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二階堂有希子

日本の元女優、声優 (1940-) ウィキペディアから

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二階堂 有希子(にかいどう ゆきこ、1938年昭和13年〉10月27日[注釈 1][4][5] - )は、日本の元女優、元声優東京都淀橋区出身[6]。八ヶ岳倶楽部初代社長[4]

概要 にかいどう ゆきこ 二階堂 有希子, 本名 ...

夫は俳優の柳生博2022年没)[4]。長男は園芸家柳生真吾2015年没)[4]

来歴

東京女学館高等学校卒業[3]

劇団俳優座養成所9期生[3]。入所試験ではトップであり、当時の劇団内では看板女優だった岩崎加根子の後継と目されていたという[7]。また、夫となる柳生博ともこの頃に出会う[7]

劇団俳優座[8]東映[3]エヌ・エー・シー[9]江崎プロダクションを経て[10]フリーランスで活動[2]

主に舞台テレビドラマなどで活躍し、俳優座卒業後は昼の連続ドラマに多く出演[4]。海外ドラマ『ルート66』の吹き替え以降は声優としても活動していた[11]

1964年、柳生博と結婚。1968年に長男の真吾が生まれてからは声優業が中心となる[4][5]

1972年、次男の宗助(のちに八ヶ岳倶楽部代表)が生まれたことを機に芸能界を引退[12]。ただし、その後も『母をたずねて三千里』などに出演し声優活動は継続していたほか、柳生の妻として本名でバラエティ番組に出演することがあった。

1989年、柳生が始めた山梨県北杜市大泉町の園芸施設「八ヶ岳倶楽部」の初代社長に就任[4]。以降は施設内のカフェやギャラリーを切り盛りするなど、運営にも携わっていた[4]

2013年ごろ、認知症を発症。2015年に長男の真吾が死去したことがきっかけで解離性健忘も併発し、以降は特別養護老人ホームに入所している[12][13][14]

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特色・人物

俳優としては、本人の持つイメージから純情な役を演じることが多かった[15][信頼性要検証]

吹き替えではミレーユ・ダルクアンジー・ディキンソングレース・ケリーなどを持ち役としていた[16]

特技はバレエピアノ[3]

八ヶ岳倶楽部のカフェ開設にあたっては看板メニューとなるフルーツティーを考案したほか、当時はメニュー作りや経営をすべて担当していた[17]

エピソード

要約
視点

仕事に対する姿勢

声優業については、「意外と面白いし勉強になるんだなあ」と感じ趣味的に始めたという[11]。そのため、インタビューでは「アテレコの苦しさなんて今まであまり感じたことがないわ。非常に楽しく、緊張感を持って楽しんでいますよ。これで小遣いをもらって悪いなあと思うくらい」と語っていた[11]

吹き替えでの役作りについては、いつも同じ声や調子で吹き替えることをせず、女優の「いい味」を映画に失礼にならないよう視聴者に聞かせることを心がけている[11]。また「アテる相手の生理状態に入り込んで血の流れまでとはいかなくても、その生理に迫ると、自然と自分の声もリズムも変わってくるんです」と発言していた[11]

声優としての人気も高く、ファンレターを見た際は「あら、本人よりもよく知っているわあ。アテレコは陰の作業なのに。姿が見えないから反対に熱烈になるみたいね」と発言している[11]

峰不二子

アニメ『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』で峰不二子役を演じたことで有名[12]

起用はオファーであり「かわいらしい声も凜々とした声も必要な役。二階堂さんは色んな声を出せるから、ぜひお願いしたい」と依頼されたという。本人は後に「吹き替えで共演した先輩(大塚周夫小林清志など)が推してくださったのでは」と推測している[5]

後年のインタビューでは、アニメの仕事は得意な方ではなかったものの「『ルパン』は無理せず自然に入っていけた」と話している[18]。また、当時の現場は楽しくて仕方がなかったといい、「4人の大先輩と1つのマイクに頭を寄せノリノリで演技する。その空間の濃密さは、ちょっとした小劇団のように一体感があった」と話すほか、「面倒見のいい先輩ばかりで、かわいがってもらった記憶しかありません(笑)」と回想している[5]

不二子役に関しては「演技の振り幅が大きくて、コロコロといろんな表情や声、演技を変えて見せなきゃいけない。これが普通にドラマの女優をしていたら経験できないことで、ハジけられてとても楽しかったんですよ」と当時を振り返っている[5]

2015年には“特別な作品”であることを明かし、「もともと何年も女優として顔を出して、TVドラマの主役とかを演じることもあった私ですが、それらの作品については、自分でもあまり覚えていないんです(笑)。また、ファンの方からそのことで声をかけてもらうこともほとんどありません。でも、再放送を除くとたった半年の放送期間しかなかったこの作品は、私自身の記憶にも残っているし、ファンの皆さんも好きでいて続けてくれている」「(引退後の)今でも八ヶ岳まで来てくれて『1stシリーズの峰不二子さんですよね?』と言ってくれたりする人もいるんです。初代の峰不二子を演じられたのは、私にとって本当に幸せなことだったと思います」と話している[5]

出演作品(俳優)

テレビドラマ

映画

  • ハイ・ティーン(1959年) - 津村明子
  • 霧ある情事(1959年) - ふみ
  • 海底の挑戦者(1960年) - 志摩礼子
  • 第三次世界大戦 四十一時間の恐怖(1960年) - 市村美栄
  • ぽんこつ(1960年) - チャコ
  • 姿なき暴力(1960年) - 石井光江
  • 億万長者(1960年) - 若い女
  • 坊ちゃん野郎勢ぞろい(1961年) - 大倉鈴子
  • 俺らは空の暴れん坊(1961年) - 春江
  • 魚河岸の女石松(1961年) - 石川陽子
  • 昭和元禄 TOKYO196X年(1968年)

特撮

CM

舞台

  • 天と地の接吻(1963年、劇団現代劇場) - まり子[19] 
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出演作品(声優)

テレビアニメ

吹き替え

洋画

ドラマ

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脚注

外部リンク

関連項目

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