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今柊二
日本の評論家 (1967-) ウィキペディアから
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今 柊二(こん とうじ、1967年 - )は、日本のエッセイスト、定食評論家[1][2]。全国各地の定食店を実地調査し、大衆食文化をテーマに執筆している[3][1]。
来歴
愛媛県今治市出身。愛媛県立今治西高等学校を経て[4]、横浜国立大学卒業[5]。
1994年、大学卒業後に友人2人と畸人研究学会を設立して主幹となり、1995年に機関誌『畸人研究』を創刊[6]。1996年に漫画雑誌『ガロ』で畸人に関する連載を開始[6]。その後、模型史研究家を経て、2002年の共著『東京定食屋ブック』を機に、定食評論家としての活動を本格化させた[6]。食に関する著書のほか畸人研究家としての共著や、ガンダムのプラモデルに関する著作もある[1]。
2006年から神奈川新聞日曜版(隔週)で「かながわ定食紀行」を連載[7][8]。連載開始の経緯については、『オール讀物』2006年2月号の東海林さだおとの対談を読んだ担当編集者が、本人の発言(「栄養面で定食はバランスがよい」「家に帰ってきた感じがする」)に注目し、「横浜は第二の故郷でもあるはず」として執筆依頼に至ったと回想している[9]。本連載は県内の定食店や地域の食文化を取材・紹介する長期企画で、連載の書籍化シリーズも刊行された[10]。また、同連載のイベントとして毎年末にテーマ別座談会を実施しており、2016年には日本ナポリタン学会会長・田中健介らを招き、横浜発祥とされるナポリタンをテーマに語り合った[10]。のちに日本ナポリタン学会の主催イベントにも出演し、ナポリタンの魅力を語っている[11]。
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人物
筆名「今柊二」の「今」は出身地・愛媛県今治市に由来する[9]。大学進学を機に横浜市へ移り、同市で17年間を過ごしたのち、町田市在住(2020年時点)[12]。2010年の著書あとがきでは、本業を持つ会社員でネクタイを常用すると記されている[9]。
著書
単著
- 『プラモデル進化論:ゼロ戦からPGガンダムまで』(イースト・プレス、2000年)
- 『ガンダム・モデル進化論』(祥伝社、祥伝社新書、2005年)
- 『定食バンザイ!』(筑摩書房、ちくま文庫、2005年)
- 『がんがん焼肉もりもりホルモン』(筑摩書房、ちくま文庫、2006年)
- 『定食ニッポン』(竹書房、竹書房文庫、2007年)
- 『定食学入門』(筑摩書房、ちくま新書、2010年)
- 『立ちそば大全』(竹書房、竹書房文庫、2010年) - 東京新聞連載に加筆[6][13]。
- 『定食と文学』(本の雑誌社、2010年)
- 『ニッポン定食紀行』(竹書房、竹書房文庫、2011年)
- 『旨い定食 途中下車』(光文社新書、2011年)
- 『定食と古本』(本と雑誌社、2012年) - 定食と古本収集をめぐる随筆集[6]。
- 『丼大好き』(竹書房、竹書房文庫、2012年)
- 『ファミリーレストラン:「外食」の近現代史』(光文社新書、2013年)
- 『たらふくホルモン : 焼肉付き』(竹書房、2013年)
- 『土曜の昼は中華街』(神奈川新聞社、2013年)
- 『とことん とんかつ道』 (中公新書ラクレ、2014年)
- 『丼大好き』(竹書房文庫、2014年)
- 『たらふくホルモン』(竹書房文庫、2014年)
- 『定食と古本ゴールド』(本の雑誌社、2014年)
- 『お魚バンザイ!』(竹書房文庫、2014年)
- 『ニッポン定食紀行』(竹書房文庫、2014年) 竹書房の雑誌連載に加筆[6]。
- 『定食ツアー家族で亜細亜』(亜紀書房、2015年)
- 『立ちそば春夏秋冬』(竹書房文庫、2015年)
- 『学食バンザイ!!:日本大学生産工学部編』(学事出版、2016年)
- 『餃子バンザイ!』(本と雑誌社、2016年)
- 『洋食ウキウキ』(中公新書ラクレ、2017年)[14]
- 『学食バンザイ!!:横浜翠嵐高校編』(学事出版、2017年)
- 『ニッポン定食散歩』(竹書房文庫、2017年)[15]
- 『スイーツ放浪記』(中央新書ラクレ、2018年) - 『読売プレミアム』連載に加筆[16]
- 『昭和平成令和定食紀行』 (竹書房文庫、2021年) [17]
「かながわ定食紀行」シリーズ
共著
寄稿・インタビュー・対談
連載
ほか
出演
- 『新知識階級 クマグス』「定食クマグス」TBSテレビ、2010年9月2日[19]
脚注
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