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ジョン・ハート (俳優)
イギリスの俳優 (1940-2017) ウィキペディアから
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ジョン・ヴィンセント・ハート(Sir John Vincent Hurt, CBE、1940年1月22日 - 2017年1月25日[1])は、イギリスの俳優。舞台、映画、テレビで50年以上にわたり200本を超える作品に出演してきた[2]。
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来歴
父は聖職者[3]。一家の期待もあり画家を志していたが、学生時代に断念。代わって興味を持った芝居の世界に惹かれて舞台に立った。1962年、本格的に初舞台を踏み、1966年に初出演を果たした映画『わが命つきるとも』での高い演技力で注目された。
以降は映画を中心に活動の拠点を置き1971年の『10番街の殺人』、翌1972年『二人だけの白い雪』のヒットで一気に知名度があがる。1970年代後半からはテレビリーズにも出演。作家クエンティン・クリスプの自伝的TV映画『裸の公僕』が代表作となった。
日本ではオスカーにノミネートされた『ミッドナイト・エクスプレス』やハリウッドのSF大ヒット作『エイリアン』のクルー役で名前が知られる。のちに『スペースボール』に本人役でカメオ出演し、『エイリアン』のセルフパロディを演じている。
そして、デヴィッド・リンチ監督のカルト的な人間ドラマ『エレファント・マン』では、特殊メイクで扮した悲劇の青年ジョン・メリック役で「エレファント・マン」になりきり、再びオスカーにノミネートされている。
以降は、知的で心優しい父親や教師、中年男性役で登場。演技力を生かして悪役や時代物の独裁的権力者など、幅の広い役柄を演じきった。1980年代には『気球の8人』、『バイオレント・サタデー』、『チャンピオンズ』などに出演。マイケル・ラドフォード監督作、ジョージ・オーウェル原作の近未来SF大作『1984』では、国家権力に翻弄されながらも意志を貫く悲劇の主人公を演じた。
また、『サバンナ・スピリット/ライオンたちの物語』などの子供向けの動物番組や、アニメーションにおいてナレーションを務めている。ラース・フォン・トリアー監督による『アメリカ三部作』でも彼の詳細なナレーションが役割を果たしている。
イギリスの人気ドラマ『ドクター・フー』では2013年の50周年エピソード「The Day Of The Doctor」にてウォー・ドクターを演じ、『ハリー・ポッターシリーズ』ではオリバンダー老人役で出演した。
2015年には膵臓がんで治療中であることを明らかにしていたが[4]、2017年1月27日に死去した[5][6]。77歳没。
なお、2017年の映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でネヴィル・チェンバレンを演じる予定であった[7]が、膵臓がん治療のため降板、ロナルド・ピックアップが代役をつとめた[8]。
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主な出演作品
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脚注
外部リンク
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