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マゴメド・アンカラエフ

ロシアの総合格闘家 (1992-) ウィキペディアから

マゴメド・アンカラエフ
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マゴメド・アンカラエフ英語: Magomed Ankalaevロシア語: Магомед Анкалаев1992年6月2日 - )は、ロシア男性総合格闘家ダゲスタン共和国テレトル出身。ファイトクラブ・アフマト所属。現UFC世界ライトヘビー級王者[2]UFCパウンド・フォー・パウンド・ランキング7位

概要 マゴメド・アンカラエフ, 本名 ...
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来歴

要約
視点

ダゲスタン国立大学時代にグレコローマンレスリングを始める。スポーツ学部を卒業後、コンバットサンボを始め、後にスポーツマスターの称号を授与された。その後、コンバットサンボと総合格闘技が類似していたため、総合格闘技に移行することを決意し、アマチュア総合格闘技のロシア国内選手権、世界選手権で王者となった。また、アマチュア総合格闘技で後のBellator世界王者ワジム・ネムコフワレンティン・モルダフスキーに勝利している[3]

総合格闘技

2014年、プロ総合格闘技デビュー。ローカル団体で10戦10勝の戦績を残す。

UFC

2018年3月17日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Werdum vs. Volkovポール・クレイグと対戦。全局面で圧倒したものの、試合終了1秒前に三角絞めで逆転の3R一本負け[4]。キャリア初黒星を喫した。

2018年9月15日、UFC Fight Night: Hunt vs. Oliynykでマルチン・プラフニオと対戦し、左ハイキックでダウンを奪いパウンドで1RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]

2019年11月9日、UFC Fight Night: Zabit vs. Kattarでダルチャ・ランギアムブーラと対戦し、左前蹴りで3RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[6]

2020年2月29日、UFC Fight Night: Benavidez vs. Figueiredoイオン・クテラバと対戦し、開始38秒にスタンドパンチ連打でTKO勝ちを収めたが、レフェリーのストップを巡って論争が起こり、再戦が組まれることとなった[7]

2020年10月24日、UFC 254イオン・クテラバと再戦し、カウンターの左ストレートでダウンを奪いパウンドで1RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[8]

2021年2月27日、UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Ganeでライトヘビー級ランキング8位のニキータ・クリーロフと対戦し、3-0の判定勝ち[9]

2021年10月30日、UFC 267でライトヘビー級ランキング8位のヴォルカン・オーズデミアと対戦し、3-0の判定勝ち[10]

2022年3月12日、UFC Fight Night: Santos vs. Ankalaevでライトヘビー級ランキング5位のチアゴ・サントスと対戦し、3-0の5R判定勝ち[11]

2022年7月30日、UFC 277でライトヘビー級ランキング5位のアンソニー・スミスと対戦し、パウンドで2RTKO勝ち。9連勝となった[12]

2022年12月10日、UFC 282のUFC世界ライトヘビー級王座決定戦でライトヘビー級ランキング3位のヤン・ブラホヴィッチと対戦し、1-1の5R判定ドロー[13]。王座獲得に失敗した。海外のMMAメディアサイトの採点では25人中23人の記者がアンカラエフの勝利を支持した[14]

2023年10月21日、UFC 294でライトヘビー級ランキング7位のジョニー・ウォーカーと対戦。1Rにアンカラエフが反則であるグラウンド状態での顔面への膝蹴りを放ってしまい、ウォーカーは試合続行をアピールしたがドクターがストップを要請したためノーコンテストとなった[15]。しかし、この医師の判断は物議を醸し、医師がウォーカーのダメージを確認するため「今どこにいる?」と質問したのに対し、ウォーカーは「砂漠にいる」と答えていたが、ダナ・ホワイトCEOは、ウォーカーの答えは「間違っていない」とし、医師のことを「経験が浅い」と批判、また以前からUFCで度々、言語の違いからレフェリーおよび医師と選手の間で意思の疎通に齟齬が生じることが起こっていたことから、改善していきたいと語った[16]

2024年1月13日、UFC Fight Night: Ankalaev vs. Walker 2でライトヘビー級7位のジョニー・ウォーカーと再戦し、右フックでダウンを奪いパウンドで2RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[17]

2024年10月26日、UFC 308でライトヘビー級ランキング5位のアレクサンダル・ラキッチと対戦し、3-0の判定勝ち。試合後のインタビューでUFC世界ライトヘビー級王者アレックス・ペレイラにタイトル挑戦をアピールした[18]

UFC世界王座獲得

2025年3月8日、UFC 313のUFC世界ライトヘビー級タイトルマッチで王者アレックス・ペレイラに挑戦し、2R終盤に左フックを効かせるなど試合をコントロールし、プレッシャーをかけ続けて3-0の5R判定勝ち。王座獲得に成功した[19]

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人物・エピソード

  • 15歳の時に父親を亡くしており、アンカラエフは当時を「父親の支えが本当に必要な年齢だったので、私にとって最も辛い時期だった。家族の中で最年長の父が亡くなって、長男である私が家族を養うために一生懸命働かなければならなかった」と振り返っている[20]
  • マハチカラで「ANKL」というカフェを経営している[21]
  • 2025年3月、ダゲスタン共和国首長セルゲイ・メリコフロシア語版からダゲスタン共和国最高位の勲章を授与された[22]

戦績

さらに見る 総合格闘技 戦績 ...
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
アレックス・ペレイラ試合前UFC 320: Ankalaev vs. Pereira 2
【UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】
2025年10月4日
アレックス・ペレイラ5分5R終了 判定3-0UFC 313: Pereira vs. Ankalaev
【UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】
2025年3月8日
アレクサンダル・ラキッチ5分3R終了 判定3-0UFC 308: Topuria vs. Holloway2024年10月26日
ジョニー・ウォーカー2R 2:42 KO(右フック→パウンド)UFC Fight Night: Ankalaev vs. Walker 22024年1月13日
ジョニー・ウォーカー1R 3:13 ノーコンテスト(反則の膝蹴りによるドクターストップ)UFC 294: Makhachev vs. Volkanovski 22023年10月21日
ヤン・ブラホヴィッチ5分5R終了 判定1-1UFC 282: Błachowicz vs. Ankalaev
【UFC世界ライトヘビー級王座決定戦】
2022年12月10日
アンソニー・スミス2R 3:09 TKO(パウンド)UFC 277: Peña vs. Nunes 22022年7月30日
チアゴ・サントス5分5R終了 判定3-0UFC Fight Night: Santos vs. Ankalaev2022年3月12日
ヴォルカン・オーズデミア5分3R終了 判定3-0UFC 267: Błachowicz vs. Teixeira2021年10月30日
ニキータ・クリーロフ5分3R終了 判定3-0UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Gane2021年2月27日
イオン・クテラバ1R 4:19 KO(左ストレート→パウンド)UFC 254: Khabib vs. Gaethje2020年10月24日
イオン・クテラバ1R 0:38 TKO(スタンドパンチ連打)UFC Fight Night: Benavidez vs. Figueiredo2020年2月29日
ダルチャ・ランギアムブーラ3R 0:29 KO(左前蹴り)UFC Fight Night: Zabit vs. Kattar2019年11月9日
クリッドソン・アブレウ5分3R終了 判定3-0UFC Fight Night: Błachowicz vs. Santos2019年2月23日
マルチン・プラフニオ1R 3:09 KO(左ハイキック→パウンド)UFC Fight Night: Hunt vs. Oliynyk2018年9月15日
×ポール・クレイグ3R 4:59 三角絞めUFC Fight Night: Werdum vs. Volkov2018年3月17日
セルソ・リカルド・ダ・シウバ1R 1:11 KO(パウンド)WFCA 432017年10月4日
ワグナー・プラド1R 3:33 KO(パウンド)WFCA 38
【WFCAライトヘビー級タイトルマッチ】
2017年6月21日
マキシム・グリシン4R 1:13 TKO(左ハイキック→パウンド)WFCA 30
【WFCAライトヘビー級タイトルマッチ】
2016年10月4日
アルツール・アスタコフ5分3R終了 判定3-0WFCA 232016年6月11日
ロイド・マーシュバンクス1R 0:15 TKO(パウンド)WFCA 182016年4月9日
ナディール・ブルハダロフ1R 4:45 KO(パンチ)Supercup of Russia 20152015年12月5日
ドブレジャン・ヤグシムラドフ5分3R終了 判定3-0Oplot Challenge 1032014年10月18日
ストラヒンヤ・デニッチ5分3R終了 判定3-0Tesla Fighting Championship 42014年6月14日
ワシリー・バビッチ5分3R終了 判定2-0Oplot Challenge 962014年1月18日

獲得タイトル

表彰

  • UFCパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(4回)

脚注

関連項目

外部リンク

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