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ハーバーハイウェイ

神戸市の有料道路 ウィキペディアから

ハーバーハイウェイ
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ハーバーハイウェイは、神戸港六甲アイランドからポートアイランドに至る、延長10.5kmの有料道路である。

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ハーバーハイウェイを含めた阪神地域の主な有料道路

概要

神戸港の主要な地区である六甲アイランド摩耶埠頭ポートアイランドを複数の橋梁で結び、埠頭間の交通円滑化を目的に建設された。

道路法による道路ではなく、港湾施設として神戸市港湾局(旧みなと総局)が管理する、港湾法上の臨港交通施設(臨港道路)である。神戸市港湾施設条例にもとづき設置され、条例上の名称は港湾幹線道路である。

埠頭間の交通円滑化という臨港道路の本来の目的に加え、阪神高速道路5号湾岸線3号神戸線の接続、5号湾岸線とポートアイランド神戸空港(マリンエア)・三宮方面などをつなぐ役割ももつ。

自動車専用道路ではない(標識は青色)ため、原付や125cc以下の自動二輪車も走行できる。制限速度は60km/h。

大阪湾岸道路西伸部のルート選定の際に本道路を編入する案も検討されたが、道路規格が低いため改築に多大な費用が掛かり改築中は他の道路の渋滞が予想されることから、本道路とは別に六甲アイランドポートアイランドを直接架橋するルートが選定された[1]

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沿革

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ハーバーハイウェイ全面復旧セレモニー
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インターチェンジなど

さらに見る 施設名, 接続路線名 ...

構造物

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ハーバーハイウェイ(摩耶大橋)
  • 六甲大橋 - 六甲アイランドと住吉浜を結ぶ。1977年土木学会田中賞受賞
  • 灘大橋 - 住吉浜と灘浜を結ぶ。1983年土木学会田中賞受賞
  • 灘浜大橋 - 灘浜と摩耶埠頭を結ぶ。1992年土木学会田中賞受賞
  • 第二摩耶大橋 - 摩耶埠頭と新港東埠頭を結ぶ。摩耶大橋と並行している。1975年土木学会田中賞受賞
  • 神戸大橋 - 新港第4突堤とポートアイランドを結ぶ。1970年土木学会田中賞受賞

通行料

さらに見る 区間, 料金 ...

※ 大型車・普通車、125CCを超える自動二輪車とも同料金、原付自転車は全区間無料

2024年3月31日以前は、ETCや自動精算機・料金自動収受機は設置されておらず料金所職員に支払う形を取っていた。2000年から2021年3月28日まで、有料にもかかわらず摩耶ランプの出入口料金所は20時から翌朝8時までは係員が不在となり(本線料金所には係員配置)、料金所に置かれた鉄製の箱に料金を投入することとされていて遮断機もなかったことから、夜間時間帯は料金を支払わず通過するのが常態化していた[10]。これが市議会でも問題視されたが、交通量の少ない夜間に全料金所に係員を配置すると費用倒れとなることから、市条例を改正のうえ、2021年3月29日からETCの設置までの間、夜間に1区間だけ通行する場合は無料とされた[8][11]

2024年3月31日以前は、摩耶大橋と共通の回数券が利用できた。1冊125枚つづりが10,500円、1冊300枚つづりが22,000円であり、1区間通行する場合は1枚、2区間通行する場合は2枚または1枚と現金110円を収受員に手渡す[7]。この他、神戸港の振興策として一定の事業者からの減免申請に基づき、別途規定枚数の「通行券」が交付されていた。ETC導入に伴い2024年2月29日をもって回数券の販売は終了し、同年4月1日以降は使用できなくなった[9]。ETC導入と合わせて、並行する摩耶大橋は無料開放された[9]

阪神高速道路により3号神戸線と5号湾岸線との乗り継ぎルートに指定されているが、本路線の料金は別途支払う必要がある。

2024年10月1日に1区間150円、2区間300円へ値上げされた[12][9]

ETCについて

2024年4月1日にすべての料金所に導入された[9]

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脚注

関連項目

外部リンク

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