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デーヴァナーガリー文字拡張

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デーヴァナーガリー文字拡張(デーヴァナーガリーもじかくちょう、英語: Devanagari Extended)は、Unicodeの134個目のブロック

概要 デーヴァナーガリー文字拡張, 範囲 ...

解説

デーヴァナーガリーのうち、現代では使用されていないもの、あるいはデーヴァナーガリーへの音訳のみに使用される特殊な文字が収録されている。

なお、現代も使用されているものについてはデーヴァナーガリーブロックに、デーヴァナーガリー文字以外の一つ以上の文字体系でも使用が確認できるヴェーダ記述用の記号はヴェーダ用拡張ブロックに収録されている[1]

Unicodeのバージョン5.2において初めて追加された。

収録文字

要約
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小分類

このブロックの小分類は「サーマ・ヴェーダ用の朗唱記号(スヴァラ)」(Cantillation marks (svara) for the Samaveda)、「鼻音化記号」(Marks of nasalization)、「編集記号」(Editorial marks)、「記号」(Signs)、「追加の母音字及び母音記号」(Additional vowel and vowel sign)の5つとなっている[3]

サーマ・ヴェーダ用の朗唱記号(スヴァラ)(Cantillation marks (svara) for the Samaveda

この小分類にはデーヴァナーガリーのうち、スヴァラ(svara;サンスクリット: स्वर)と呼ばれる、バラモン教などの宗教の経典の一つであるサーマ・ヴェーダを朗唱する(歌うように読む)際の音調やメロディを表す際に用いられる、別の文字の上に書かれる小さな文字が収録されている。すべて別の文字に結合する、文字幅を持たない結合文字(ダイアクリティカルマーク)である。

これらの文字は元になった文字の意味を持たず、例えばU+A8E2 ꣢ COMBINING DEVANAGARI DIGIT TWOには 「2という数値の概念」 は本質的に含まれていない。また、サーマ・ヴェーダのテキストが、適切なダイアクリティカルマーク(発音補助記号)を含んだ状態で、音声合成ソフトウェアによって正しく読み上げられる必要があるため、これらの文字を単なる註釈を表すルビとして用いるのは不適切であるとして、個別に符号位置を割り当てられることとなった[8]

サーマ・ヴェーダのために符号化された、U+11366-11374の範囲にあるグランタ文字のスヴァラ記号の類似セットを参照すること[3]

鼻音化記号(Marks of nasalization

この小分類にはデーヴァナーガリーのうち、鼻音化を表す記号が収録されている。

編集記号(Editorial marks

この小分類にはデーヴァナーガリーのうち、校正で用いられる編集記号(校正記号)が収録されている。

記号(Signs

この小分類にはデーヴァナーガリーのうち、さまざまな記号類が収録されている。

追加の母音字及び母音記号(Additional vowel and vowel sign

この小分類にはデーヴァナーガリーのうち、ヒンディー語の東部方言の音韻を表記するために言語学者の間で用いられた、短母音[ɛ]を表す[7]追加の母音字及び母音記号が収録されている。

文字コード

デーヴァナーガリー文字拡張(Devanagari Extended)[1]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
 0123456789ABCDEF
U+A8Ex
U+A8Fx
注釈
1.^バージョン16.0時点

履歴

要約
視点

以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

さらに見る バージョン, コードポイント ...
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出典

関連項目

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