'amour s'en vient, l'amour s'en va(愛が来たり去る)
  • 1962 : Le tourbillon de la vie(つむじ風)※『突然炎のごとく』挿入歌
  • 1963 : J'ai la mémoire qui flanche(途切れる想い出)
  • 1963 : Embrasse-moi(キスして)
  • 1964 : La vie s'envole(魂は飛んでいく)
  • 1965 : L'horloger(時計師)
  • 1966 : Ah ! Les petites femmes de Paris(ああ、パリの小さい女性)
  • 1967 : Tout morose(真っ暗闇)
  • 1968 : Aimer(好きになる)
  • 1969 : Je monte sur les planches(わたしは舞台に上がる)
  • 1970 : La célébrité, la publicité(名声)
  • 1970 : Quelle histoire(なんてこと)
  • 1971 : Les petits ruisseaux(ちいさな嵐)
  • 1972 : Absences répétées(度重なる不在)
  • 1973 : La ballade de l'humeur vagabonde(放浪者のバラード)
  • 1974 : Le jardin qui bascule(揺らめく庭)
  • 1975 : India Song(インディア・ソング)
  • 1979 : L'adolescente(十代)
  • 1980 : Parlez-moi d'moi(わたしについて教えてください)
  • 1982 : Each man kills the thing he love(人は愛する者を殺す)
  • 1987 : L'amour peut sauver le monde(愛は世界を救う)
  • 1988 : Aimer(好きになる)

アルバム

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日本のテレビ番組出演

脚注

関連文献

外部リンク

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