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チャーリー・XCX

イギリスのシンガーソングライター ウィキペディアから

チャーリー・XCX
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シャーロット・エマ・エイチスンCharlotte Emma Aitchison1992年8月2日 - )は、チャーリー・XCX (Charli XCX) の芸名で知られるイギリス女性シンガーソングライターである。

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略歴

要約
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イギリスのケンブリッジ生まれのミックス。父親は英国人、母親はインド系ウガンダ人。14歳から歌作りを始めた。ビショップス・ストートフォード・カレッジ中退。2008年にマイスペースに自分の曲を上げたのをきっかけに、ロンドンのライブに出演するようになる。同年末にOrgy Musicからシングル曲「!Franchesckaar!」と「 Emelline/Art Bitch」をリリース。当初ロンドンのレイブで演奏していた。

2010年アサイラム・レコード音楽プロデューサー、ティム・ゴンザレスと契約し、2012年に『ハートブレイクス・アンド・アースクエイク』と『スーパー・ウルトラ』のミックステープをそれぞれ発表する。

2011年5月、ワーナー・ブラザース・レコードからのファーストシングル「Stay Away」をリリース、同年11月に発表された「Nuclear Seasons」がイギリス大手音楽雑誌Pitchforkからの注目を集める。

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2012年

2012年5月、スウェーデンのエレクトロ・デュオ、アイコナ・ポップとの共作「アイ・ラブ・イット英語版」をリリース。この曲がスウェーデン、イギリスのみならず、アメリカ日本でもヒットし、両組の出世作となる。

2013年にメジャー・デビュー・アルバム『トゥルー・ロマンス英語版』を発表し、「ユー (ハ・ハ・ハ)英語版」「ヌークリア・シーズンズ英語版」などのシングルを生み出した。

2014年アイコナ・ポップの、イギー・アゼリアの「ファンシー」に客演。

同年6月、映画『きっと、星のせいじゃない。』のサウンドトラック英語版からのシングル「ブーム・クラップ英語版」は、多くの国でトップ10入りした。映画の記録的な大ヒットと共にセールスを伸ばし、アメリカで8位、イギリスで6位、日本でも28位のヒットとなる。

2014年12月に2枚目のアルバム『SUCKER英語版』をリリース。米ローリング・ストーン誌の2014年度年間ポップアルバム20で1位にランクインした[1]。2作目のアルバムからは、「ブレイク・ザ・ルールズ英語版」「ドゥーイング・イット英語版feat.リタ・オラ」「フェイマス英語版」がシングル化された。

2016年に、EP『ヴィルーム・ヴィルーム英語版』を発表し、シングル「アフター・ジ・アフターパーティー 2次会じゃまだ終われない!英語版」を発売。スコットランドのプロデューサーSophieが全曲に関わっており、内容もエクスペリメンタルなダンス・ポップに接近したものとなった。10月に発売した米ラッパーLil Yachtyをゲストに迎えたシングル「After the Afterparty」がイギリスでスマッシュヒットを記録。

2017年3月にミックステープ「ナンバー1エンジェル英語版」を発表[2]。7月にシングル「Boys」をリリースし、ミュージックビデオと共に話題となる。同曲は批評家から絶賛を受け、NMEガーディアン誌は年間ベストトラックの2位に選出した[3][4]。12月15日にミックステープ『Pop 2』をリリースした[5]

2018年3月、2015年から制作していたアルバム「XCX World(仮)」の発売中止を発表。中止の原因は、17年夏に発生した未公開曲の大量漏洩だとされている。このアルバムはきゃりーぱみゅぱみゅウィル・アイ・アムなどの著名アーティストが客演として参加していた。同年にはトロイ・シヴァンとのコラボレーション・シングル「1999」を発表。

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2019年

2019年9月13日、3作目のアルバム『Charli』をリリースする。アルバムは高く評価され、Variety誌は年間ベストアルバムの1位に選んだ[6]

2020年5月15日、4作目のアルバム『How I'm Feeling Now』をリリースする。この作品は新型コロナウイルスのクアランティン下で制作された[7]

2024年11月18日、ニューヨークタイムズスクエアにサプライズで登場し、「365」などの曲をパフォーマンスしたが、曲の披露中、後ろのスクリーンで巨大な「PARTY GIRL」の文字が激しく点滅し続けた。これについててんかんなどを持つファンがいる可能性などを考えて事前に注意しておくべきだったのではないかと物議を醸した[8]

2025年のブリット・アワードでは全裸の上にシースルーのドレスを着用して登壇したことで非難されたが、それについて「ITVが私の乳首について苦情を言っていると聞いたわ。でも私たちは乳首を自由にする時代にいると思うの。」と釈明した[9]

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音楽性と影響

要約
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2014年

音楽ジャンルはエレクトロ・ポップ[10][11][12][13][14]ポップ・パンク[15][16][17][18][19]シンセ・ポップ[20][21][22]ダンス・ポップ[23][24]ゴシック・ポップ[25]ギターポップ[26] である。初期にはダーク・ウェイヴ英語版ウィッチハウスの融合が見られたが[27]、「ヴィルーム・ヴィルーム英語版」は、バブルガム・ポップベース・ミュージックの要素をサウンドに含んだアヴァンギャルド・ミュージック英語版の方向性を探求していたと言われている[28]

ブリトニー・スピアーズシャンプーノー・ダウトt.A.T.u.ザ・ドナス英語版ビキニ・キルマルティカザ・キュアーザ・フェミニン・コンプレックス英語版スージー・アンド・ザ・バンシーズドナ・サマー[29]マリリン・マンソン[30][31]ブレッドスパイス・ガールズアフィブルーク・キャンディー英語版リル・ウェイン[32][33][34]ケイト・ブッシュ、「ツイン・ピークス[35]パリス・ヒルトン[36]ジャスティスクリスタル・キャッスルズカルヴィン・ハリス[37]ビョーククエンティン・タランティーノスージー・スー英語版[38]に影響を受けた。「主人公としてのスージー・スー」[39]とし、「お気に入りのポップ・ガール」としてリアーナの名前を挙げた[36]ザ・ハイヴスウィーザーラモーンズ1960年代イエイエ英語版は、セカンド・アルバムに影響を与えた[40]。「最高の芸術家は絶えず変化する―マドンナデヴィッド・ボウイ。」[41]と語り、「夢のコラボレーションは、ビョーク、ケイト・ブッシュ、さらにディオンヌ・ワーウィック[42]と明かしている。

好きな曲は、ロバート・パーマーの「恋におぼれて英語版[42]P.M.ドーンの「セット・アドリフト・オン・メモリー・ブリス英語版」、アフィの「リッキー英語版」、バウ・ワウ・ワウの「フールズ・ラッシュ・イン」、セルジュ・ゲンスブールの「イニシャルB.B.」、ザ・キュアーの「ジャスト・ライク・ヘブン英語版[43]、パリス・ヒルトンの「スターズ・アー・ブラインド英語版[36]、ブリトニー・スピアーズの「ギミ・モア」と「ピース・オブ・ミー[44]。チャーリーの声はグウェン・ステファニー[45]マリーナ・アンド・ザ・ダイアモンズ[46]のそれと比較される。

音から色への共感覚英語版を持っており、「私はで音楽を見て、ピンクの音楽を愛するが、黄色茶色の音楽は嫌いだ」と主張している[47]。また、自分自身をフェミニストとみなしており[44]、「フェミニストの声明」として楽曲「ボディ・オブ・マイ・オウン」を書いた[48]BBC 3で放送された男女同権に関するドキュメンタリー「ザ・ワード・アンド・ミー」を指揮した[49]

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ディスコグラフィ

アルバム

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EP

  • You're the One(2012年)
  • iTunes Festival: London 2012(2012年)
  • Vroom Vroom(2016年)

ミックステープ

  • Heartbreaks and Earthquakes(2012年)
  • Super Ultra(2012年)
  • Number 1 Angel(2017年)
  • Pop 2(2017年)

シングル

  • !Franchesckaar!(2008年)
  • Emelline/Art Bitch(2008年)
  • Stay Away(2011年)
  • Nuclear Seasons(2011年)
  • You're the One(2012年)
  • You (Ha Ha Ha) (2013年)
  • What I Like(2013年)
  • Superlove(2013年)
  • Boom Clap英語版(2014年)
  • Break The Rules(2014年)
  • Doing It (featuring Rita Ora) (2015年)
  • Famous(2015年)
  • After the Afterparty (featuring Lil Yachty) (2016年)
  • Boys(2017年)
  • Out of My Head (featuring Tove Lo and Alma) (2017年)
  • 5 in the Morning(2017年)
  • Focus(2017年)
  • No Angel(2018年)
  • Girls Night Out(2018年)
  • 1999 (with Troye Sivan) (2018年)
  • Forever(2020年)
  • Claws(2020年)
  • I finally understand(2020年)
  • Spinning (with No Rome and The 1975) (2021年)
  • Xcxoplex (with A. G. Cook) (2021年)
  • Good Ones (2021年)
  • New Shapes (featuring Christine and the Queens and Caroline Polachek) (2021年)
  • Beg for You (2022年)
  • Baby (2022年)
  • Used to Know Me (2022年)
  • Hot In It (with Tiësto) (2022年)
  • Hot Girl (2022年)
  • Speed Drive (2023年)
  • In the City (with Sam Smith) (2023年)
  • Von Dutch (2024年)
  • 360 (2024年)

客演参加シングル

客演参加曲

  • Ocelot 『Your Eyes』(『No Requests』収録)(2010年)
  • Benga 『Smile』(『Chapter II』収録)(2013年)
  • Danny Brown『Float On』(『Old』収録)(2013年)
  • Simon Le Bon 『Kingdom』(サントラ『The Hunger Games: Mockingjay – Part 1』収録)(2014年)
  • Madeon 『OK』(『Adventure』収録)(2015年)
  • Giorgio Moroder『Diamonds』(『74 Is the New 24』収録)(2015年)

コラボレーション

ソングライティング

  • Neon Jungle『So Alive』(『Welcome to the Jungle』収録)(2014年)
  • Ryn Weaver『OctaHate』(『Promises』収録)(2014年)
  • Buckcherry『Say Fuck It』(『Fuck』収録)(2014年)
  • James Blunt 『When I Find Love Again』(『Moon Landing (Apollo Edition)』収録)(2014年)
  • Bella Thorne 『Boyfriend Material』(『Jersey』収録)(2014年)
  • Iggy Azalea featuring 『Beg For It』(『Reclassified』収録)(2014年)
  • Gwen Stefani 『Hard 2 Love』(2015年)
  • Gwen Stefani『Hell Yeah Baby』(2015年)
  • Selena Gomez『Same Old Love』(2015年)
  • will.i.am (featuring Pia Mia)『Boys & Girls』(2016年)
  • Rita Ora&Sigala 『You For Me』(2021年)
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脚注

外部リンク

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