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ヒューマン・トーチ

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ヒューマン・トーチHuman Torch)、もしくはジョナサン・ローウェル・スペンサー・"ジョニー"・ストームJonathan Lowell Spencer "Johnny" Storm)は、マーベル・コミックの作品に登場する架空の人物、スーパーヒーローである。スーパーヒーローチームのファンタスティック・フォーであり、スタン・リージャック・カービーによって創造され、『ファンタスティック・フォー』#1(1961年11月)で初登場した。マーベル・コミックの前身のタイムリー・コミックスに登場した同じ能力を持った同名のキャラクター英語版は別人である。

概要 ヒューマン・トーチ Human Torch, 出版の情報 ...

ファンタスティック・フォーの他のメンバーと同じく宇宙線を浴びたことで特殊能力を得ており、彼のは自分の身体を炎で纏い、空を飛び、熱を吸収、意のままに近くの炎を操るというものである。チームで最も若いメンバーであり、インビジブル・ウーマン英語版は実姉、ミスター・ファンタスティックはその夫で彼の義兄、シング英語版は喧嘩仲間である。チームメンバー以外では年齢が近いスパイダーマンと仲が良く、手を組んで戦うことも多い。

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出版上の歴史

ヒューマン・トーチはスタン・リージャック・カービーにより創造され、『ファンタスティック・フォー』#1(1961年11月)で初登場した。

作中の歴史

要約
視点

ジョニー・ストームはニューヨークで育ち、母を自動車事故で亡くした。その際、父親のフランクリン・ストームは無傷で逃げ延びた[1]。フランクリンはその後酒浸りとなり、破産し、借金取りを殺して投獄されたため、ジョニーは実姉のスー・ストーム英語版に育てられた。

16歳の時、ジョニーは姉とその婚約者のリード・リチャーズと共に宇宙飛行に参加するが、そこで3人と宇宙パイロットのベン・グリム英語版宇宙線を浴びて超能力を手に入れ、地上に戻ってからはスーパーヒーローチームファンタスティック・フォーを結成した。ジョニーが得たのは飛行能力と自身の体を発火させ、炎を操るというものであり、同じ力を持っていた第二次世界大戦期の同名のヒーローにちなんでヒューマン・トーチと名乗るようになった[2]

高校卒業後、ジョニーはニューヨークのメトロ・カレッジに入学し[3]、そこでルームメイトとなったワイアット・ウイングフット英語版と友人となった[4]。その後すぐ、彼とファンタスティック・フォーはギャラクタスシルバーサーファーと初めて遭遇した[5]。ワイアットはジョニーやファンタスティック・フォーと共にアフリカのワカンダを旅行し、そこでブラックパンサーと出会い[6][7]クロウを倒す手助けをした[8]。また彼は、初代ヒューマン・トーチ英語版とも会った[9]。さらにこの頃、若きインヒューマンであるクリスタル英語版と出会った[10]。ジョニーは彼女に一目惚れし、そして彼はファンタスティック・フォーと共にクリスタルが狂ったインヒューマンの王子マキシマムを倒す手助けをする[11]。彼らは情熱的な恋愛をしたが、長くは続かず、クリスタルはアッチランの街に戻った後にマグニートーの息子のクイックシルバーと結婚し[12]子供英語版をもうけた[13]。メトロ大Uを辞めた後もジョニーとワイアットの友人関係は続き、彼はしばしばファンタスティック・フォーの冒険に参加し、後にシー・ハルクと恋愛関係になった[14]

ジョニーは結局アリシア・マスターズ英語版(実際はスクラルのライジャ英語版の変装)と恋愛関係となり[15]、最終的に結婚した[16][17] それから間もなく、ジョニーは「アリシア」の正体に気づき、ライジャが彼の子を妊娠していたことを知った。彼はその後、ライジャが表面上死亡したのを目撃し、そしてスクラルから本物のアリシアを救出した[18]

2006-2007年の「シビル・ウォー」事件で、スーパーヒューマン登録法を巡ってスーパーパワー保有者たちは賛成反対派に分かれ、ジョニーと姉のスーザンはレジスタンス組織の「シークレットアベンジャーズ」に入った[19]。その後の「シークレット・インベージョン」事件の際、ジョニーはライジャと再会した[20]

「スリー」展開で、ヒューマン・トーチはネガティヴ・ゾーン英語版でのエイリアンの大軍との戦闘により死亡した[21][22][23][24]。トーチの要望により、スパイダーマンが彼の代わりファンタスティック・フォーに入った[25][26][27]

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能力

「フレイム・オン」の掛け声と共に全身に炎を纏った姿に変身する。この状態で超高熱の炎を自在に操り、両手から炎を放射する、火球を飛ばす、空を飛ぶなどが可能。

他のバージョン

他のメディア

要約
視点

テレビ

  • ジョニーは1967年の『宇宙忍者ゴームズ』でレギュラー登場し、ジャック・フランダースが声を担当した。日本語版ではファイヤーボーイという名前で、前川功人が声を担当した。

実写映画版

20世紀フォックス版

演 - クリス・エヴァンス、日本語吹替 - 神奈延年(ソフト版)/松風雅也日本テレビ版)

映画での彼は20代でインテリジェントであり、またスポーツを愛し、傲慢な性格である。シルバーサーファー襲撃事件ではジョニーは姉の結婚式に参加していたところ、シルバーサーファーに邪魔されたために追跡し、敗れた。彼はサーファーに接触したことにより、仲間の能力を借りることができるようになった。2024年の『マーベル・シネマティック・ユニバース』の一環である『デッドプール&ウルヴァリン』でも再登場。

リブート版

演 - マイケル・B・ジョーダン、日本語吹替 - 櫻井トオル

2015年にリブートされた映画『ファンタスティック・フォー』におけるバージョン。

MCU版

演 - ジョセフ・クイン、日本語吹替 - 林勇

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版におけるバージョン。

コンピュータゲーム

  • スーパーファミコンの『スパイダーマン』でファンタスティック・フォーのメンバーのひとりとしてヒューマン・トーチが登場した。
  • 2000年のSpider-Manでダラン・ノリスの声でヒューマン・トーチが登場した。

ラジオ

  • 1975年にビル・マーレイがラジオ版『ファンタスティック・フォー』でジョニー・ストームを演じた。番組は13週続いた[30]
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評価

Wizard誌によるもっとも偉大なコミックキャラクターランキングでは90位となった[31]。また、IGNによる偉大なコミックヒーローランキングでは46位となった[32]

参考文献

外部リンク

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