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トップ14
フランスのラグビーユニオンの競技会(1部リーグ) ウィキペディアから
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トップ14(Top 14、トップカトルズ (フランス語発音: [tɔp katɔʀz])、 Le championnat de France de rugby à XV )は、フランスにおいて最上位カテゴリーとなるラグビーユニオンプロリーグである。1892年創設。「フランス選手権トップ14[1]」「フランスTOP14[2][3]」とも呼ばれる。
イングランドのプレミアシップ、ヨーロッパ強豪国と南アフリカ共和国によるユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップと並び、欧州におけるラグビーユニオン最高峰リーグの1つ。
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概要
ホーム・アンド・アウェー方式の総当たり戦を行い、上位6チームがノックアウト方式のプレーオフに進む。準々決勝は3-6位のチームだけで戦い(3位が6位と、4位が5位と対戦)、1-2位のチームは準決勝に自動的に進出。下位2チームはプロD2(2部リーグ)に降格する。
上位8チームは翌年のヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップの出場権を得る。下位8チームは翌年のEPCRチャレンジカップに出場する。
2025年までの最多優勝は、トゥールーズことスタッド・トゥールーザン(24回、2023年から3連覇)[4]。
ブレニスの盾
優勝トロフィーとして、「ブレニスの盾(Bouclier de Brennus)」が贈られる。
盾の名称は、フランスにおけるラグビーユニオンの元統括団体である、フランス・スポーツ競技社団連合(USFSA)のラグビー委員会で、1900年から19年にわたり会長を務めたシャルル・ブレニス(Charles Brennus)にちなむ[5][6]。
ピエール・ド・クーベルタン男爵のデザインにより1892年に作成され、大会第1回から使われている[7][8]。
ラグビー大会のトロフィーとしては巨大で、高さ1メートル、幅75センチ、厚さ2.5センチ、重さ約20キロ。真鍮製の盾とプレートが、トネリコ材でできた板状の台座に固定されている[8]。
関連大会
ヨーロッパ6か国 および 南アフリカ共和国 ほか![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | |||||
上位大会 | ヨーロピアンラグビー・チャンピオンズカップ | ||||
下位大会 | EPCRチャレンジカップ | ||||
フランス![]() |
イングランド![]() |
アイルランド・スコットランド・ウェールズ・イタリア・南アフリカ共和国![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | |||
1部大会 | トップ14 | プレミアシップ (ギャラガー・プレム) |
ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ | ||
2部大会 | プロD2 | チャンプ・ラグビー (旧RFUチャンピオンシップ) |
各 国内リーグ | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | |
3部大会 | シャンピオナ・フェデラル・ナシオナル | ナショナルリーグ1 | |||
4部大会 | シャンピオナ・フェデラル・ナシオナル2 | ナショナルリーグ2 | 各国 下位リーグ |
略 | |
5/6/7部大会 | フェデラル 1/2/3 | 略 | |||
8部大会 | プリ・フェデラル | ||||
9/10/11部大会 | レジオナル 1/2/3 |
歴史
1892年3月20日、ラシン・クラブ・ド・フランス(現ラシン92)とスタッド・フランセが対戦したのがフランスラグビー選手権(Le championnat de France de rugby à XV)の始まりとされる。試合はラシン・クラブ・ド・フランスが4対3で勝利した[9][10]。
第一次世界大戦、第二次世界大戦、新型コロナによるシーズン打ち切りの影響を受けて中止された、1914-15~1918-19シーズン、1939-40~1941-42シーズン、2019-20シーズンを除き毎シーズン開催され、フランス国内のトップクラブを決める大会として確立されていった。
1900-1901シーズンの決勝戦は、スタッド・フランセとスタッド・ボルドゥレが対戦し、ボルドゥレが勝利。しかし、ボルドゥレは決勝戦の直前にボルドーUCと合併。決勝戦には、ボルドーUCのライセンスを持つ3選手も出場したため、決勝戦およびその勝利は無効となった。スタッド・ボルドゥレは決勝戦の再戦に応じなかったため、再戦前に準優勝だったスタッド・フランセが 優勝となった[11]。
1914年に勃発した第一次世界大戦により、選手たちは戦場に出た。戦時中は、代わりに少年大会「Coupe de l'Espérance(クープ・ド・レスペランス)」が4回(2016, 2017, 2018, 2019)開催された[12]。
1995-96シーズンからラグビーユニオンがプロ化され、以降13年間にわたり、優勝したのはスタッド・フランセ・パリ(5回)、スタッド・トゥールーザン(5回)、ビアリッツ・オランピック(3回)と、3チームによる寡占状態となった[9](後述「歴代優勝チーム」を参照)。
リーグ参加は徐々にプロチームに絞られていき、1995年の40チームから、2001年には16チームに減少。2001-02シーズンから、大会名がトップ16(Top 16、トップセーズ)となる[13]。
2005-06シーズンには、リーグの質と競争力を高めるためチーム数が削減され、大会名がトップ14(Top 14、トップカトルズ)となる[14][15]。
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日本選手の所属
以下のように日本代表選手が所属。
- 2016-17シーズンは、ヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩がRCトゥーロンに所属した[16]。
- トップリーグ2020シーズン終了後に、東京サントリーサンゴリアスの松島幸太朗がASMクレルモン・オーヴェルニュへ、2年契約で2022年6月まで在籍した[17]。
- 2023-24シーズンから、東京サントリーサンゴリアスにいたテビタ・タタフがユニオン・ボルドー・ベグルに所属している[18][19]。2023-24シーズンでは「TOP14最優秀選手」にノミネートされた[20]。
- 2024-25シーズンから、東京サントリーサンゴリアスを退団した齋藤直人が、トゥールーズ(スタッド・トゥールーザン)に所属している[21][22]。2025年5月10日、シーズン出場17試合目(ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ2試合、トップ14に15試合)[23]の第23節トゥーロン戦で、初トライを挙げた[24][25][26]。
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参加チーム
2025-26シーズンの所属チーム(前シーズンの成績上位順)
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歴代優勝チーム
要約
視点
出典:[9]
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チーム別優勝回数
- 2024-25シーズン終了時点
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配信・放送
主な地域
2024-25シーズン[41]
- フランス、フランス語圏アフリカ:CANAL+
- イギリス・アイルランド:Viaplay
- 南アフリカ共和国:SABC
- アメリカ合衆国:FloRugby
- ラテンアメリカ:ESPN Sur
- 太平洋諸島:Digicel Pacific
- オーストラリア:BeIN Sports
- その他:TV5MONDE[41]
日本
- 2016-17シーズンから2018-19シーズンまで3季:日本ではWOWOWで放送。
- 2019-20シーズンはテレ朝チャンネルで放送した[42]。
- 2021-22シーズンは再びテレ朝チャンネルで放送[注 3]。
- 2024-25シーズンでは、日本ではHuluとJ:COMが「TV5MONDEチャンネル」を持ち[43]、トップ14の試合を放送することがある[44]。ほかに、日本国内からはYoutubeの「@top14 TOP 14 - Officiel」で、最新節に限り、各試合3~5分程度のダイジェスト(Résumé)動画で観ることができる。また、1分未満の好プレー動画も、Youtube「@top14」に多数投稿され、視聴できる。
脚注
関連項目
外部リンク
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