トップQs
タイムライン
チャット
視点
メイドインアビス (アニメ)
日本のテレビアニメシリーズおよび劇場版作品 ウィキペディアから
Remove ads
『メイドインアビス』は、つくしあきひとによる同名の漫画作品を原作とした日本のテレビアニメシリーズおよび劇場版作品。第1期は2017年7月から9月までAT-X、TOKYO MXほかにて放送された[2][3]。第2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』(メイドインアビス れつじつのおうごんきょう)は、2022年7月から9月までAT-Xほかにて放送された[4]。
Remove ads
2019年1月には劇場版総集編が前後編に分けて公開された。2020年1月には新作劇場版『劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」』が公開された。
2023年1月15日、公式サイトで「烈日の黄金郷」の続編制作が決定したことが告知された[5]。
Remove ads
登場人物
→詳細は「メイドインアビス § 登場人物」を参照
スタッフ
Remove ads
制作
2015年4月ごろにキネマシトラスの制作プロデューサー・小笠原宗紀から本作の監督を依頼された小島正幸は、原作を読み、面白かったことから依頼を受けることにした[7]。
キャラクターデザインはキネマシトラスの提案によって黄瀬和哉が起用されており、小島はスタイリッシュな画風の黄瀬が可愛らしい絵を描くギャップが新鮮だったと述べている[8]。原作者のつくしあきひとも「大人を描くのが凄く上手い」と黄瀬のキャラクターデザインを称賛している[7]。
小島はレグの身体は殆どが金属で占めているものの生身に近い部分もあることから、効果音や撮影処理などにおいて工夫することを意識しているという[9]。
つくしは原作漫画の第1話が気に入っていなかったことからアニメの打ち合わせで「できるだけ冒頭は短く、ブラッシュアップしてほしい」と伝えており、その結果ハイレベルなものが出来たと語っている[10]。
TVシリーズ10話におけるリコの腕が折れるシーンの演技について、リコ役の富田美憂とレグ役の伊瀬茉莉也は偶然にも共に骨が折れた時の画像を閲覧してイメージしていたという[11]。
主題歌
- 「Deep in Abyss」
- 第1期オープニングテーマ。作詞はhotaru、作曲はKanadeYUK、Masahiro "Godspeed" Aoki、編曲はKanadeYUK、歌はリコ(富田美憂)、レグ(伊瀬茉莉也)。
- 「旅の左手、最果ての右手」
- 第1期エンディングテーマ。作詞・作曲・編曲は橋本由香利、歌はリコ(富田美憂)、レグ(伊瀬茉莉也)、ナナチ(井澤詩織、第10話から第12話のみ)。
- 「かたち」[12][13]
- 第2期オープニングテーマ。作詞はタナカ零、作曲・編曲はeba、歌は安月名莉子。
- 「Endless Embrace」[12][13]
- 第2期エンディングテーマ。作詞・作曲はMYTH & ROID、編曲はKevin Penkin、Tom-H@ck、歌はMYTH & ROID。
- 「GRAVITY」
- 第2期挿入歌。作詞はKevin PenkinとArnór Dan(英: Arnór Dan)、作曲はKevin Penkin、歌はArnór Dan。
Remove ads
評価
文芸評論家の町口哲生は、恐怖とは無縁と思われる冒険ファンタジーの世界に可愛らしいキャラクターを登場させ、「幼稚」ともいえる作品と見せかけてから、実は恐怖の世界を描いている作品の代表例に本作を挙げている[14]。
ライターのまにょは本作について、劇伴にはオーストラリア人作曲家のケビン・ペンキンを起用し、レコーディングもウィーンで行われたこともあって、日本アニメとしては規格外の仕上がりになっていると称賛しており、ストーリーについても「幼い主人公たちに課せられる試練は並々ならぬもので、後半は涙なしには鑑賞できなかった」と述べている。また、同氏は「リアルサウンド」で行った年末企画「2017年 年間ベストアニメTOP10」にて本作を2位としている[15]。
ライターの倉田雅弘は本作について以下のように述べている。
『メイドインアビス』が観る者の心に刺さるのは、劇中で描かれる痛みが生きている証しであり、信念を貫こうとする足掻きだからだ。傷つきながらも前へ進むことを諦めないリコたちの姿は、忘れかけていた冒険心を刺激し、そして世界は残酷で美しくあるからこそ、命がけで探る価値があるということを思い出させてしまうのだ。 — 倉田雅弘[16]
Remove ads
各話リスト
Remove ads
放送局
インターネットではAmazonプライム・ビデオにて独占配信され、放送終了後はその他のVODサービスでも配信された。
Remove ads
BD / DVD
Remove ads
Webラジオ
『ラジオインアビス 〜リコとナナチの探窟ラジオ〜』は、2017年7月3日(第1回)から10月23日(第9回)まで音泉にて隔週月曜に配信されたWebラジオ。パーソナリティはリコ役の富田美憂とナナチ役の井澤詩織。メイドインアビス劇場版総集編の公開を記念し、不定期更新の形で2018年11月12日(第10回)から2020年2月24日(第18回)まで『ラジオインアビス 〜リコとレグとナナチの探窟ラジオ〜』のタイトル名にリニューアルして配信。リニューアルに伴いパーソナリティーにはレグ役の伊瀬茉莉也が加わった。
2022年7月11日から10月10日まで『ラジオインアビス~成れ果て村滞在記~』を配信した[25]。
ゲスト
・第1・5回(7月3日・8月28日) 伊瀬茉莉也
・第3回(7月31日) 村田太志
・第4回(8月14日) 大原さやか
・第8回(10月9日) 喜多村英梨
・第9回(10月23日) つくしあきひと
劇場アニメ
要約
視点
これまでテレビシリーズ第1期の総集編が2作、完全新作劇場版が1つ作られている。
劇場版総集編
2019年1月4日に第1話から第7話Aパートを再編集し新規カットを追加した『劇場版総集編【前編】メイドインアビス 旅立ちの夜明け』が、2019年1月18日に第7話Bパートから第13話を再編集し新規カットを追加した『劇場版総集編【後編】メイドインアビス 放浪する黄昏』がそれぞれ公開された[26]。前編はG指定だが、後編はPG12指定。興行収入は前編3200万円、後編3000万円[27]。
再編集に伴い、新規シーン追加のほか、一部シーンのカット、BGMの追加などが行われている。
深き魂の黎明(完全新作劇場版)
2020年1月17日より『劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」』と題し、約50スクリーン規模で劇場公開[注釈 4]。興行収入は6億6000万円[28]。テレビシリーズ及び劇場版総集編の続編で、第4巻の途中から第5巻でのボンドルドとの対決が描かれる。
本作は当初PG12指定とされていたが、映倫の最終審査の結果R15+指定に引き上げられた[29]ため、製作委員会が「15歳未満且つ前売り券を所持している者に限り、2019年12月28日から2020年1月末までチケット代を返金する」ことを発表する事態となった[30]。
劇場版総集編前編の公開初日である2019年1月4日、正式タイトルを発表。同年7月6日に公開日を発表。2020年1月13日(月)より東京メトロ副都心線・有楽町線の一部車両で中づり広告を展開。[31]
同時上映(作品サイドでは「観る入場者特典」と称している)はショートアニメ『マルルクちゃんの日常』。全4話構成で本編の上映前に毎週異なるエピソードが流される。このショートアニメは2019年4月1日にエイプリルフールのジョークとして「諸般の事情で本編をこちらに変更する」とした際に使われたイラスト画像が元になっている[32]。
スタッフ(深き魂の黎明)
- 原作 - つくしあきひと
- 監督 - 小島正幸
- 副監督 - 垪和等
- 脚本 - 倉田英之
- キャラクターデザイン - 黄瀬和哉
- 総作画監督 - 齊田博之
- 作画監督 - 小栗寛子、崎本さゆり
- エフェクト作画監督 - 橋本敬史
- 生物デザイン - 吉成鋼
- デザインリーダー - 高倉武史
- コンテ - 小島正幸、酒井智史
- 演出 - 高橋賢、垪和等、森賢
- アクションアニメーター - 酒井智史、杉田柊
- メインアニメーター - 小里明花、小池裕樹、小出卓史、黒田結花、谷紫織、馬場健
- 美術監督 - 増山修
- 美術設定 - 西俊樹、平柳悟、菱沼由典
- 色彩設計 - 山下宮緒
- 撮影監督 - 江間常高
- 音響監督 - 山田陽
- 音響効果 - 野口透
- 音楽 - Kevin Penkin
- 音楽プロデューサー - 飯島弘光
- 音楽制作 - IRMA LA DOUCE
- 音楽制作協力 - KADOKAWA
- 主題歌 - MYTH & ROID「Forever Lost」
- アニメーション制作 - キネマシトラス
- 製作 - メイドインアビス製作委員会
- 配給 - 角川ANIMATION
制作(深き魂の黎明)
リコ役の富田美憂は、劇場の音響では泣いた時の喉のガラガラが目立つため「気持ちはそのまま、ガラガラな音を無くして」という自身にとっては難易度の高い指示を受けたと語っている[11]。ナナチ役の井澤詩織は、TVシリーズではナナチの恐怖心や憎しみを自身の中だけで想像するのは限界があったものの、今作ではボンドルド役の森川智之と同じ現場でアフレコすることができたことから、恐怖の感情を作りやすかったと語っている[11]。
評価(深き魂の黎明)
Blu-ray(限定版)の初週推定売上は13,660枚を記録している[33]。
ライターの井中カエルは本作がなぜR-15指定となったかについて以下のような考察をしている。
本作がR15の指定を受けた原因は、おそらくキャラクターデザインにあるのではないだろうか。映倫のコメントにも「児童に対する」という文言があるが、本作はキャラクターデザインを3、4頭身ほどと極端に低く設定しており、大人のキャラクターとの身長差は現実とかけ離れているほか、設定上も12歳と幼い少女である。本作は“子どもが主人公”ということが強調されており、大人がメインキャラクターの作品よりも残虐な描写に対するハードルが上がったと考えられる。 — 井中カエル[34]
各話リスト(マルルクちゃんの日常)
Remove ads
パチスロ・パチンコ
脚注
参考文献
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads