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八戸運輸区
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八戸運輸区(はちのへうんゆく)は、青森県八戸市にかつて存在した、東日本旅客鉄道(JR東日本)盛岡支社の運転士・車掌が所属する組織。車両基地も併設されており、過去には車両配置(気動車のみ)があった運輸区でもある。付近には日本貨物鉄道(JR貨物)・八戸臨海鉄道の貨物駅である八戸貨物駅がある。
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八戸統括センターの発足に伴い、2024年3月15日限りで廃止。乗務員は八戸統括センターへ、車両検修部門は東北本部盛岡車両センター八戸派出所に移管となった。
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配置車両に記されていた略号
「盛ハヘ」…盛岡支社を意味する「盛」と、八戸を意味する電報略号「ハヘ」から構成される。
東北本部への移管時に配置されていた車両
2022年(令和4年)4月1日現在の所属車両は以下のとおり[1]。 2023年(令和5年)3月18日付の組織改正により、配置されていた車両は全車東北本部盛岡車両センターへ転属し、同センター八戸派出所(旧八戸運輸区車両検修部門)に常駐の扱いとなっている。

キハE130系気動車(18両)
- 2017年(平成29年)12月2日に運行を開始した。キハE130形500番台、キハE131形500番台、キハE132形500番台がそれぞれ6両ずつ配置されている。
- 2両編成6本とキハE130形6両で構成される。
- 八戸線で運用されている。
- 津波避難対策として、すべての車両に避難用はしごが設置されている。
- キハE131形とキハE132形は常時連結した2両編成で運用される。
- キハE130形は2両連結して運用されるほか、3両編成での運用時にキハE131形とキハE132形に増結するかたちでも運用される。

キハ100形気動車(7両)
- 0番台2両、200番台5両の計7両が配置されている。
- 快速「しもきた」と大湊線の普通列車で運用されている。
- 0番台の2両はともに盛岡車両センターから転入している。2010年(平成22年)12月4日のダイヤ改正での大湊線の編成増強と大湊 - 八戸間直通列車増発のためキハ100-21が2010年11月下旬に転入した。さらに2014年3月15日のダイヤ改正での大湊線の快速「しもきた」(八戸 - 大湊間)を1往復増発および多客期増結対応によりキハ100-20が転入した。
キハ110系気動車(3両)
- キハ110形700番台、キクシ112形700番台、キハ111形700番台の計3両が配置されている。
- 「TOHOKU EMOTION」として、主に八戸線(八戸 - 久慈間)で団体専用列車(びゅう旅行商品・旅行会社のパック旅行等)扱いで運用されている。

HB-E300系(4両)
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過去の配置車両
- 2020年4月1日時点では、キハ40形500番台12両、キハ48形1500番台3両が配置されていた[4]。
- キハ48形1500番台(1505・1506・1534)の3両編成1本はジョイフルトレイン「リゾートうみねこ」で、八戸線普通列車「リゾートうみねこ」として運用されていた。2020年9月26・27日に行われたびゅう旅行商品「ありがとうリゾートうみねこ」を最後に運用を終えた。2020年10月から11月にかけて廃車された[5]。
- キハ40形500番台12両は一般型車両で、2018年(平成30年)3月16日まで、八戸線全線と青い森鉄道線(三戸 - 八戸間)で定期運用されていたが、キハE130系に置き換えられた。最終運用は、2018年6月16日のびゅう旅行商品「ありがとうキハ40系八戸線の旅」であった。2020年6月から10月にかけて廃車され[5]、盛岡車両センター青森派出や秋田総合車両センターにて解体が進められた。
- 八戸線での津波避難対策として、すべての車両に避難用はしごが設置されていた。
- 2014年(平成26年)3月15日改正以前は大湊線でもキハ100形の検査時や大型連休・盆・年末年始などの多客期に運用されていたが、前述のキハ100形転入により同線の多客期運用から離脱した。
- 2016年(平成28年)3月25日までは津軽線でも運用されていた。なお、2021年3月14日のダイヤ改正から秋田総合車両センター南秋田センター所属のGV-E400系気動車[6]が運用されている。
- キハ48形【リゾートうみねこ】
- キハ40系気動車
- キハ48形【うみねこ】(2017年度廃車)
歴史
統合前
青森車掌区八戸支区
八戸運転所
八戸機関区
- 1891年(明治24年) - 尻内駅構内に尻内機関庫設置。
- 1961年(昭和36年)7月6日 - 尻内管理所発足に伴い編入。
- 1968年(昭和43年)7月10日 - 尻内管理所の運転・検修部門を分割、尻内機関区復活。
- 1971年(昭和46年)4月1日 - 八戸機関区に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 東日本旅客鉄道に継承。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 八戸運転所に改称。
八戸客貨車区
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 尻内客貨車区発足。
- 1961年(昭和36年)7月6日 - 尻内管理所発足に伴い、車両科編入。
- 1969年(昭和44年)2月10日 - 尻内管理所廃止により、尻内客貨車区復活。
- 1971年(昭和46年)4月1日 - 八戸客貨車区に改称。
- 時期不明 - 八戸機関区に統合。
統合後
- 1989年(平成元年)3月16日 - 青森車掌区八戸支区と八戸運転所を統合し八戸運輸区発足[7]。同時に大湊運転区を編入し大湊派出所発足。
- 1993年(平成5年) - 大湊派出所を大湊線営業所に編入。
- 2001年(平成13年)1月22日 - 東北新幹線関連工事に伴い、八戸駅構内から八戸貨物駅構内に移転。
- 2023年(令和5年)3月18日 - 車両検修部門を東北本部盛岡車両センターに移管し、同センター八戸派出所として分離。
- 2024年(令和6年)3月16日 - 八戸営業統括センターと八戸運輸区を統合し、八戸統括センターが発足し、八戸運輸区は廃止。検修部門は東北本部盛岡車両センター八戸派出所に移管。
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脚注
関連項目
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